2008年08月17日

自由とその密度を繋ぐツール




ご活躍の諸先輩を前にして失礼とは存じますが、

ひげくらいの年齢になりますと・・・、

無理は程々に、無茶はしないで、

濃く密度の高い時間を肩の力を抜いて過ごす・・・、

ということを注視するようになります。

勿論、人それぞれの思考や嗜好があり、

それが各々の個性を彩っているのですが、

ひげは自分自身の求めるものと共振するものに対して

これからもずっとマイペースで拘ってゆきたいと思っておるのです。



そんなひげの大切なお楽しみの一つが、

秋の軽井沢で開催されます。

『秋軽2008』。

それはオープンカーオーナーとオープンカーを愛でる人たちのイベント。

浅間山のすぐ北にある軽井沢グリーンプラザホテル内において

今年で11年目になります。




自由とその密度を繋ぐツール





●秋軽2006スライドショー

http://fujihige.dyndns.org/AKIKARU2006/index.html

●秋軽2007スライドショー

http://fujihige.dyndns.org/2008/AKIKARU2007/index.html





昔、オープンカーという屋根のないクルマは

贅沢な乗り物と思われた時代がありました。

日本では石油ショックの頃には新車で購入できるオープンカーは海外のものが数えるほどしかなく、

それはとてもメンテが大変で高価であったからかもしれません。

しかし、現在では沢山のオープンカーが市場に出回り、

幾つかの問題さえクリアすれば「希望すれば手元における」存在となりました。

しかし、オープンカーは周りから見るイメージと、

自身が駆るのとは印象がまったく違います。


まず風。そして陽射しと気温、

それに埃や周りの視線など、実際にステアリングを握ると

いままでのイメージとはだいぶ違うことに驚くでしょう。


セットした髪は特に後ろから巻き込む風にくしゃくしゃにされ、

晴れた日の陽射しは真冬でも露出した肌を焼きます。

そして真冬の凍てつく寒さや真夏の膨大な湿度と高い気温だけでなく、

春や秋にも走りまわる環境により刻々と変化する気温に戸惑うかもしれません。

また絶えず前を走る車両の巻き上げる排気ガスや

たまたま通りかかったグランドの砂埃に、

顔や髪や室内は薄く埃がたまって、

トイレで鼻をかめば黒い色が・・・・。滝汗

屋根を開けて信号で止まっている時に鼻ほほじるなど言語道断。

お鼻に指を入れたまま視線を流した先に口を開けた人・人・犬・・・。笑

自分だけでなく同乗の人たちに風邪でもひかせたならば、

後々大変なことになるかもしれません。



では何故?

何故、オープンカーが好きなのかと問われれば、

「屋根のあるクルマでは味わえない何かを感じることができるから・・。」と、答えるでしょう。

具体的にそれが何か?と突っ込まれれば、その時々に味わう満足感や

フッとした瞬間に感じる至福をなかなか言葉では表現することが難しいのですが、

屋根の無いことが、屋根のある事と、

こんなにも別世界であるというそんな素朴な感動に尽きると思います。


そこには優越とかはまったく関係なく、

山を駆ければ自然の中に自分を同化させて、

風の香りと温度に一喜一憂し、

街中を流せば観光バスよろしく、

隔たりの無い周りの景色が私をリアルに包んでくれる・・・。

そんな気のおけない人とのそぞろ歩きの散歩や旅行のようであるからです。



さてさて、まえがきがだいぶ長くなってしまいましたが、

そんな愉しみを共有できる人たちだけが濃く集う『秋軽2008』は、

10月18(土)~19(日)に群馬県吾妻郡嬬恋村の

ホテルグリーンプラザ軽井沢で開催されます。

受付開始は9月18日より、締め切りは10月10日(金)です。

http://www.opencar.org/akikaru/index.htm




どうぞご興味のある方は是非、オープンカーでなくともご参加できますので、

秋の軽井沢のキンと澄んだ空気と空の下でお会い致しましょう。

http://www.opencar.org/index.html




尚、バナーの画像はひげの撮影したものをお使い頂いております。

どうぞご利用くださませ。


自由とその密度を繋ぐツール




自由とその密度を繋ぐツール





http://www.opencar.org/akikaru/index.htm



同じカテゴリー(オープンカー)の記事画像
「軽井沢の頃」
カラフル
「カルマンの憂鬱」
「The Beetle Cabriolet 50's / 60's / 70's」
「気配」。
実況:『秋軽レポート』の作成中継です。
同じカテゴリー(オープンカー)の記事
 「軽井沢の頃」 (2014-10-07 20:24)
 カラフル (2014-05-31 08:50)
 「カルマンの憂鬱」 (2014-05-25 20:08)
 「The Beetle Cabriolet 50's / 60's / 70's」 (2013-12-20 19:45)
 「気配」。 (2012-01-21 11:24)
 実況:『秋軽レポート』の作成中継です。 (2011-11-06 14:20)

この記事へのコメント
そう、それでも雨が降っていない限り、オープンにして乗るんだと知人が申していた事がありました。

まだ、ホントに若い頃、「いつかはモーガン」と考えていた事を思い出しました。
タテグロ、XJ-Sと乗り継いだ頃・・・
懐かしい・・・

私も「濃く密度の高い時間を肩の力を抜いて過ご」せる大人な男を目指そうっと。
Posted by T at 2008年08月17日 13:26
Tさん、こんばんは!

そうです、そうです。
雨が降らない限りオープン!!
これはオープンカー症の人たちは日常として普通に出てくる症状でございます。
そしてこの患者には「つける薬が無い」・・・。爆

そして、いつかはゼロクラウン・・・もよいかもしれませんが、
「モーガン」は最高でございます。
ひげが狙っているのは四座のモーガン。
これは季節は秋から冬の横濱は山手・元町あたりに
ハンチングとジャケット、そして助手席にお犬様を乗せて・・・。むふふ
うぅん、モーガン欲しいです。笑
そしてひげは最初が最初が三代目クラウン、そして鯨クラウンにXJ6も一瞬でした。
なんか似ていますね。笑

最近、カニ目や濱マイクの乗っていたクルマもちょっと気になっておりますです。
Posted by ひげひげ at 2008年08月18日 22:01
モーガン、山手・元町あたり、ハンチングとジャケット、お犬様・・・。

いいっ!!
それ、やりたいっ!!

三代目クラウンも鯨クラウンもXJ6も好きでした!
なんか、似ていますねぇ~(^^;
カニ目やナッシュ・メトロポリタンも♪

お会いした時にひげさんの雰囲気にピンと来たんです。
彼女も「素敵な人だったね」と申しておりました!
Posted by at 2008年08月19日 21:25
Tさん、こんばんは

モーガンの後姿には何か追いかけたくなるような雰囲気がありますね。
こういうクルマが街並みの「景色」を作っていた時代がかつてありました。

でも今、機能・性能や便利さが向上した分、
何か忘れてきたものがあったのかもしれません。

所詮、人の「力」は昔から大して変わっていないとするならば、
その延長上の性能をそこそこの値に求めることの価値の意味を、
ここで改めて考え直す時代なのかもしれません。

それはクルマの馬力が倍となってもドライバーの幸福感は正比例していない・・・、
ということが囁かれている昨今でもございますね。

横濱にはそういうクルマたちがとても似合うと思っております。

ほしぃなぁ。笑
Posted by ひげひげ at 2008年08月21日 21:43
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。