2009年07月05日

『異人たちとの夏』



山田太一氏の小説『異人たちとの夏』の初版が刊行されたのが
あれは1988年のこと。


遡ること十年余の『岸辺のアルバム』や、
1983年にテレビでスタートした『ふぞろいの林檎たち』などなど
記憶に深く残っている小説やシナリオも多いです。
そう、ひげの知り合いは山田太一氏の本を出版したほどの信奉者ですが、
その作品はいまも多くの人達を魅了しております。

そんな小説『異人たちとの夏』を舞台とした初日に
IWANOFUさんよりご好意をいただきまして、
じっくりと観覧することができました。
ここに御礼を申し上げる次第です。


さて、この舞台は出演の有名人の人達もさることながら、
名手「山田太一」の深い世界が忠実に再現されて
心を落着けて味わうことが叶いました。

ストーリーは妻子と別れたシナリオライターの主人公が
まだ12歳の時に他界してしまったはずの両親を、
ある夕暮れの浅草の街角で見掛けることから始まります。
そして主人公の心に掛け違ってしまった「ボタン」に、
別のボタンが入り込んで来る・・。

聞き慣れた昭和の喧騒と懐かしい町の囁きたち、
そのなかで心の奥底にしっかりと仕舞い込まれていた
「人達(異人たち)」との交流を
山田太一ワールドが優しく深く綴ってゆきます。

観覧できた七列目の席のすぐ脇を役者たちが歩んで
初日のお愉しみの時間は過ぎてまいりました。

http://www.tohostage.com/ijin/index.html





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さて、この梅雨空だけでなく、
このところの物騒な世の中や仕事がらみの難題には
心悩む機会も多ございますが、
そんなことに負けてはいられないと、
八月のオープンカー仲間の泊りがけのBBQ用に
「あるモノ」を仕入れてみました。
まだ正規には日本に入っていないサイズの
コーンズウイスキー「ジャックダニエル」の3Lと聞いております。
真夏の那須高原でこいつを仲間と共に浴びたいと・・思っております。むふふっ

あ、右側がスタンダードサイズのボトルです。





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Posted by ひげ at 16:21Comments(2)異人たちとの夏