2011年04月24日

「風薫るころ」










雲ひとつ無い青空から降り注ぐ光り、

芽吹く若葉。

風は爽やかな涼しさと、

どこからともなく初夏の香りを連れてくる休日です。



もうすぐゴールデンウィークという

一年で一番「成長」というキーワード

自然の伸び伸びとした成長を間近に感じる、

そんな季節の到来です。



こんなに素晴らしい日常、

こんなに心躍る季節を与えてくれる自然。

私たちはそんな世界を大切にしなければなりません。

これからもずっと、

この誰もが待ちわびる爽快で爽やかな季節を

これからもずっと分け隔てなく味わうために・・・。




 

 
 
 
  


 
 







 
  
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Posted by ひげ at 22:11Comments(0)からっぽの木

2011年04月24日

被災地の「復興祈願呑み会」





昨晩はのん兵衛な幼馴染みたちと

被災地の「復興祈願呑み会」として、

大震災被災地の名酒・銘酒に舌鼓。


横濱は野毛の宮川小路にある「大鵬」で日本酒を呑んでまいりました。

このお店、メニューにある東北の日本酒の数が半端ではありません。

壁にもズラリと酒瓶の写真と解説が貼られています。

鯨刺身や山海スタミナ盛り、

とろろ磯揚げなどを肴に肩の力を抜いての愉しい時間でした。




ひげたちは、全て常温でのオーダーです。

まず福島県のお酒から、
『夢そうま 「馬稜城の桜」純米吟醸』
福島県相馬商工会議所が地元で評判のお米とおいしい水を使い、
地域をアピールするために企画した相馬ブランド酒で、
福島県二本松市の酒蔵・人気酒造さんが製造のお酒だそうで、
口当たりはバランスの良くとれたお酒で何にでも合う酒です。


次も福島県のお酒、
『太平桜 純米原酒「夢の香」』
小さな蔵ですが、手造りにこだわりを持って製造しているそうで、
酒造敷地の中に桜の老木があり、
先人がその風景から「太平の桜を愛でて酒を酌み」という詩を詠ったことから
「太平桜」と命名。この純米原酒は原酒らしいコクと
穏やかで存在感のある味わいでした。


もう一酒、福島県のお酒を!
『鬼羅 超辛口』
旨みを残しながらさっぱりとしたコク、
そしてフルーティなキレのあるお酒で、
これは美味しい!!
油の強い刺身系でも口の中が爽やかになります。
なんでも外国の方達にも人気だそうです。
日本酒が苦手な女性でも大丈夫だと、
い、いや、美味しいと感じると私は思います。


次は岩手県のお酒、
『酔仙酒造 本醸造 原酒』
豊かで充実した原酒らしい飲み応えの本醸造で、
常温でまったりと美味しく頂きました。


次は宮城県のお酒、
『森泉 特別純米酒』
宮城の美味しいお米「ひとめぼれ」を原料米に
低温発酵させお米の旨みをじっくりと醸し出した純米酒。
口当たりの良い滑らかなのど越しと、ひとめぼれ特有の上品な甘味のバランスは
メニューの解説そのままの美味しいお酒でした。


最後は茨城県のお酒、
『来福 魔愚魔 超辛口』
これも美味しい。ドライでふくよかさとコクのバランスが良いお酒で、
メニューには飲み込んだ後に喉が熱くなる様はマグマ・・
と書かれていましたが、
意外に飲みやすい辛口でした。





雨のそぼ降る野毛の小路、

お店で女将から聞いた話。

震災後すぐに福島などの酒蔵に連絡をして

その現状の悲惨さを電話口で聞き泣きそうになってしまった。

いつもの仕入れを特に三倍以上にして現地の元気に

わずかながらでも貢献したいんです・・・と。













並ぶお銚子、東北の酒蔵の思いが薫る。











鯨をいったん冷凍し、その身を刺身のように厚め切ったものを
生姜と大蒜を乗せて醤油で食べます。これ「ウマイっ!!」。












納豆・長芋にキャベツ、そして紅白の刺身の上に鶉の生卵。

 
 
  
 
 
  
 








先ほど、福島県のお酒『鬼羅 超辛口』を二本注文しました。

がんばれ東北!!
















「末廣酒造」
http://www.sake-suehiro.jp/







 



 
  
 
 
  


Posted by ひげ at 08:15Comments(2)復興祈願呑み会

2011年04月22日

『課題』、或いは「これからのとても長い時間」・・・。














必要以上に不安をかきたてたり、

問題を拡散するつもりは毛頭ありませんが、

いま日本が直面している問題は、

先が読めない現状があります。




そしてこれから気温が上ってくると、

原発の周りで必死で「仕事」をしている人達は

メ張りした防護服の作業は現実的でなくなってしまいます。



そんな中、今年の夏には大幅に不足する電力、

それに対してのささやかで個人的な対処として

過去を含めまして、いま現在で11個の電球をLED球に交換しました。

今週末にもあと幾つか購入・交換します。


LEDは同程度の明るさで白熱球の約10分の1の消費電力と

電球の温度も交換によりかなり低く抑えられるそうです。

発売当初は高価でしたが、

現在ではだいぶ値段が落ちてまいりました。

尚、LED照明の寿命は、白熱球の約40倍ですから、

それを考慮すれば、いま正に買い時かもしれません。

この自分たちにリアルに降りかかる「国難」を前にして、

自分に出来ることから、ひとつづつ確実に前進していきたいと思います。


政府や今回の当事社のすべき事はそちらに任せて、

私は自分の出来ることをこの夏の足りない電力に先立って

やれることをやります。

状況の注視・注意はしながら、

必要以上には考えすぎないようにします。

前向きに自分のペース、歩幅で少しずつ!!



















毎年楽しみにしているGWを前にした週末です。

ひげは昔からGWを基準として黒くなります・・。

勿論、どなたかが囁いているように腹黒い部分も

正直、この年代になれば持っているかもしれませんが、

そーいう意味じゃあなくて、汗

燦々と降り注ぐ太陽を身体いっぱいに受けとめて、

ゆっくりと湘南の海で身体を焼いてゆくのです。わっはっは♪









さて、本題です。

未曾有の大震災に対して復旧・復興に

「風評」や「自粛」などとは比べものにならない、

関係者の想定を越えてしまった『原発の状態』の

深く切迫した状況が延々と続いています。


既に、幾つかの県の赤ちゃんをもつ母親の母乳からヨウ素がでてしまったり、

膨大な量の放射能物質が海流の渦巻く太平洋に流れて、

私たちが日常的に愛食している食べ物の多くに、

「その影響」がリアルに広がっています。

陸上や海流・食物連鎖を調査しない

きめ細かな地域差を考慮しない測定では、

安全かそうでないかは生産者も消費者もわかりません。

そこから『風評』も『自粛』も発生するのです。



本来の事故などは、その瞬間に「最大の被害」が発生しますから、

誰の目から見てもその被害規模がわかりますが、

目に見えない放射能の影響は、時間をかけて表れます。

その怖さを私たちは常に自覚してゆかなければならないと思います。


そう、あの大震災をキッカケとして、

現在進行形でこの事故が私たちの現実として続いているのです。


それを、そのことを何時も心の片隅に置いて、

毎日の仕事や余暇・趣味、そして生活などの全てを

いつものペースで続けてゆく・・・。

必要以上に卑屈になることはありません。

それはこれから長い道のりかもしれませんが、

でも『なんとかなる・・・』などと、

「安易で希望的な風潮と情報」の選択はしてはなりません。




そしてこの大震災では、

かつてないほどの人達の命が失われてしまった・・、

その中には幼い子供たちも沢山いました。

その被災地と被災者の方達の心持ちも

これからずっと意識の中にとどめていたいと思っております。



この大災害と原発の状況から、

私たちの生活や仕事、それ以外の細かな部分にも

負の影響はこれから出てきます。

日本に住む人達は全てその影響を受ける覚悟が

いま必要なのかもしれません。

一人一人がその重みを考えながら、

ささやかな毎日と愉しみに喜びと希望を見つけ出す・・、

そんな時代がいま日本に来ているのかもしれません。


今をしっかりと味わい、

ささやかで素朴な愉しみに幸せを見いだす・・、

そういうことに私たちは

これから意識をしなければならないのかもしれません。









  


Posted by ひげ at 20:53Comments(0)からっぽの木

2011年04月16日

『春の嵐』。









今日の「からっぽの木」。



芽吹きの春。



清水ヶ丘公園の木々の枝先にも

穏やかな陽気に背中を押されて

若葉の芽吹きが始まりました。

先日来、満開であった桜は

もう、ほとんど散ってしまい

入れ替わりに芽吹く新緑の季節の到来です。


そういえば先週朝、

桜吹雪の中で出社すると、

会社で脱いだ上着から桜の花びらが・・。


巡る季節は

暖かで穏やかな風につつまれて、

今日は鮪のポキを作りまして

それをつつきながらこの文章を書いています。




さて、先日来の地震による大災害と

いまだ「先行きの不安定」な原発の影響。

余震の続くなかで被災地では離れた土地とは比べられないほど

不安と不信が蓄積しております。

その苦労と心情はもう個人の力では乗り切れないほどに

累積しております。

支援の心、個人の気遣いは勿論ですが、

『日本の国難』にはもっと国レベルでの適切な判断と

行動が必要だと思います。

対応を間違えることは『人災』に他なりません。


人間は急な変化には注視しますが、

少しずつ変化してゆくものにはあまり意識を持ちません。

今後、数年、いや数十年単位で人の体に発症するであろう

「放射能の影響」を今、考えていかなければならない・・。

特に、将来ある子供たちへの今後の蓄積影響を考えると

心が裂けそうな思いです。



生活も仕事も趣味も全ての日本社会のバランスが、

もういままでのような便利で恵まれた社会では

なくなってくるのかもしれない・・。

現代はあまりに細部にわたり微妙なバランスの行き渡った社会。

それにより社会的な強度や余力の削減と軽量化が行き渡ってしまった結果、

広く深く影響が表れてしまう・・・。


日々の問題意識を各自がしっかりと持って、

これから各方面に現れてくる影響を

しっかりと見つめて乗り越えていかなければならないと

強く思うのであります。



さて、明日は部屋の電球を省エネ対策としてのLEDに換えるため、

さらに買い足しに・・・。












「からっぽの木」への階段、最初の二段は低く優しいのは「人生」と同じ・・。

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迷い、戸惑いながら歩き登る・・・、
その先には、苦労に見合う「穏やかな景色」が広がっています。

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向かう方向さえ間違わなければ、その輪郭はまだ薄くていい・・。
最初からあまり突き詰めず、はっきりとしないほうが・・。

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「全国の放射能濃度一覧」

「全国の放射能」→「放射線量が高い順」で見てみると

距離よりも風の流れの影響が表れています。


http://atmc.jp/?sort=nor








ノルウェー気象研究所による放射性物質拡散予測。[2011.04.17]




●「神奈川県内で生産された食品の放射能濃度について」
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6576/p163715.html



●「横浜市内における放射線量の測定状況について」
http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/saigai/

●神奈川県内広域水道企業団の浄水場における放射性物質の検査結果「水道水の放射性物質について」
http://www.city.yokohama.lg.jp/suidou/os/20110322153218.html




●横浜港内の大気中の放射線量及び海水中の放射能の測定について
http://www.ypdc.or.jp/radiation/yokohama/





●神奈川県内の海水浴場周辺の放射能濃度測定結果について
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p306538.html






●「原発距離計算機(福島第一・第二)」
http://machi.userlocal.jp/kyori/










  


Posted by ひげ at 19:45Comments(3)からっぽの木

2011年04月11日

背筋を伸ばして・・・








『季節は巡る・・・。』



これからは春霞の季節です。

冬の間には観えていた雪を抱いた富士も、

晴れた朝に薄く隠れています。




先日から住まいの隣の笹薮からは「ホーホケキョ♪」と春の囁きが・・・、

関東では今年もいつものように桜が咲き盛り、

穏やかな季節が訪れていますが、

大震災からひと月を数える今も続く大きな余震を含めて、

現在も東北地方では大震災の被災者の方達の「苦難」が延々と続いています。


その被災地域から距離を隔てた場所での「自粛」に対する感覚は、

日本経済の足を引っ張り、

ひいては現地の復興への脚を止める・・、との雰囲気ですが・・。

今だ知り合いや親類の被災、

そして大切な人を失った当事者の方達の深い悲しみの心を思うと、

「自粛」以前に、自分が愉しもうという気持ちになかなかなれない・・、

そんな現実的な「心情と自重」がいつも心の底にあるのです。




兎に角、この地球規模の自然災害に加えて、この原発の現状。

そして現在も続く多くの人達の身体を張った努力。


これは決して『対岸の火事』だけではなくて、

或る意味いま私たちが、それぞれの立場から何らかを感じ、

一生懸命考えながら咀嚼して、

時に行動する。

そんな『何かを学び取る機会』なのかもしれません。

言い換えれば、この大災害を自分自身で「どう解釈する」のかという

『問い』なのかもしれない・・・。





さて、これから、これからゆっくりと波及するであろう

日本を含めた関係各国の経済への広い影響・・。

それは、素朴で素直に咲き出した

この「薄紅色の桜」の柔らかい自然の営みとは一線を引いた、

私たち人間が「追い求め過ぎ、築いてきた現代社会」の

脆い部分への警鐘なのかもしれません。


それは、私たちが意識する、意識しないに関わらずに・・・。














季節の暖かさに背中を押されて外出してみれば、
清水ヶ丘公園の桜も、嬉しそうに咲き出しています。

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そしてこの休日の「からっぽの木」の周りには沢山の人たちが、

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「いつもの春」を心から愉しんでいるのです。

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「からっぽの木」から数分下ると咲き誇った桜。
それは夜間の雪洞や桜のライトアップを自粛した「大岡川プロムナード」。

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気分転換のそぞろ歩きで屋台の「ゲソ焼き(200円)」をちょいと・・・。















川面に、ひとひらづつ落ちてゆく桜花の風情もいつものままに・・。















広島風お好み焼きもとても美味しい・・・、・・・。














大岡川の流れにかかる桜も無心に咲いています。

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再び戻ると「からっぽの木」の周りには
沢山の人達が「春」を愉しんでいました。

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そして野球少年たちも、いつものように頑張っている・・・。

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平常時でも同時進行で、

それぞれの悲しみも愉しみも存在しているのが世の中。

でもこの大きな震災と原発の『国難』により、

その幅は大きく広がっている。

そのことを、

そのことだけは今、

どんな時にも忘れてはならないと思うのです。


どうか、被災した現地の方達が少しでも心穏やかになりますように。


















  
  


Posted by ひげ at 23:27Comments(0)からっぽの木

2011年04月02日

『この春・・』について、







この大災害からまだ三週間。

巡る季節は変らぬ春を告げているかのようです。



こんなに・・・、

こんなに心の重い「春」が来るとは思いませんでした。



それはけっして「対岸の火事」でも

「自分とは関係の無い」ことでもありません。

何人もの知り合いや親類が現地や近隣にいて、

いまだ災害は継続しているし、

原発の危機的状況は関係者の方達の努力を越えて

依然、タイトロープのようです。




麗らかな春を受け止めながら、

この未曾有の災難に対して、

心をくだき、思いをつなげ続けること、

それがいま私たちにできることなのかもしれません。

災害はいまも直接的に、そしてこれからも間接的に、

私たちにいろいろな意味で降りかかって来ることなのですから・・・。














「からっぽの木」のすぐ脇のソメイヨシノも開花が始まりました。

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南側の坂道の桜も開花が始まりました。

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清水ヶ丘公園プール前のヨコハマヒザクラ(横浜緋桜)も咲き始めました。

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なんと今日(4月2日)はナミアゲハの雌が羽を休めていました。
春型なのでギフチョウほどの小ささ・・・。
まだ早春の気温、その羽に陽射しの暖かさをしっかりと受け止めるかのようです。

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モンシロチョウだけでなくキタテハも羽を休めていました。

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学名:Eurema hecabe、キチョウも三頭ほど見かけました。













でも、今年ほど心に影を落とす春は、


いまだ経験しておりません・・・。


それでも大自然の営みは巡ってまいります。


いままで当たり前に何事も意識せず、


不安も感じずに過ごしてきた毎日。


あの有り難さをいま噛みしめている


今日この頃なのです。













 
 
  


Posted by ひげ at 14:36Comments(0)からっぽの木