2014年07月31日

夜の訪問者








さすがにたくましい、カブトムシのメス。







いやぁ、暑い。


今日で七月も終わりですが、


あとふた月近くはこの「熱風」に


身を晒して生きなければならないなんて・・。


と、夏が来るたび思っているんですが、


昨朝、出勤のために玄関のドアを開けると


カブトムシの雌が「どぅもーっ!?」していました。


雌は角がないから、黒い塊に見えるんですが、


一瞬、何かと思っちゃいますょ。


素早く撮影して公園の林の中に逃がしましたが、


先々週はコクワガタの雌が同じように「オハヨウ」していました。


カナブンなんか毎朝沢山落ちていますし、


踏まないように脇に移動させてから出かけます。


きっと丘上の灯りに四方の公園から飛び集まってくるのでしょう。


でも何年も訪ねてくるのは圧倒的に雌ばかりです。なんでだろぅ。


きっと、私のフェロモンに・・・、・・・バキッ!!









けっこう大きい個体のコクワガタのメス。






ケホ・ケホ・・・、


京急を降りて会社に向かって歩いていると


アスファルト上にあるブツを見ながら子供たちが騒いでいました。


覗いてみるとキクガシラコウモリが地面をジタバタと這っていました。


意外と小さいんですね蝙蝠さんは・・。


きっと夜遊びが過ぎて暗がりの自宅に帰り忘れてしまったのかな。


必死で逃げようとしていましたが、どうなったのかな・・・。









この子はイチヂクの木を枯らしてしまう「キボシカミキリ」。
いずれも夜中に忍んできて、朝をむ・か・え・た・・・。






帰り道の228階段の太い木の幹に


蝉を狙って80cm位のアオダイショウが登っていましたし、


庭で長期宿泊中の茶トラの野良は、


日陰の鉄が冷たいのか


物置の上で年中寝ています。ウラヤマ


この猫、なぜか高いところが好きなのですが、


庭の仕切り塀の上にいる時に


塀ごと倒れてきたことがありました。


目を真剣に見開いたまま、落ちてきましたよ。ワワワッって。


笑ってしまってすまない。







さて、いくら枕草子の時代から「夏は夜・・」と言われていても、


最近では私、睡眠をしっかりと取らないと


翌日にフラフラするような年齢になってしまいましたので


皆さんが夜遊びしたり泥酔している時間帯には


起きていたとしても寝床で読書の「健全」な私。笑


ネットなど無かった若い頃は、朝方までフラフラしていたり、


部屋にこもりワクワクしながら


これから先々にやりたいことや、


起こるであろう事柄に思いを馳せて


眠気よりも思考優先でしたが、


最近は、ちょっとじっとしていると


何処にいても、いつの間にか眠ってしまいます。笑


やがて眠りの時間の方が起きている時間よりも多くなって


きっと・・・・。爆






ま、まあ、汗


暫くは、「小さな刺激」をコツコツと拾いながら


思考の海を味わい漕いでゆきたいと思う・・


そんな今年の夏の盛りなのです。


何事も起こらない平凡な毎日、


その穏やかさの中にこそ本当の安息がある・・・。


あとは一合のお酒と煮付けた黒ハンペンがあれば良し。笑








兼好法師が「徒然草」に夏の暑さを考えて


「家の作りやうは、夏をむねとすべし・・」と書いた頃よりも


日本の夏は確実に暑くなっています。


この夏、私は久しぶりに水枕を購入しました。


水枕に少し氷を放り込み、冷たい水を注ぎ入れて


頭を冷ましながら眠るとぐっすり快適ですょ♪♪











  

Posted by ひげ at 19:25Comments(0)横濱

2014年07月29日

『楽園のカンヴァス』







心頭も融けるような真夏の熱に


身体も熱風の中を泳ぐような風呂状態の毎日です。


それでもここ数日は湿度だけでなく気温も三度ほど下がり


一瞬吹いた爽やかな風に一息。


でも明日からはまた風呂の中に戻るようですね。












そんな中でエアコンの利いた部屋で読んでいるのが


原田マハ著の『楽園のカンヴァス』です。


まだ読了しておりませんが芸術をテーマにした内容で


19世紀後半~20世紀はじめのフランスの画家


「アンリ・ジュリアン・フェリックス・ルソー」の


描いた絵に纏わるキュレーターたちの物語です。





アンリ・ルソーの絵は私が中学一年のときに


草薙の学校に売りに来た複製(格安)の中にありました


「眠るジプシー女」がとても印象的で


いまだにルソーと言えば「眠るジプシー女」と


私には単純に刷り込まれているのですが、


この絵を描いた頃も含めてルソーは生前とても貧しく暮らしていて


カンヴァスや絵の具を買うお金も乏しく


税関に二十数年勤めた年金で細々と絵を描いていたそうです。


当時は人の使用したカンヴァスを格安で貧乏画家に売る店もあり


他人の絵の上に絵の具を厚く地塗りしてから自分が描くことも普通でした。







「眠るジプシー女」 1897年




そんな彼につけられた「区分」は素朴派、


印象派などの新しいイメージとは一線を引かれていて


その稚拙とまで言われた「日曜画家的」な筆のタッチは


当初は多くの画家たちの笑いも誘ったなどとあります。


しかし現代で言う「ヘタウマ」な絵などのレベルではなく


テクニック云々よりもルソー自身の発想の素晴らしさに


ピカソなどの一部の画家たちは注目していたそうです。


そう、『すべての発想には限界はない』。





彼は兵役で国外に出た可能性以外では


ほとんどフランスから出ませんでしたが、


行ったこともない南国をモチーフにした絵画を詳細に


その精神的な「距離感」を


自身の発想力をもって溢れる想像力を筆に乗せて描き上げました。


※この「距離感」については後日、別記いたします。


おっと、もうひとつ。ルソーが絵を描く「力」となった


魅力的なポーランド女性、ヤドヴィガの存在も忘れるわけにはいきません。








さて、幻想であるとか夢想とか言われます詩的なルソーの絵。


単に写実的でリアルに描く画家はいつの時代でも面白くなく、


その時代に無い描き方や発想・創造性により描かれる個性を


どれだけ「理解」できるのか出来ないのか・・という、


まず「描く側からの視点」で同業から絵画は評価され


そこに芸術を理解する視点のひとつのセンサがあることは


現代では承知の事実ですが、


当時はどうやらそうではない流れもあって


芸術そのものは純粋だけれど、人に対してはフェアではなく、


貧困のうちに生涯を閉じる芸術家も多かったようです。


一方で、夭折した画家たちが描いた絵が


「もう描かれることはない」という希少性から


価値が釣り上がる事態も多いという現実もリアルにあります・・。




さて、今夜もまた寝室で『楽園のカンヴァス』の頁をめくろうかと・・・。







「夢」 1910年




ふむ、少し眠くなってまいりました・・、・・。


えっと、余談ですが、ほんの余談ですが、


ここ数年、呑み屋さんやBARなどで


声高に話す中に三浦半島の相模湾の海に面した一定のエリア、


「葉山」の話題がとても増えているように思えます。


まあ、関係したお仕事のグループであるとか


そういうケースもあるのでしょうが、


あの電車も通っておらず、交通手段はクルマ・バスかバイク・自転車、


あるいは徒歩・・。


そして夏の海岸通りは上下ともに大渋滞の葉山。


そんな「特別に閉鎖」されたガラパゴス的な海辺の街に、


みな興味を持ち、中にはリタイヤした後に


住みたいとかいう人がとても増えています。


作家の喜多嶋隆氏はもうライフワークの如く


「葉山」をその小説の舞台に登場させ(ご自身の住まいの関係もアリ)、


横文字関係者や芸能関係者も実際に隠れ住んでいたりしています。


近くには魚市場があり、業者でなくても一匹から魚介が手に入り


海に面し南に開けた街の背後には緑豊かな小山せまり、


少し上ると棚田もありホタルもいます。


昔の文豪や政治家たちの別荘もオーナーが変わってもまだ幾つか残っていて


葉山の御用邸が「治安と品(ひん)」を押し上げている・・・。


なんか、眠さにかまけて一方的に書きなぐってしまいましたが、


そんな葉山は他所にない素朴な魅力と大いなる個性がある街だと思います。












さてさて、そんな御用邸の近く、


渚から小径を80メートルほど入った松並木の家々の点在する中に


『Julien Rousseau(ジュリアン・ルソー)』という


フランス人のオーナーが経営するBARがあり、


日中は小さなカフェとしても足を休められる・・・。


夜は交通手段がほとんど都会から無いため


地元に隠れ住む人たちが夜な夜な、


暮れて行く空と、波の音を聞きながら


葉山牛を小さく角に切ったマリネなどでビールを空けている。


そんな名物「一色のマリネ」はニンニクとソルトのバランスがとても良い。


きっとお肉は旭屋さんあたりから仕入れたのでしょう。


ここはラ・マレード茶屋などと違ってビーサンや乾いた水着でもOKだから


犬の散歩に疲れた人を含めて


程よい喧騒の中で各々が美味そうにお酒を呑んでいます。


椰子の枯れ葉を上から垂らし


ほど暗いカウンターの真ん中にはこのBARを建てた時に残した大木があり、


オープンテラスに続く内壁にはアンリ・ルソーの複製画が何枚も掛かっている。


御用邸が近いからあまり大きな音で流さない曲もオールド・ジャズから


ロリンズやペギー・リー、そして最近の大人な曲まで選んで流れていて


自家製ピクルスをひとつ摘まみながら


喉に流すエール・ビアも喉越し・冷え具合ともに文句はまったくありません。


カウンターの端では70代くらいの白髪の外人が


ひとり往年の恋でも思い出しながら静かに呑んでいるし、


日に焼けた若い男性たちはテラスのテーブルで


今日見た素晴らしいブロンドのビキニの話に興じている。


ほら、こんどはアール・クルーのLiving Inside Your Love に曲変わりました。


この曲にも思い入れがあります♪♪♪


ツマミとしての甘い塩玉葱に乗せたオイルサーディーンが嬉しいし、


天狗のビーフ・ジャーキーもヴァーボン・ソーダにとても合う。


あらっ、オリーブの実をひとつ床に落としちゃったよ。


おかしいなぁ、膝をぶつけたのに痛くないや・・。






形だけの入り口のドアには「Le sable de sandales n'est pas exige.」


「(ビーサンの砂は入るべからず)」と書いてあるし


派手な嬌声も、ここでのヴォリュームは霞町近くのBARの半分ほど。


たまに皇宮警察が見回りに通るけれど、


ここの警察官は一般人にも「おはようございます。」と


声を掛け合うのはいつものこと。


そうか、もうビーチではクラゲ(行灯)が出て刺された子供がいたらしい。











海から吹くオンショアの風が


松の木の枝を気持ち良さそうに揺らしている。


夏の陽射しに火照った肌を化粧水で冷やす金髪のカールの頬も


何杯目かのロング・カクテルで染まりだした頃、


私は夏の宵の長い夢から「ふっ」と目を覚まして


また枕元に開いたままになった『楽園のカンヴァス』に手を伸ばしながら


「おっと、葉山のBARは夢だったのか・・」と・・・。笑


そんな、夏夜の丘の上には夢の中で


海風と聞き違えてしまった本牧から吹き上がってくる風が


いま音を立てながら吹いているのです。




















ひっく






  

Posted by ひげ at 21:38Comments(0)湘南

2014年07月28日

「みなとみらい農家朝市」













毎月第4日曜日は横浜市が主催しています


「みなとみらい農家朝市」ということで、


この日曜に行ってまいりました。


http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/nousan/tisantisyo/kau/nouka-asaichi.html


場所は、みなとみらい線「新高島駅4番出口」から徒歩2分の


マリノスタウンに隣接した「高島中央公園」です。


パシフィコ横浜の近く・・といったほうがわかりやすいかな。


前夕は屋根を開けての夕暮れどきのオープンランを久しぶりに満喫。


その後はネット小説に深夜まで浸かってしまいましたが、


朝市の日はきっちりと起きます。


と、いっても平日の五時起きに比べれば


七時からシャワーと朝食で余裕ですが・・。笑









さて、朝市の公園脇の道路に駐車して、


まずのお目当ては「平本養鶏場の生みたて卵」に並びます。


毎回、長蛇の列で買えないこともあるこの卵は、


生みたてで無理に黄身を着色することもせずに


1羽の鶏を2羽用の飼育ゲージでノビノビ飼育している鶏が産む卵で


私は出汁醤油をかけて「卵かけご飯」にしたり


中トロトロ程度に焼いて頂いています。むふふっ










■「平本養鶏場」■

http://www5b.biglobe.ne.jp/~a_aki/

http://www5b.biglobe.ne.jp/~a_aki/kodawari.html

http://www.avail-home.co.jp/blog1/?p=446




そして今回はじめて出店となるデリのお店「コマデリCOMA-DELI」。


ここでサラダと「揚げトンBox」(690円)をサルサ味で購入。









こちらも帰宅後、冷えたビールで頂きましたが


サラダはもちろん、揚げトンの豚肉が味が絡みやすいよう


薄切りちぢれなので、とても美味しかったです!!


そして朝市では陽射しが強いので「紫蘇ジュース」も一杯購入。


この紫蘇ジュース、なんか美味しい!!とても美味しい!!









なんか身体が求めている感じでスイスイ浸透してゆきます。


なんでも隣にお店をだしていた「佐藤農園」の紫蘇とのことで


野菜と一緒に紫蘇ジュース原液(300円)も購入しました。


こちらでは化学肥料を極力使わない農法で野菜などを育てているそうで


私は、安く身体に良いことはなんーでも試しますヨ。笑


「佐藤農園」では、そのほかにトマト・ピーマン・ナス、二色のオクラに


皇室献上米にもなった特別栽培米「ミルキープリンセス」を購入しました。

















■「コマデリCOMA-DELI」■

http://machibata.net/article/report/2013/07/08/comadeli/






■「佐藤農園」■

http://mirea-web.jp/series/hamagoyomi/001619.html







「みなとみらい農家朝市」は、それぞれのお店が


午前9時から売り切れ次第終了ですが、


特に「平本養鶏場の生みたて卵」購入には


40分前から並びましたよ。


椅子と団扇持参で・・・。笑


で、座っていたら平本御主人さんが


「ひげさん、遠目で見ると怪しすぎ・・。」と、


最良のほめ言葉を頂きました。爆





勿論、一番乗りでしたがすぐに列ができ始めました。


どのくらいの人が並ぶかというのは画像をご覧ください。


朝市で卵を手に入れるには早めに並ぶことをお勧めします。


購入希望が多いとおひとり一袋までということもあります。


普段は都筑区の養鶏場の小屋でも卵を買うことが出来ますが、


野菜や果物なども一緒に購入したいため


私はなるべく朝市に足を運ぶようにしています。



















さてさて、その帰り道、桜木町駅脇から平戸桜木通りを南下、


数百メートル左、つまり「にぎわい座」の向かいに


大正十二年創業の「尾嶋」というお店があります。


ここはお肉屋さん系のお惣菜を売るお店で若干高めのお値段です。


でも、普段なかなか食べられないようなモノが並んでいて、


和牛肉とサラダ系が豊富なのが嬉しい。


http://ojimameat.com/


ここではお弁当も6種くらいありました。


私は尾嶋「炭火焼き 濱吟焼豚」の弁当(900円)を購入。









以前は生ハムの塊(スライス済)を


イベントや寄り合いで使うために買っていましたが、


最近は置かなくなったのが残念です。


でも、現在は揚げ物系が充実しています。





夏の暑い日中は冷えたビールにサラダを主として頂き、


あとは水枕で涼をとりながらの午睡です。


これがやめられないんですよぉ。


あ、そうそう前日の夕食は熱々の「鶏鍋」にしました。


地鶏に長葱・絹ごし豆腐・牛蒡とシンプルですが、


しっかりと出汁をとった中に入れたささやかな食材、


胃にも優しいし、


暑い夏にはけっこうスタミナがつきました。













  

Posted by ひげ at 19:37Comments(0)横濱

2014年07月26日

「XPERIA Z2 SO-03F」











さて今回は携帯のネタです。


先週携帯を買い替えました。


この夏モデルの「XPERIA Z2 SO-03F(White)」です。


http://www.sonymobile.co.jp/xperia/docomo/so-03f/


以前の携帯の熱暴走による異常なブラウザ落ちや電池の激消費に耐えて二年、


やっとサクサク快適携帯の環境に「ホッ」としております。


前の携帯を作っていたメーカーはスマホから撤退しちゃいましたしね。


ずっとそのメーカーから浮気せずに一途でしたが、


今回はあのコンデジ「RX100」のメーカーですよ。


スペックはこんな感じです。


-------------------------------------------------------------
Xperia Z2
ディスプレー  5.2型液晶
画面解像度   1080×1920ドット
サイズ     約73.3×146.8×8.2mm
重量      約163g
CPU      Snapdragon 801 2.3GHz(クアッドコア)
内蔵メモリー(RAM)3GB
OS       Android 4.4
バッテリー容量  3200mAh
防水/防塵   ○/○
カラバリ    Black、White、Purple

-------------------------------------------------------------












「Xperia Z2 SO-03F」は、カメラ機能も強化されていて流石SONY。


カタログ値ではなくユーザー寄りの実測値のバッテリーテストでは、


XPERIA Z2の連続待機時間は89時間、3G連続通話時間は22時間13分、


ウェブブラウジングは11時間32分、動画連続再生時間は12時間16分だそうな・・


SDも64Gを入れてダウンロードもバチシ。


パケホウは5Gでカケホウにも入ってと、


しばらくは、快適環境携帯を愉しんでみますね。



















  

Posted by ひげ at 07:27Comments(0)雑感

2014年07月24日

川崎大師「風鈴市」












暑い日が続く先日の週末、

川崎大師の「風鈴市」に行ってまいりました。

各地では梅雨明け宣言が続々と出されはじめて

この日の風もなく茹だる真夏の暑さのお昼時を避けて

午前の早いうちに京急に乗り川崎大師に到着しました。

でも境内に至る参道には既に沢山の人出・・・、

すれ違うのも、お互いが肩を避けあうような感じです。

帰るころには更に酷く混みだして暑さも一段と増しておりました。








https://www.youtube.com/watch?v=dOBju5eCVOE&feature=youtu.be
画像のパンが速いのは、お顔の特定を避けるためです。





もう最近の日本の夏は、私の子供の頃の夏とは違います。

木々の緑も土の道も、町内にはかならずありました原っぱも

身近に流れていた川も水田も、

そのほとんどは人の生活するのに便利なコンクリとアスファルトで覆われ

太陽の直射により高熱となった地表やビルは翌朝までその熱を下げず、

よって各家庭や職場では延々とエアコンを利かせて

更に熱を排出の悪循環が固定化される。

これでは折角バッチリとキメた髪型も洋服も

ものの数分で水タヒ体のように・・・(2ch語)。嗚呼




そんな熱風の中、参道で食べた宇治金時のカキ氷と

格安葛餅200円、バニラアイスの美味しかったこと・・。

いったいどのくらいの人が風鈴市に訪れていたのでしょう。


















さてさて、この風鈴市は毎年一回、夏の同じ時期に開かれる風物詩で

今年で十九回を数えます。

ここでは川崎大師の名物である達磨風鈴を筆頭に

日本全国の名物風鈴が一同に並び、

それは全国47都道府県で900種類、30,000個にも及びます。

http://www.kawasakidaishi.com/event/furin.html

風鈴は毎年買い換えるものではありませんが、

涼を取るためのミストが噴射される境内の中で

各地の風鈴を「ひやかし歩く風情」、それを愉しむ多くの人たちが

毎年この川崎大師を訪れるのでしょう。

浴衣姿のおねーさん達もチラホラ見かけました♪♪






























今回、久しぶりに風鈴を購入するにあたり

高知の鯨風鈴というものが気になっておりましたが、

これは生憎と売り切れのようでした。

風鈴というと子供のころから

岩手の南部風鈴の松かさ型が我が家では主でしたから

その「音(ね)」が私の風鈴のイメージとなっています。

ひと通りチラ見した後に

その岩手の南部風鈴のコーナーに向かうと

ここは他に比べて倍の広さで展示販売しており、

そこで気になった幾つかの中から

ピンときた「蜻蛉風鈴」を求めました。



蜻蛉(とんぼ)は、前にしか進まず退かないところから、

「不転退」の精神・肝を表すものとして、

戦国・武家時代に「勝ち虫」と呼ばれて

武士の兜や武具、陣羽織を飾る縁起物として喜ばれており

現代に残る当時の美術品も多くあって割と珍しくはありませんが、

父親が鎌倉にある九鬼水軍や華族の所有であったお屋敷に勤めていた時に

何度か呼ばれて行った折りに

湘南の鎌倉の海を臨む広い部屋の灯り枠の鉄製の装飾にも

この「勝ち虫」が使われておりました。

このお屋敷は茶室だけでも四室、

庭には南極探検隊の白瀬が持ち帰った石や

私の知らない名のある灯篭や安土・桃山時代の名品などが置かれており、

当時の贅を尽くした「粋人」の気骨と息吹が漂っていて

畳みの上に座ると建築当時の大正ロマンの頃の「空気感」に

暫し身を置くことができました。











そんなイメージを重ねて買い求めた「蜻蛉風鈴」は、

良く見ますと「翅(はね)」を閉じて葉にとまっています。

翅を閉じてとまるのは渓流に住む蜻蛉の類で

普通に見かける種の蜻蛉はとまるときには翅を開いてとまります。

蝶と蛾も同様な差異があり

蛾は翅を開いてとまりますが、

蝶は翅を閉じてとまります。

ついでに(笑)、鰈(かれい)と平目(ひらめ)は

魚の腹を手前に手の指の親指を頭、小指を尾とすると

左手になるのが平目で右手になるのが鰈です。

これは最近知っている人も多くなりましたね。

勿論、世の常で例外も結構ありまして絶対でなく「概ね」ですが。




さて、ちょっと脱線しつつありましたお話しを戻しまして、


夕立も上がった夏の夕刻、

打ち水の後のような涼しげな風が吹きだす頃。

木々の深みからは蜩(ひぐらし)がカナカナと鳴きはじめて

渓流の風の中を舞うように飛ぶ蜻蛉を模した風鈴が

涼しいげな音(ね)を打ち出します。

夏の風情とは、

単に冷房の利いた部屋で

いつの季節とも変わらない時間などではなく

汗の引いた束の間(一息ついたとき)に、

耳や心で涼を感じる季節でもあるのです。































  

Posted by ひげ at 21:06Comments(0)気分転換

2014年07月20日

「梅雨の休日、その朝に」








http://www.youtube.com/watch?v=Yb2arWjBhp0








http://www.youtube.com/watch?v=lO79qkKDUNY





「 小さい頃からずっと 友達は少ないほう



だから平気でいられるようになったの・・・ 」




という歌詞ではじまるプリシア・アーンの曲「Fine On The Outside 」。



まるで爽やかな風と自分ひとりの時間を浮遊する



独特の世界をジブリの映画『思い出のマーニー』の主題歌として



囁くように漂うように、ゆっくりと歌い上げています。





『思い出のマーニー』の原作はイギリスの児童文学で



ジブリ映画では北海道が舞台。



休日の朝はゆっくりと目を開けて



枕元の読みかけの本



原作の「思い出のマーニー」を開きます。














そしてもう一冊。



唯川恵の「ヴァニティ」。



この本は女性の機微を的確に



そして前向きに書き上げています。



ぜひ、本屋さんで手にとってみてください、特に女性のかた。



いや、男性のかたも・・・。 



直木賞作家さんであることは別にして



とても心象に響いてくる中・短編集です。









http://www.amazon.co.jp/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%94%AF%E5%B7%9D-%E6%81%B5/dp/4334767354/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1405812904&sr=1-1

左上のヴァニティ本の「なか見!検索」で少しだけ文章が拾えます。

「なか見!検索」の最終ページに本の簡単な解説があります。






ここひと月で古書七冊以外に新刊・既刊を14冊購入しました。

その中でお勧めの二冊をご紹介しました。







  

Posted by ひげ at 08:39Comments(0)読書梅雨休憩時間

2014年07月18日

雨の日はRita Reysを聞きながら・・・。












先日の呑み会のお店で流れていた




少し洒落た、そして少し大人な曲。




Rita Reysの甘く渋い声・・・。




帰りしなにお店のおねーさんにメモで教えてもらいました。




少し離れたところからじっと見ていたア・ナ・タ・・・、




けっしておねーさんのメアドゲットではありませんよ。笑




ペギーリーも好きだけれど、今夜は白馬で、これでしょう。




http://www.youtube.com/watch?v=0oIXF4R83p8&index=1&list=PL18D6D5378499F0FE














  
タグ :Rita Reys


Posted by ひげ at 20:45Comments(0)気分転換

2014年07月13日

軽井沢「エスティバンの朝」









https://www.youtube.com/watch?v=tW9yOdEkCJY&feature=youtu.be





朝の光が柔らかく降りてくる軽井沢の早朝。


聞こえる音は野鳥の声だけ。


普通、都会で暮らしていると


いくら静かと言っても遠く国道を走る車の低い音や


何かしらの生活の音が混じりますが、


軽井沢は「音のない」世界です。




昨晩の酔いと、深い睡眠と、穏やかな目覚め。


エスティバンの朝食の「粥」もいつものように美味しく


そしておなかにも優しい。


幾つものバリの小物がサンルームに並び


チェックアウトまでの時間もゆるく流れています。


きっと大丈夫、明日からも頑張れる気がする。


愉しみを味わう、そのささやかな時間を軽井沢で過ごせたのだから・・。




























































































































  


Posted by ひげ at 13:03Comments(0)軽井沢

2014年07月13日

追伸「軽井沢のお話」








画像はハルニレテラスの丸山珈琲。






もうひとつ、軽井沢のお話しを付け加えたいと思います。


昨年、とてもパンの美味しい


「銀亭(しろがねてい)」の中軽井沢店の閉店をこのブログに書きましたが


今回の訪問で、もう一軒ありました「銀亭(北軽井沢店)」も閉店していました。


また、最近よく買います地元の野菜の直売所



「羽生田農園直売所」も建物が空になっていました。


こちらは改装中かもしれませんが、


いま、このブログの時期にはお店はありません。


http://kazeno.info/karuizawa/1-kita/1-kita-6-14.htm



数年前には、別荘を改装した美味しい石釜ピッザのお店「エンボカ」が


火事による全焼で閉鎖したこともありました。


「くりの木プラザ」ももうありません。


取り壊されずに閉鎖されたままの店舗も幾つか見かけます。


逆にクルマで走りますと新しいお店やイベントも見かけました。





ネット上に散見します個人のブログだけでなく、


お店のオフシャルなHPでも閉鎖・閉店の情報がリアルタイムで拾えずに


「まだやっているお店」として誤解を招くケースもあるようです。


まだわずか一年程度で閉めてしまうお店もあると聞きました。


本ブログだけでなくWeb上での情報は十分に吟味して


特にこだわって行きたいお店・施設は


事前に電話で確認を取られることを強くお勧めします。





また、軽井沢の高原では鹿や熊などの大型動物や


日本猿やキジなどもいます。


鹿など出会いがしらでの接触はクルマなど簡単に潰されてしまいます。


私は幸いにアクシデントには遭ったことはありませんが、


運転には十分に注意したいものです。






また「圏央道」の下りの海老名JCT付近は、開通直後ということもあるのか


東名高速の東京方面と名古屋方面への導入部分が一車線しかありません。


「合せて一車線」のボトルネックです。


当然、ここで渋滞が早い時間帯から発生しています。


先日もここでは正午くらいで三十分以上の渋滞でしたし、


平日のラジオニュースでも


お昼どきは1~2キロの渋滞と報じていました。


それを避けてひとつ手前の厚木ICで降りるクルマが


圏央道まで溢れていました。


秋は大丈夫かな・・・。






  
タグ :軽井沢


Posted by ひげ at 06:55Comments(0)軽井沢

2014年07月11日

「追憶の軽井沢」















夕暮れの「エスティバン・クラブ」、


先日のブログで少し触れましたが、


赤々空を染めてゆく夕焼けも美しく感動的だけれど


青く暮れて行く夕暮れ時もまた心休まる癒しの景色です。




木々も草花も、小径もすべてが次第に深い藍に染まってゆき


家々の窓からは橙色の灯りがホッとするように点きだしてくる頃、


先ほどまで囀っていた野鳥たちの声も止んで


今日という一日の帳が降ります。




そういう背景のレストラン「ビンタン」で取る食事を、


思い描いてみてください。


当日のディナーは六部屋の満室でありましたから


サンルーム側のお席も全て埋まりました。


でも、声高に話す声はありません。


シーリングファンがゆっくりと回る硝子越しに


照度を落としながら暮れて行く青い世界が広がり


インドネシアの音楽であるガムランの音が程良い音量で流れ


エスニックな料理の香辛料の香りと


薄暗く、それでいて暖かな照明に包まれて


まずはベトナムの「333(ビアバーバー)」で軽井沢に乾杯。


あとはコースになっている料理が順番に出てまいります。

















「ソト・アヤム」インドネシア風スパイシーチキン・スープ。
このスープはそのままでも凄く美味しいのですが、
私はオーナーの考案した「生サンバル」を入れて頂きます。







「飲茶」こちらも美味しい♪♪
奥には「アヤム・プララ」
香辛料の効いた鶏ササミ・香草をレタスで包んで頂きます。

もうね、この時分から空は青く暮れ出して
空の色がテーブルや室内に回りこみだしました。







「クピティン・ゴレン」渡り蟹の甲羅詰め・サンバル醤油添え
こちらも、たいへん美味しい♪♪








「アヤム・マサラ」鶏肉のスパイシーグリル
香ばしく・柔らかく・幸せ。







「サユルロディー」野菜のココナッツ煮







「ナシゴレン」インドネシア風の炒めご飯
これこれ、たまりません♪
いつも食べきれないくらいのボリュウムです♪
なのに「オカワリ自由」!?!?!

あとで食べたくなる禁断症状に苦しみまつ。爆










デザートとして、マンゴーブリンがチメタくて甘く美味しかった・・。じゅる










少し甘いお酒が欲しくなりカルーアミルクを追加します。










ほら、空は青く暮れてゆく。そして時間はゆっくりと流れて、
何も言葉はいらない時間だけが過ぎてゆくのです。











青い夕暮れの中で東屋も明かりに浮かんでいます。











エスニックな料理と穏やかで充実した時間を噛み締めて


愉しい時間は飛ぶように過ぎて行きます。





あくせくと時間に追われないこと、


無目的で何も考えないこと、


たとえワールドカップの期間であっても


テレビを点けないこと、笑


心と気持ちをニュートラルにして


難しい事にはあえて蓋をして


意識して頭を空にすること、


そう、それはこの格別な環境を


理解し味わうリフレッシュのために必要なことです。


たとえ目の前にあっても「その味わい」に気づかないのは


あまりにももったいない。




軽井沢の自然のリズムに自分の気持ちを共振させて


記憶に刻む軽井沢時間は、


またひとつ、心のページに


鮮やかな心象を刻んでくれることでしょう。


そう、このリニューアルされました


エスティバン・クラブの思い出とともに。

















こちらはエスティバン・クラブの客室で使用されている「香り」。

このルーム・フレグランスの名前はなんと「エスティバン」。
これは爽やかさと清潔さ、そして深く沈む香りです。

もちろんエスティバン・クラブでも購入できます。


http://beautyfactory.jp/LF4902125536043.html

http://tokukichi.web.fc2.com/category8/babu-10000052.html
http://item.rakuten.co.jp/aromalab/ni53957/
















ロウソクの炎の瞬きを再現したLEDをひとつ・・・。
儚い明かりは人の心に響くものがあるのです。









  


Posted by ひげ at 21:01Comments(0)軽井沢

2014年07月09日

軽井沢のバリ「エスティバン・クラブ」に遊ぶ















今回の「エスティバン・クラブ」の宿泊、


お部屋は新しく改装した「ジュニア・スイート」です。


以前はエスティバンの部屋数、全部で11部屋でしたが、


現在、リニューアルして部屋数は全部で6部屋になりました。


つまり従来の「二部屋」を「一部屋」に改装して


より広い空間で、快適な軽井沢時間を過ごせるようになったわけです。


この建物の周辺には幾つかの別荘が静かに建っているのですが、


それぞれ距離があり、木々が繁茂しているので


建物も見えずに、まるで高原の林の中に佇んでいるようなロケーションです。


朝方は夏を告げるホトトギスが鳴き、


日没までは伸びやかなカッコウの声、


そして、そのほかにも一日中、美しい野鳥の声に包まれています。













その中で「ジュニア・スイート」の205号室は、


浴室が大きく、室内とは一面がガラスで仕切られており


勿論、ブラインドを使えば中が見えなくもできるのですが、


それは昔、湘南の茅ヶ崎にありました


加山雄三家所有の「ホテル・パシフィック」のバスルームようです。


つまりベッドからバスルームが、み・え・る・・・。


余談ですが茅ヶ崎のホテル・パシフィックは、


それ以外にシャワーを浴びる全身が


海側を走る湘南道路から覗けてしまいましたが・・。笑













そして、205号室のバスルームから


割れ門や東屋の庭側にある小窓を開けると


外の涼しい空気とともに名も知れない野鳥や


カッコウの鳴き声が聞こえてきます。


また、室内に流れているCDを切り替えれば


ガムランの音がそのまま、バスルームに流れ出します。


バリの雰囲気を少し弱めに流せば


そこはもう足を伸ばしながら湯につかるという


まさに癒しためのリラクゼーション空間です。


野鳥たちは浴室の窓から漏れるガムランの音に呼び合うように


近くの木々まで来て鳴いていました。


このスイートは本館の205号ですが、


別棟に天蓋付きの天井の高いデラックス・ルームは三部屋あり、


こちらも私のお気に入りの部屋です。


尚、205号室のバスルームとレストラン「ビンタン」を撮影した動画は


ユーチューブに別途アップしましたのでご覧ください。








https://www.youtube.com/watch?v=AahY9Sq0Zfw&feature=youtu.be

http://youtu.be/AahY9Sq0Zfw






https://www.youtube.com/watch?v=tW9yOdEkCJY&feature=youtu.be

http://youtu.be/tW9yOdEkCJY




ディナー時にエスティバンのオーナーとの話で出てきましたのは、


秋篠宮文仁親王の眞子様のご幼少の頃の御誕生パーティーを


エスティバン・クラブで開いたとき、


この雰囲気をとても気に入られて予定を大幅に伸ばし


お昼から夜まで過ごされたそうです。


それ以上の細かいお話しはここには書けませんので


直接エスティバンに行かれて聞いてください。









とりあえず到着の一杯・・。笑















そしてエスティバンのお楽しみのひとつでもあります「お食事」。


今回もエスニック部門で大賞をとった「お味」は


とても美味しかった上に


丁度、食事を始めるころから青く暮れて行く夕暮れを


バリの音楽を聴きながらサンルームから眺めることができて


何か良い雰囲気にピッタリとハマって


すっかりと癒されてしまいました。


軽井沢の宿泊、バリの雰囲気は「エスティバン・クラブ」で


英国アンティークな味わいは「ルゼ・ヴィラ」が私のお勧めです。


いずれも軽井沢を愉しむ、大人の隠れ家であり


童心に帰れる場所でもあると思うのです。








寛げるソファー。身体を斜めにして横になると、まったりできます。







205号室は二階。窓から東屋も見えます。







ロフトへ上がる梯子が見えます。























ロフトスペースも寝室として利用できます。







ロフトからの景色です。







































つづく


















  


Posted by ひげ at 21:45Comments(0)軽井沢

2014年07月09日

軽井沢「休憩時間」












さて、エスティバン・クラブのチェックインは午後3時から



当日は少し早めに移動していましたから、



「紀州鉄道 軽井沢ホテル」の前の広い敷地で、暫し時間を潰します。



いま考えれば、「麦小舎」か「ルオムの森」で



もう少し時間を取ればよかったかもしれませんね。







なぜなら「紀州鉄道 軽井沢ホテル」前での時間は、



林に囲まれた広い牧草地にビーカブを停めて



野鳥たちや春蝉の声、



そして高原を渡る涼しい風の中で



屋根を開けたまま「何も考えない時間」を



ただゆっくりと過ごすだけですから・・・。



http://www.kitetsu-hotel.jp/karuizawa/







クルマから降りて、ふと足元を見るとシロツメグサ(クローバー)の群生。



三十分ほどで髭ズラ男は三本の四葉のクローバーをゲットです。笑



軽く見渡しただけですぐに見つけられるのは、



ひと月に数千ページをチェックしている目の技のおかげかもしれません。



そのおかげで、とんでもなく肩こりが酷いのですが・・。汗



そしてこのホテル、一時間強ここに居て、すれ違った人は三人程度・・。



静か過ぎるくらい静かでホテルも人けがあまり感じられません。















ホテルの前には当時の車両が展示されています。







軽井沢の夜は星降る夜空。
きっと、だれも見ていない深夜に銀河鉄道は発車するのかもしれません。








































「四葉のクローバー」は幸せを呼びます。







この日の昼過ぎの気温は18度くらい、



横濱より八~十度は低い気温です。



朝、横川SAでは寒くてアロハからサマーセーターに着替えました。



軽井沢にアロハは、まだ早かったです・・・。













さて、そろそろすぐ近くの「エスティバン・クラブ」に移動しましょう。








  


Posted by ひげ at 00:01Comments(2)軽井沢

2014年07月08日

「ホテルグリーンプラザ軽井沢」















邂逅の「ホテルグリーンプラザ軽井沢」の美しい絵。


http://www.hgp.co.jp/inf/Z10/hgp/


このホテルはその美しい外観が特徴で


秋のオープンカーの集まりで毎年利用するホテルです。


その今年の「O.P.E.N.」の秋軽は、


例年よりも少しだけ早い10月4・5日に開催です。


http://www.opencar.org/




さて、その会場に三ヶ月ばかり早く到着(笑)した私は、


以前、仲間の故どいさんが入っていました足湯を前にして


暫し、感慨にふけってまいりました。


今回の軽井沢行きの目的は、幾つかありました。


まず「圏央道」が東名高速の海老名JCTから


関越の鶴ヶ島JCTまで繋がり


自宅近くの狩場ICから碓氷軽井沢ICまでが


全て高速で繋がるという長年の望みが


実際にどれだけ時間短縮となるのか・・・。


そして、閉鎖・開店のある軽井沢の店舗の確認。


また、古本の物色と野菜類の仕入れ。笑


そして、軽井沢のバリと云われます


「エスティバン・クラブ」が新設しましたスィート・ルームの宿泊確認。


まだ幾つか有りますが、


思いつくままに書き留めましてもこんなにあります。




今回、特にハルニレテラスに見つけたお店「ココペリ」。


https://ja-jp.facebook.com/pages/Karuizawa-Vegetable-%E3%82%B3%E3%82%B3%E3%83%9A%E3%83%AA/482695778525022


このお店はハルニレに今年の四月に新設されたお店で、


軽井沢周辺の畑の達人たちの生産する「新鮮な野菜」の仕入れ。


一掴みほどの透明な袋に入った朝採れの野菜たちはわずか180円。


その五種類程度の野菜たちは


ふたりで食べても三食たべられるほどの量で


その新鮮さと美味しさは格別でした。


http://www.hoshino-area.jp/kokoperi/





ひとつの、わずか一泊の小さな旅に見つけた、ささやかな愉しみ。


そのひとつひとつには、お店のこだわりと


スタッフに思いが込められている。


そういう場所やお店を自分の感性で探すという行為は、


心の栄養となり、知識の補てんにもなります。


本当の幸せとは、単にお金をかけるのではなくて、


本来の価値に見合う「幸せ感」を自分の目で見いだし


そして、それを咀嚼・味わうことであるのだと


改めて思った今回の軽井沢行きでした。






































































一番乗り・・・、・・・、・・・。笑
















  


Posted by ひげ at 00:01Comments(0)軽井沢

2014年07月07日

「ルオムの森」の「百年文庫」

 
 










次に「ルオムの森」の「百年文庫」に向かいます。


http://luomu-mori.com/


この頃から空には青空が見え始めました。



陽射しが降りてくるとそれを喜ぶように



一斉に春蝉が鳴き始めました。











「ルオムの森」と「百年文庫」は



以前に私のブログでも書かせて頂きました。



http://fujihige11.hama1.jp/e1056480.html

http://fujihige11.hama1.jp/e991168.html





そしてこちらの「厨糸平」で昼食をとりました。


丁度、スウィートグラスアドベンチャー5周年記念の


スペシャルランチをやっており、


「キャビアといくらのパスタコース」と


「牛タンシチューコース」を頂きました。


ハーブを煮詰めて特別なお砂糖で味をととのえた飲物も含めて


美味しかったです。


http://luomu-mori.com/2014/07/%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC5%E5%91%A8%E5%B9%B4%E8%A8%98%E5%BF%B5%EF%BC%81%E3%82%B9%E3%83%9A/






ラタトゥユや玉葱のスープなど野菜がいっぱい。







キャビアといくらのパスタは、新鮮なキャベツの香り高い一品。







牛タンシチューも野菜も美味しいお味。














前回「百年文庫」でお話させて頂きました百年さん(仮称)とも


また、再会して愉しいお話もできましたし、


本も以下の三冊求めることができました。






「ちくま日本文学全集 2 寺山修司」
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480102027/



「ちくま文学の森 1 美しい恋の物語」
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480101013/




「風景のあとに カレンダーがくれたもの」

http://frufru-sha.com/?pid=73239112

http://www.amazon.co.jp/%E9%A2%A8%E6%99%AF%E3%81%AE%E3%81%82%E3%81%A8%E3%81%AB%E2%80%95%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE-%E6%A4%BF%E9%87%8E-%E6%81%B5%E9%87%8C%E5%AD%90/dp/4877586644#reader_4877586644


 
 
 
 













お店の外に積まれた薪。







雰囲気のある薪ストーブは軽井沢の景色のひとつです。







































軽井沢はどこに行っても静かな時間が流れています。


都会では静かといっても耳に聞こえない低音や


気がつかないほどの微細な振動の中に


わたしたちは身を置いているのですが、


本当の静寂というものは


心の中の緊張感をそっと解きほぐしてくれるものです。





人工的な音や振動も消えて


高原を吹き抜ける風音や


葉々の揺れ触れ合うかすかな音、


名も知れぬ野鳥の囁き


そんな自然の音だけがここにはあります。


心が落ち着ける癒しの世界、


カナダ生まれのイギリス人宣教師であった


アレキサンダー・クロフト・ショウの言葉、


「屋根のない病院」といわれている所以でもあるのです。













冬の寒さから室温を守るために窓硝子は二重になっています。







日本ロマンチック街道を少しだけ入ったところにこの森はあります。





  


Posted by ひげ at 08:42Comments(0)軽井沢

2014年07月06日

雨上がりの軽井沢












雨上がりの軽井沢。


圏央道が東名の海老名JCTから関越まで


繋がったのを機会に


ステアリングをきりました。


まずはハルニレテラスの丸山珈琲で


深煎りのブレンドを頂きます。


軽井沢の朝を丸山珈琲から始めます。


http://www.maruyamacoffee.com/blog/shop/harunire/







そして最初に向かったのが「麦小舎」の「キジブックス」で


古本を手に入れに・・・。


http://www.mugikoya.com/

http://mugikoya.exblog.jp/

https://twitter.com/mugikoya



「キジブックス」は二坪ほどの小さな店舗。


そのこじんまりとしたスペースに「歴史的知識」が並びます。


こちらでは「文豪の家」など四冊を購入しました。







どうやら、この子はヒモ男「マイケル」と言うらしい・・・。

































もう軽井沢も初夏の匂いがします。


クルマを停め、エンジンを切れば


静寂の中、林の奥からはカッコウがのどかに鳴いています。


せせらぎには清い水がどんどんと流れ


木々は水分を吸って葉を茂らせています。


軽井沢はいま静かな時間が流れています。
















こちらは最後まで購入を考えた昭和21年発売の本。
残念ですが購入には至りませんでした。



































さて、次に「ルオムの森」の「百年文庫」に向かいます。











  

Posted by ひげ at 20:24Comments(2)軽井沢

2014年07月02日

ラストノート













昨日の朝、出社のために228階段を下りていますと


階段の中ほどで何やら動くものがあります・・。


何だろうと手に取ると


油蝉の幼虫が羽化しようと土の中から這い出てきたのでした。


そっと踏まれない場所に移動させましたが、


そう、もう七月なんですね。


この丘に吹く風も夏の気配がしだして初夏の香り。


今年はホトトギスの鳴き声が聞こえるといいなぁ。






さて、私には昔から気に入っている「香り」があります。


赤坂に住んでいた頃からのお気に入りの香りです。


それは「KENZO HOMME」、


深く濃いラストノートを持った「香水」です。





以前のヴァージョンよりも現在のものは少し香りが軽く


香水の容器もあっさりとしたものに変わっています。


最初の瓶は竹をイメージし、木々の幹のゴツゴツとした肌が


その瓶の外側にデザインされていました。





現在は竹のイメージはそのままですが、


ツルンとした外装に竹の葉が彫られています。


そしてスポーツなど幾つかの派生バージョンもでていますが、


私は以前の形とその香りを踏襲した「KENZO HOMME」を使用しています。







http://kenzoparfums.jp/fragrance/K76072500.html





香りは柑橘系とムスク系の中間、


トップノートでは若干、柑橘系が冴えます。


エスニックなようでいて自然も意識させる深い不思議な香りで、


イメージは「海と竹」のウッディー・マリンです。





この香りは日本の服飾デザイナー、ケンゾーが手がけた香水で、


他の香水メーカーでは似たものはありませんから、


電車などで出会うのは年に数回ですが、


すれ違っただけで直ぐにわかります。





以前からネットで古い容器の香水を探していましたが、


いまは完全に入手不可能となっていて、


最新の「KENZO HOMME」も現在なかなか手に入りません。


この容器になってからも100mlの大きいサイズで


コツコツと買い足して二十本弱は使いました。


なお、ビーカブにはココナッツの香りをいつも漂わせています。


一時期、ゲランの「Mitsouko」や「夜間飛行」など


一部レディースを使ったこともありましたが、


やはり「KENZO」です。


ケンゾー・オムとココナッツ、これがオフタイムの私の香り。


夏の海でも潮の香りに負けませんし、


クルマの屋根を開けても香りが消えません。









毎朝、熱いシャワーを浴びてバスも綺麗に洗い


夜はゆっくりと湯船に浸かっていますから、


パフュームは本来必要としませんが、


お洒落ではなく身だしなみの範疇として


「KENZO HOMME」を「着る」ようにしています。


そういえば十代の頃にデートした娘が使っていた香水は


その後、十五年ほどで匂いを忘れてしまいましたが、


「KENZO HOMME」の香りはおそらく一生忘れないでしょう。





香水のタイトルで思い出しましたが、こんな小説がありました。


パトリック・ジュースキントが1985年に発表した衝撃的作品で、


18世紀のフランスを舞台にした香水を題材にした『香水 ある人殺しの物語』。


主人公ジャン・バティスト・グルヌイユの、


その狂気で妖しくも美しい世界はとても面白い貴重な本でした。


香りとは、目を瞑り耳を塞いで遮断できるようなものではなく


人の生死に不可欠である呼吸により拒むことのできないもので


人の意識と本能の奥底に直接伝わってくる「何かの力」を


持っているのかもしれませんネ。







http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%99%E6%B0%B4_%E3%81%82%E3%82%8B%E4%BA%BA%E6%AE%BA%E3%81%97%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E






http://www.amazon.co.jp/%E9%A6%99%E6%B0%B4%E2%80%95%E3%81%82%E3%82%8B%E4%BA%BA%E6%AE%BA%E3%81%97%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%91%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%88/dp/4167661381










昔のデザインです。極小サイズなので隙間アリですが・・。












  

Posted by ひげ at 21:27Comments(0)休憩時間