2013年12月28日

この年を僅かにして・・・。

















あと数日で本年が去ろうとしています。


今年もいろいろなことがありました。





いつものお顔、いつもの場所でお会いした人たち。


いつかお会いいたしましょうと約束したにも関わらず


今年もお会いすることが叶わなかった方たち。


また、少し離れた場所から、


いつもこの拙い私のブログをお読みくださっている皆様・・・。


そして、私よりひと足先にこの世界から去ってしまった友人たち。





いくつもの偶然が重なり


幾つかの必然に導かれて


ワン・ウェイか相互通行かは別として、


この一年、私とふれあって下さってた全ての方たちに、


いままでの感謝と新しい年への希望を込めさせていただきまして


新しい年が良き年でありますよう


心から祈らせていただきます。






私を含めて今年、幾つかの壁に立ち止まることがあった方々。


複数の問題を携えながらなんとかここまで歩いて来られた人たち。


「今年も良いことなんて何も無かった・・」という思いを胸に、


いまも頑張っている人たち。


巷では、勝ち組だとか、なんだとか、


良い思いをしている人の話題ばかりが目に付きます昨今ではありますが、


案外と人は同じ悩みを抱え、


彼らも似たような事に見えないところで涙しているものです。





あまり分相応でないものをあえて望まず、


自分の手のひらに乗る程度の事にも幸せを見いだして、


気持ちをニュートラルに保つときに、


心穏やかな時間が向こうからやって来てくれるはず・・・。





誰もが空から落ちてくる雨粒を数えることはないけれど、


残された今年の、ほんのわずかな「ひとしずくな時間」。


まあ、難しいことはこの際に考えずに、


穏やかで暖かな時間を過ごしましょう。


そう、暖かなお風呂で手足を伸ばすように・・・。






今年も皆様にはいろいろとお世話になりました。


ささやかではありますが、こんな私のメーセージが


皆様の心に届きますように・・・。






 
 
 
 
  

Posted by ひげ at 14:01Comments(8)邂逅

2013年12月23日

「永遠の0」














その日、朝陽射す雲海を望む空は美しかった。














クリスマスのメロディが流れる先週末、



その休日に一本の映画を見ました。



題名は「永遠の0」、作家の百田尚樹が2006年に書いて



ミリオンヒットとなった、あの小説が映画化されたものです。






この物語は今から約七十年前、



資源の無い日本の国が



戦争という大きな世界の渦の中で



当時、アジア圏で唯一



西洋の列強国と戦い、敗れた当時の物語です。







最初に書き記しておきます。



この物語は決して戦争を美化したり、



いろいろな物語を模倣したものではありません。



戦争という、国家間の過酷な流れの中で



戦いの矢面に立つ男が



「ひとりの人間」として妻や子を思い、



戦場という自分の置かれている立場の限られた範囲の中で



大きな時代のうねりに翻弄されながら、



自己の思いを信じて生き抜くことの難しさを



ひとつのテーマとして書き記している物語です。



それは限りなく史実に近いフィクションでありますが、



あの揺れ動いた時代の「ひとりのリアルな調べ」です。






その時代の大きな流れの中に身を置いた人たちの経験を考えますと



「同じ思い」を持つ人がいたとしても、



同様の視点を活字にしようとした人がいたとしても、



それは模倣や真似ではありません。



むしろ人の思いが重なる深い部分が大きいからこそ、



多くの既観感や共感が心に生まれるのであり



惹いてはベストセラーも生まれるのだと思います。






あの時代を生きてゆく道筋には



物語を構成するプロットも筋書きもありません。



そんなものが合い入れない時代だったと思います。



あの素直に生きることに不自由な時代に、



ごく限られた自分の心と時間の中で、



精一杯に燃焼し、限りなく心を触れ合わせた・・・。



そのことは誰も、誰にも触れられない



大切な「その人だけの思い」だからこそ、



あの時代を経験した人たちは



今もずっと口を閉ざしているのだと思います。







その個人的な思いからくる「純粋な輝き」は、



国家レベルで見れば、まるで一瞬の儚い線香花火のようです。



だから、この作品が遺作となった名優、



夏八木勲の最後のシーンでのセリフを咀嚼すれば、



あの時代を生きた人たちはあと十年もすれば皆居なくなる。



でもいま残されて生きているあの時代を経験した人たちは



各々が、それぞれの同じように辛く苦しく



いや、その中でこそ美しい瞬間を生きたことを、



誰にも語らずに自分の腹に呑みこんで



今を静かに生きているんだ・・というような意味にとれました。







そう、戦争という過酷な体験だけでなく、



おそらくは、戦後もいろいろな苦労を味わいながら



家族にも、誰にも告げることなく生きているひとたちは多い。



そして去りつつあるのです。







そして言葉にして語られないから、



或いは、形に表されてはいないから、



私たちはその過去の事柄が無かったと思うのではなく、



むしろ「語られないその意味」が



あまりにも大切なものが消えていった体験として存在していて



それを理解するひとつの機会として



「永遠の0」という物語があるのだと私は思うのです。

















■映画「永遠の0」

http://www.eienno-zero.jp/index.html


■「永遠の0」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E9%81%A0%E3%81%AE0









 
 
 





 
 
 
 
 








 
 
 
  

Posted by ひげ at 22:38Comments(0)映画

2013年12月22日

私の好きな横濱(その1)









私の好きな場所「神奈川県立歴史博物館」。



その独特のドームを入れた表側の景色は



皆さん良く撮影されるのですが、



私はこの側面、一方通行の壁面の雰囲気が好きです。







プライベートなクルマの撮影なんかにも



良く利用する場所です。



港を背にして瓦斯灯が並ぶ馬車道を入り



すぐに右に入ったエリアです。



特に午前中は反対側のビルからバウンズした



朝の陽射しが補助光として入り



まるで大きなレフ板を当てているように良い反射光。







1904年(明治37年)に建設されたその歴史ある外観。



百年以上も前からの、



この壁のキズや石の模様ひとつひとつが



私たちを見つめているかのようで



この場所に立つと何かわかりませんが、



特別な思いが湧き上がります。



ご自慢のお車の撮影場所にお勧めですよ。
















その独特のルスティカ積みと言われる荒い石面が味わい深い。














昔のコトバで言えば「ハイカラ」な景色。歴史の気配が一面に・・。










「神奈川県立歴史博物館」

http://ch.kanagawa-museum.jp/


関東大震災時の画像です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yokohama_shokin_bank_Kanto_Daishinsai.jpg




 
 








フルカラーも良いですが、
モノクロームの画像もこの場所にはお勧めです。









 
  
 


  
  

Posted by ひげ at 21:07Comments(2)横濱

2013年12月20日

「The Beetle Cabriolet 50's / 60's / 70's」









http://web.volkswagen.co.jp/information/promotion/2013/1218/?cm_mmc=yahoo-_-tbc506070_20131218-_-banner-_-y_network1&vgj_campaign_cd=tbc20131218_01&506070_campaign_cd=tbc20131218_01






ちょっと面白いプレゼンですね。



「The Beetle Cabriolet 50's / 60's / 70's」が各50台ずつ。



見てみたいかもしれません。



いまの技術なら見た目はクラシックで



内容は最新のコラボは十分可能なはずです。



それを成さない障壁に



むしろ私は興味があります。




ねっ!


 
     
 

 

 

 

 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
  

Posted by ひげ at 19:45Comments(4)オープンカー

2013年12月19日

『優しい気持ちをマ・ナ・ブ・タ・メ』。


















K-TANAKAさんよりご質問を頂きましたので、


これを機会に私自身の頭の中を整理してみます。




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ご質問「本を何処で探すか・・」。


これはあくまでも私の方法なのですが、




1.「解説目録」で探す。------------------------------------------


各出版社では年度毎に自社が出版する「解説目録」を発行しています。
この解説目録は著者別・書名別の索引が必ず付いていて、
各書名にはその本の要旨が簡単にまとめられています。
このアブストラクト(要旨)を読み、共感を覚える作品・作者であれば
心引かれて書店に注文します。
尚、解説目録は書店に常備されていますが、
私は注文量が多いので各出版社の解説目録を書店から貰っております。



2.書籍の投げ込みチラシで探す。----------------------------------

文庫本にはたいてい投げ込みチラシが入っており
そこにその月のお薦めの本が要旨を添えてあります。
これは二つ折りから五つ折りなど様々ですが、
お薦め情報は出版社一押しなので重宝するのです。



3.雑誌の書評・広告などから探す。--------------------------------

男性誌・女性誌などには、数は少ないですが書評欄のようなものがあり、
カバー・表紙の装丁と同時に書名・要旨・書評がまとめられています。
偶々購入した雑誌も本を探す手立てとなります。
また、「ダ・ヴィンチ」など本を紹介する雑誌もあります。
この系統の雑誌は一冊丸々が本の情報です。
当然、間口も広いので気に入った特集などをヒントにします。



4.ネットで探す。------------------------------------------------

アマゾンなどで本を注文する時に最近では必ず、
「この本を注文した人はこんな本も・・・」と、
便乗して本が出てきます。
これ、実はかなり有用な情報です。
同じような読書感の本や、似たような心象を受ける本などが
見つかることが多いのです。
本をネットで注文するときに周りの情報に注意いたします。



5.ネットで「特定の言葉」を使って探す。--------------------------

ネット上で「爽快な読書感 本」など任意のキーワードを使って探します。
大抵、一回の検索では出会いませんから、何度でもしつっこく検索し、
あちらこちらにジャンプしてみます。特にキーワードを複数入れて検索。
これと思う本を見つけたら要旨を確認します。



6.mixなどのコミュニティに入って探す。---------------------------

お気に入りの作家や作品などのコミュに入りますと、
新刊が出た場合、早々に書き込みがあります。
最初に単行本、そして暫くしてから文庫本。
単行本は本としての装丁が良く大きいので飾ることを考えれば単行本。
それに対して文庫本はポケットサイズで価格も安いので
単行本より約一年遅れても安く小さい文庫本もお薦めです。
但し、単行本の後に必ず文庫本が出るとは限りません。
また、文庫本は単行本に加筆・修正されたり、
収録される複数のタイトルが異なる場合もあります。
そして、「第1刷」と「第N刷」のカバーのデザインが
替わることもあります。



7.本屋さんにキープしてもらう。----------------------------------

馴染みの本屋さんに好きな作家の小説を
全て「取り置き」しておいてもらいます。
私の場合たとえば「喜多嶋隆」だとか・・・。
これにより買いもれが防げます。
なぜこの方法を取るかといえば、
作家によりまして刷り部数が少ない作家がいます。
すぐに絶版となってしまうから本屋さんの段階でキープです。



8.知り合いのブログに書かれた情報--------------------------------

ブログは、それを日々書く人の「性格」が現れます。
自分の共感を呼び覚まし、愉しめる人の情報を大切にするのです。
ただ、私のように雑読家の情報は、
皆さんご自分で十二分に吟味してくださいね。



9.本の巻末広告から探す------------------------------------------

文庫本など巻末には同じ作家を含む文庫本の出版社広告があります。
ある程度吟味されている情報で要旨も載っています。
私は必ず読了後、そこに目を通します。



10.書店の地域性を活用する。-------------------------------------

小売の書店は、長年その地域で商売をしていますから、
その土地の歴史などにかかわる少数発行の出版物が並べられて
そのお店の特色をだしていることが多いです。
たとえば私の住む近くの書店では「横浜市の昭和」であるとか、
http://fujihige11.hama1.jp/d2012-03-21.html
南区の70周年を記念した写真集
「写真で見る 南区がたどった70年の軌跡」なども購入しました。
http://www.city.yokohama.lg.jp/minami/kusei70th/70th0107.html
他の場所では手に取ることが出来ないことが多いので
中を確認してから買いたい種類の本はこういう買い方もあります。






http://www.city.yokohama.lg.jp/minami/kusei70th/upimg/syashinntenn-1.pdf


11.謎のデータベースを活用する。---------------------------------

これは、私の勤める会社のDB。
大抵のネットにはその情報を仕事として提供しているので、
皆さんは知らないうちに利用しています。笑
それを利用します。
あえて名前は出しませんが必ずご利用されています。



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ざっとですが、思いつくままに順不同に書いてみました。

上記は全て「書籍」を探すことについての

私成りの手立ての一部分です。

改めて書きとめますと本屋さんの店頭で目に付いて購入・・・

というパターンは私の場合には少ないことがわかります。



本来、本屋さんには全ての書籍があるわけではなく

刊行してから数ヶ月~半年程度で店頭から一度消えます。

これは版元が取次ぎを通して本屋さんに委託販売の形をとっていて

その委託期間で一度清算する制度のためです。

ですから、いつでも購入できるわけではなく

寧ろ「本」は生ものと思った方がわかりやすいかもしれません。



例外として「永遠の0」など刊行から数年かかって売れ出して

版を重ねてベストセラーになるものなどは

書店も売れ筋として常に店頭に長期間並びます。

それも目立つよう本棚ではなく「平積み」することもあります。



私たちが「本」に何かを求めて探すと同時に、

本の方でも私たちに出合うタイミングを待っています。

上記の複数の方法は、その出会いのチャンスを

なるべく多くの機会として捕まえるための知恵だと思います。



尚、本を書店で取り寄せる場合に必要な情報ですが、

書名・著者名・出版社名は最低必要です。

ISBNナンバーを告げればまず間違いは起こりません。

オーダー前に時間を掛けて探し、注文はスマートにが理想です。笑



さて上記は紙媒体ですが、他にネット小説というものがあります。

無料で読めるものもあれば、有料のネット小説もあります。

こちらの情報は機会があればアップさせていただきます。






  

Posted by ひげ at 20:01Comments(2)読書

2013年12月18日

「凪のような穏やかな休日のはじまり」










私には毎年、



年末年始にひとりだけで過ごす数日があります。



それは凪のような穏やかな休日のはじまり、



東京湾越しに太陽が静かに昇りだすと



寝室である和室の障子に



冬の枝や、赤い山茶花がシルエットとなって揺れ映り



部屋の中が少しずつ明るくなってゆく・・。



その光が瞼をそっと刺激して私のまどろみを浅くします。



そしてヌクヌクとした寝床の中でやっと目を覚まし



枕元にある昨晩途中まで読んでいた本を再び開くのです。



そんな冬の休日は



割高感からいままで購入を控えていました単行本の翻訳ものを



何冊か読むつもりなのです。






でも、この単行本たちは重いので、



読みながら二度寝しないように注意が必要です。



でないと、本をモロに顔へ落としてしまいます。



もう幾度、本に襲われたことやら・・・。汗






さて、注文した下記の本たち、


私をそれぞれの世界で愉しませてくれるかなぁ・・・。


いや、年末年始までに待てずに読んでしまいそう・・・。笑




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※以下のアブストは出版社のものから転載です。








■「黙祷の時間」-------------------------------------
ジークフリート・バンヴィル著/松永美穂訳 1680円
ギムナジウムで開かれた追悼式。遺影を見つめる少年の胸に甦る、
美しい教師とのひと夏の思い出。
ドイツ文学の巨匠による大ベストセラー、海に彩られた純愛小説。













■「いちばんここに似合う人」-------------------------
ミランダ・ジュライ著/岸本佐知子訳 1995円
孤独な魂たちが束の間放つ生の花火を、
切なく鮮やかに写し取った16の物語。
カンヌ新人賞受賞の女性映画監督による初短篇集。
フランク・オコナー賞受賞。













■「密会」-------------------------------------------
ウィリアム・トレヴァー著/中野恵津子訳 1995円
早朝のオフィスで、カフェの片隅で、
つかの間の逢瀬を重ねる男女の愛と逡巡を描く表題作など、
英国圏最高の短篇作家による12編。













■「朗読者」-----------------------------------------
ベルンハルト・シュリンク著/松永美穂訳 1890円
彼女はなぜ彼に朗読をせがんだのか。
十五歳の少年と二十一歳年上の女性との切なくて残酷な愛の記録。




上記は全て新潮社です。








こちらは和書ですが、お口直し・・ということで別注文です。


■「香夜」-----------------------------------------
高樹のぶ子 1575円 集英社
月が満ち、香りたつ夜、
流奈が思いを馳せるのは「どうしても会わなければ」と
願う人々との逢瀬。
死への道程を鮮やかに描く長編。



■「思い出のとき修理します」-----------------------------------------
谷瑞穂 630円 集英社
過去には戻れない、
だからこそ「今」を生きることの大切さを教えてくれる1冊。




 
 
 
 
 

 
 
 
  
 

 
 
 
 
 
  

Posted by ひげ at 21:00Comments(2)読書休日

2013年12月15日

「旧バラ荘」ライブ













----- その薄明かりに宿る昭和 -----










お誘いを頂きまして、


久しぶりに訪れた野毛のBAR「旧バラ荘」。


当夜は私の大好きなバンドネオンの大久保かおりさんと


ギターの小沢あきさんのライブでした♪





酔客がそぞろ歩く


暗さを増し始めた野毛の街角に


心温まる懐かしいメロディがそっと流れ出して


この野毛の夜は更けてゆく・・・。


ああ、良い時間・・・、


肩の力を柔らかく抜いて


心穏やかに浮遊する「野毛時間」です。





以前に、このブログで「旧バラ荘」のことは


幾つか書かせて頂きましたが、


終戦後まもなく建ったというこのBARは、


昭和の匂いと風情を色濃く残している


野毛界隈では稀有なBARのひとつです。





このBARの中には昭和という時代が密やかに息づいていて、


「あの時代」に思いを残してきた人たちには、


たまらない場所。


ひとつひとつBARに置かれているモノから醸し出される


かつて私たちの身近にあったモノたちが


静かに酔った心に語りかけてまいります。


その懐かしさに目を潤ませてしまうのを隠すために


今夜はバーボンハイボールをダブルで・・・二杯・・。す、すまない





もうね、言葉や文字にすると


自ずと伝えたい雰囲気に限界が生じてしまいますから、


何枚かの画像でその雰囲気を味わってくださいませ。









----- 人の心打つ懐かしい音が・・・ -----













大久保かおりさんの「kao-note」です。

http://www.kaoneon.com/kao-note.html



















































































----- 少しだけ・・、少しだけ酔ってしまいました -----





  
 
 
 
 
 
 
 
  

Posted by ひげ at 20:34Comments(2)横濱ライブ

2013年12月11日

「朝の小径」

















乾燥注意報も一休みした、



雨上がりの朝、



いつもの階段をゆっくりと下りる。



この秋は高い空に浮かぶ「鰯雲」を見た記憶がありません。



ゆっくりと秋を味わった思いもないなぁ。



ここ数年は夏と冬の間に束の間の春と秋があるような



いや、春は比較的味わえたから、



やはり「秋」だけが三つの季節に押されている感じです。



まるで昼と夜の間の短い時間帯のようですね。







それでも空は季節の節目に



いつもとは違う表情を見せてくれます。



通勤の朝、丘の上から眺める東の空は



本牧方面越しに遠く東京湾を望み



湿度を含んだ雲が朝日に輝いています。



今年ももうあと半月あまりで去ろうとしています。



さて、もうひと頑張りいたしますか



明日への希望に向けて・・・。





 
 
 
 
 
 
  

Posted by ひげ at 21:08Comments(2)横濱

2013年12月08日

「木枯らしの頃」


















めっきりと寒くなってまいりましたね。



つい三・四ヶ月前までは夏の酷暑に閉口していたのに、



寒い朝に布団から出るのが億劫な季節です。



週末、横濱港界隈の銀杏並木もだいぶ葉を落として



細い枝だけを冬空に向けて静かに伸ばしています。



冬の薄い太陽光が曇り空から柔らかく降りて



ふわりと吹いた風に乗り



ほら、どこからかクリスマスのメロディが流れてきます。



いろいろな事がありました今年も残す日々はあとわずか、



港街を歩く恋人たちもその寒さに襟を立て



早足で通り過ぎて行く。



皆、穏やかに・・・、今年を穏やかに終えることを希望して・・。
























































































 
 
 
  

 
 
 
 
  


Posted by ひげ at 13:45Comments(2)横濱

2013年12月06日

「ひと足遅れの紅葉」


















帰り道の階段の中ほどに



やっと色づきはじめた「モミジ」があります。



その枝先の方から美しい色に染まってまいりました。



そのモミジって漢字で「紅葉」と書くのですね。



「こうよう」と書いて「もみじ」とも読みます。



だからこのタイトルは「ひと足遅れの紅葉(もみじ)」と読んでください。笑






以前にも書きましたが、



同じ仲間の「楓(かえで)」の由来は、



その形から、なんと「カエルの手」という説があるそうで、



カエルの手が短く省略・簡略化されて「かえで」になった・・。笑



昔々の日本人はおちゃめで面白いことを考えたものです。



最初にそれを読んだとき、思わずニヤリ笑ってしまいました。



ちなみに「楓」の花言葉は、「大切な思い出」。



小さな蛙の手に乗るくらいの可愛らしい大切な思い出なのかな。



それとも、内緒にしている「大切な思い出」なのでしょうか・・。



だから紅葉したモミジや楓を眺めて



シンミリと季節や時の移ろいを味わうときに、



ついでにカエルのお顔も思い浮かべて



大切な思い出にも笑顔を添えよう。笑















 
 
 
 
 
  


Posted by ひげ at 20:08Comments(2)横浜夜景

2013年12月04日

「まかないこすめ」


















木枯らしの吹くこの季節。



仕事柄、紙を扱うことが多いので



指先の乾燥がとても気になります。



何年にもわたりまして



いろいろとハンドクリームを試しているのですが、



なかなか「これっ!!」といったものがありません。



多いときは紙を一日数千ページを越えて捲ることもあるので、



あまり指先にクリームの油分が残るものはNG。



かといって、指先や手が乾燥していると



指先が紙に「スッ」と擦れた時に



草で切ったような傷になってしまいます。



あれってとても「痛痒い」んですよねぇ。



仕方なく、従来のハンドクリームを塗った手を



石鹸で洗って油分を軽く落として適度にバランスを取っていました。







そんな時に見つけましたハンドクリームは、



「まかないこすめ」という会社が出しています。



使用してみると、これはなかなか良いようです。



まずミューズなどの薬用石鹸で手を洗ってもしっとり感が残ります。



また塗り込んだままでも余分な油は浮き出てきません。



ちょっと感激して、



オープンカーのステアリングを握る時にも使用しています。



アレってほら、ステアリングに手の油分などが着くと



運転していて気になるし、ベトツクと嫌ですし・・・。



これは良いものを見つけたと思います。



難点は私のような庶民には、ちょいと高めのお値段。



まあ、その分のお酒をちょっとだけ我慢して良しとしております。笑












http://e-makanai.com/shop/goods/$/item_id/120863/








ついでに、屋根を開けてのオープンドライブも、



陽射しや乾燥した空気に晒されて



思いの外、唇が荒れてしまいます。



カッコ良く笑おうとすると唇がピッ!と切れるし、



そこから血が出ちゃうと、いくら決めポーズを取っても



女性はただ一目散に逃げますね・・・。汗



そこで以前に教えて頂いたDHCのリップクリームの登場です。



http://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=13



これは長時間クリームが唇の表面に残ってくれて



他の市販リップクリームよりも長持ちします。



これも庶民の私には、少しだけ高めのお値段ですが、



お酒のツマミを一回分だけ我慢して、良しとしています。爆








更についでですが、笑



ビーカブには前席にだけシートヒーターが付いていて



初期型は五段階ある設定が「ほとんど三段階弱かよっ!!」



と、いうくらい「ドッカン熱々設定」で



シートの触れているお尻がいきなり熱くなり閉口していましたが、



現在では部品取替えで「ちゃんとした五段階」になります。



これ、ヒーターと併せて使用すれば、



冬は「動く露天風呂」状態なので気に入っています。








さて、お話しのポイントは、そこではなく、笑



冬にオープンカーはどうしても身体が冷える・・・ということ。



初めてオープンカーを購入した人が嬉しくて



最初の真冬に屋根を開けて走り回り



重い風邪を引いて寝込むのは誰しも陥るトラップなのですが、



この冷えた身体はシートヒーターを強くしてもお尻と腰だけが熱々。



肩や首の周りから上はヒーターの熱も散り易く



帰宅時には結構、身体の芯が冷えていることが多いです。



特に興奮して運転するドライバー以外にその傾向が強い。



例えば、信号待ちのときに「後ろから襲う風」。



これはとても堪えます。







で、入浴剤のお話。笑



わたし「まかないこすめ」に怨みも贔屓も関係もありませんが、



先日併せて購入した同社の入浴剤にヤラレてしまいました。



湯上り後の時間が経っても冷えず「まるで温泉みたいにホカホカ・・」。



そうねぇ、大昔に水道水を沸かしだだけの風呂から、



初めて入浴剤を経験したときの驚き・・・とでも言えば伝わりますかね。



兎に角、これは良いものを見つけてしまいました。



ただ、難点は私のような庶民に・・・・、・・・・。クドィョ(爆)



私はChristmas限定の足袋型きんちゃくの中のバスソルトにホレタ!!



http://e-makanai.com/shop/goods/$/item_id/350949/








まあ、人それぞれ体質も違いますから、



あくまでもひとつの目安ということでご留意ください。



ネットでも買えますし、横濱のマークイズのB4にも



「まかないこすめ」のお店があります。



オープンカー乗りだけでなく、いろいろとオイシイ情報だと思います。



http://e-makanai.com/

http://e-makanai.com/all_goods/


















http://e-makanai.com/shop/goods/$/item_id/350919/











あ、爪切りと爪やすりに手袋も試しに購入してみましたゾ。

http://e-makanai.com/shop/goods/$/item_id/275444/

http://e-makanai.com/shop/goods/$/item_id/274803/

http://e-makanai.com/shop/goods/$/item_id/274777/





このお店は神楽坂店だけでなく、マークイズみなとみらいB4Fにも入っています。

http://e-makanai.com/store/mm/





 
 
 
  


Posted by ひげ at 21:32Comments(4)気分転換

2013年12月02日

「My Christmas Song♪」

  


















晴れの続いた週末が明けたと思ったら



いきなりの師走。もう12月に入ってしまいましたね。



今年も、もうあとひと月ですか。



今月はいつもの倍も、出版予定があるので



走るどころか飛びまくらないと



仕事がこなせないかもしれません。汗



まあ、お仕事の話は脇に置いて、



街はもう何処もクリスマス色に染まっています。



これからの約三週間は



何処も彼処もクリスマスの景色一色ですね。



そこで私も先週末に山手の「TOYS CLUB」に行ってきました。



http://www.toysclub.co.jp/shop/toysclub.html



ここはご存知の方も多い、



年代モノのブリキの玩具の展示と販売で有名な所です。



でもね、私が好きなのはその左奥にある小さなお店。



クリスマスグッズを一年中、



たくさん並べているお店「Christmas Toys」なのです。



http://www.toysclub.co.jp/shop/xmastoys.html



お車で行くときには目印でもあります赤いコブラと



白いサンダーバードの入る車庫前に



二台ほど駐車できるスペースがあります。



私はいつもここに停めます。



お店の入り口には朽ちたタイプ2、



所謂、指で押せば穴の開きそうなワーゲンバスが展示されていて、



お店のドアを開ければ圧倒的な数の



クリスマスグッズが並べられています。



何度訪ねても童心に帰るような感覚に心がつかまれますから、



初めて訪れたらきっと圧巻でしょうね。



子供も大人もクリスマス好きにはたまらない空間です。



私が子供の頃、



実家の庭にモミの木が植えられていて



クリスマスのときだけ掘り起こして



大切に大鉢に移して洋間に置き、



家族皆で飾りつけをするのが



我が家流のいつものクリスマスでした。



昔の「鉄の針」を落としたレコードから流れる



アチラ物のメロウなクリスマスソングに耳を傾け、



キラキラといろいろな色に輝く飾りたちに



私の幼い子供心はとても弾みました。



部屋の明かりをすべて消して、



当時の素朴な電飾のタドタドしい瞬きや



暖かい部屋に広がる甘いケーキの匂い・・・。



そんなモノたちに包まれて



私はいつまでも、いつまでも魅入るようにツリーを眺めていました。



当時は今ほど派手な飾りや電飾ではありませんでしたが、



むしろ、あの頃の記憶の世界の方が



幸せというものを噛み締めていたように思います。



飾りつけを仕舞っておいた箱を



その年はじめて開けるのもワクワクしましたね。



近くにあります現在は大手スーパーのサミットがある場所には



その頃、「百万弗(ドル)」という映画館があり、



当時まだ全盛期でありましたウォルト・ディズニーのアニメ



ピーターパンなども掛かっていました。







まだ日本が貧しいあの時代は周りを見渡しても



どの家も同じような素朴でシンプルな感じで楽しんでいたようですが、



でも穏やかな満足感だけは今以上に味わっていたかもしれません。







最近の私はクリスマスカードを会社のデスクに立てかけたり



小さなサンタを置いたりする程度ですが、



そんな小さなものを呼び水にして



想像を広げ記憶の糸を辿りながら「ふっ」と仕事の手を止めると



頭の中でリフレインする当時のクリスマスソングが、



あの頃のあたたかくささやかな幸せを



私の元に連れてきてくれるような気がするのです。








































































































































 
 
 
 
  


Posted by ひげ at 20:09Comments(6)横濱

2013年12月01日

ムフっフっ♪♪









どうやら、ハマってしまったらしいです・・。




この冬の朝は寝床から出たくない季節の到来・・・。




小さい声での囁きですが・・私・・・、




「ムムフな敷き電気毛布」を最近激しく使っています。




これはね、もう冬は最高に幸せなのですょ♪♪




ヌクヌクと暖かいお布団にもぐることのシ・ア・ワ・セ、




その有難さは例えようもありません。




休日の睡眠はもとより、




平日も深くグッスリな日々に、





はるか昔を思い出します。





子供の頃に冬の寒さに怯えるように、




トイレから戻ると




その寒さに暫く眠れなかった・・。




当時の掛け布団は重く、




敷布団は硬く冷たかった時代です。




当時の日本家屋はサッシではないので




暖かさが自分の体温に戻るまで眠れず




母親が毎年、布団の綿を打ち直してくれましたが、




逆に、当時の母親に今のヌクヌクと暖かい環境を与えてあげたい・・・。








あっ、今日はそのお話ではなくて、




ハマってしまっているのは「おでん」。




おでんの話題は時々書いていますが、




何度、復唱しても伝え足りない・・。




こういう季節、おでんは「たまらなく美味しい」のです。







例えば大きなマーケットで売っているおでんのセット。




それに加えて、私がこだわる一品。




それは「絹ごし豆腐」を一丁入れることです。




そして「紀文のおでん汁の素」を適宜追加します。







絹ごし豆腐を、大きく四等分して弱火で数十分、




ヒタヒタな汁を吸って




もう、あなた・・・、ぁ・・ぁ・・・




しっかりとお味が染みてプルプルに美味しく




冬の冷えた身体に優しい。




これをね、幸せと言わずして何といいましょう・・・。




悩むことも、病むことも、




それはチョイと脇に置いておいて、




ホクホクに美味く消化に良い、




ささやかな幸せは、




たとえ少量であっても




穏やかな睡眠も約束してくれる




ひとつの妙薬と言えるのです。







あ、お酒がこぼれましたので、ここまでとさしていただきますぅ。


























あれ・・、




和がらし・・・、・・・ど・・・、・・・、




どこよ・・・、・・・、・・・。汗














 
 
  
タグ :料理おでん


Posted by ひげ at 14:19Comments(2)雑感