2013年08月28日

あの素晴らしい季節をもう一度。

















少しずつ・・・、

少しずつ、

灼熱の暑さが緩んできた気配のする横濱。



今年の夏も、やがて南に去ってゆくように

吹く風もその湿度と温度を下げつつあるように感じる日が

増えてまいりました。



それにしても近年、

異常な気象と感じている人たちは、

私を含めて多数います。

某報告書では、これを「テレコネクション」と言われています。

所謂(いわゆる)地球は気象的に異常な状態に突入したという事。



これは国ごとの意地や恨み、

拘(こだわ)りや、

自分たちだけ「潤え」ば良いというような、

ある意味小さなことに執着していては

取り返しのつかないことになるということです。



それは多分、

私見で言ってしまえば、

自国の経済の発展だけに拘ったり

主義・主張や信じる宗派、

或いは名誉・名声や領土などに

執着していても回避できないことで、

正に人間社会の「暴走」と「勘違い」に対する

地球規模の『自然界からの諭し』だと思わざるを得ません。




さてさて、

そんな私的なことではありますが、

このところ続いていたあの「不快な暑さ」に対して最近の私、

その暑さからあえて外出を控えていた週末が

いま吹きはじめた涼しい風に誘われるように

気持ちが、心が上向いてきます。



見上げた夕空には遥か高く鰯雲が流れ

足元では夕方、蟋蟀(こおろぎ)の音(ね)が儚く囁きだす秋の走り、

身近にある侘び・寂びを味わいながら

この季節を待っていた自分に改めて気づきます。

そう、この季節感の大切さに

新たな新鮮さに気づくのです。





ともあれ、

最近のサントリー・オールドって、

ほんとにこのブレンド、

美味しくないですか?

口当たり良くないですか・・・。


って、あ、あれれれっ・・・、・・・・











※画像はすべて2005年8月のものです。







































  

Posted by ひげ at 19:52Comments(0)夕景

2009年08月28日

『その空』に




大きくゆっくりと変わってゆく季節。

今年の夏も少しずつ南へ去ろうとしているかのように、

「その空」は秋の姿を見せはじめています。


季節のかわり・・・、

それは朝晩の頬を触る風の涼しさであったり、

水道の蛇口から迸る水の冷え具合であったり、

そして疲れた夜に肩まで浸かる風呂の有り難さであったり・・・。


そんな思いを胸に、

ふと見上げた夕空には、

早、秋の気配が忍び寄ってくるかのようでした。










  


Posted by ひげ at 23:30Comments(2)夕景

2008年12月04日

あのころの空へ。









もう夕陽のとどかない風かげに


柔らかな穂をたたえたススキが揺れていた。



夕闇に向かう雲間からこぼれ出す今日の終わりを告げる光も


あとわずかな時間を残して宵闇へと入っていくのだろう。




子供のころ親しい友達の顔が見えなくなるまで


夕闇の中で時間を惜しんで遊んでいたあの大切な時間は


もう遠い彼方に行ってしまったのだけれど


このわずかな薄明かりの中にだけはその気配を残して・・・。

 




今日また一冊、読み終えた文庫、


市川拓司著、『VOICE』。

 





































  


Posted by ひげ at 18:30Comments(0)夕景

2008年03月14日

斜陽について

それはいつもの「斜陽」。

南太田四丁目公園越しに望む見慣れた景色。

そして何度観ても、幾度眺めても「飽きのない情景」。

一筋の飛行機雲が茜の彼方に向かってゆく・・・そんな空気感は、

何故に懐旧と新鮮さの輪郭が観る者の心に囁くのでしょうか。

それはきっと何かをキッカケにした遠い日の記憶や、

幼い頃じっと見つめていたあの穏やかな時間が

そっと心の奥底に蘇るからかもしれません。


或いは・・・・・。





  


Posted by ひげ at 00:01Comments(4)夕景