2013年10月27日

ヨ・コ・ハ・マ・さ・ん・ぽ。










秋の休日、気持ち良く晴れ渡った今日は、


ハロウィンの催しがある「ミ・ナ・ト・ヨ・コ・ハ・マ」。


昨日までの台風27号「フランシスコ(FRANCISCO)」も


はるか遠くに熱帯低気圧化して去って、


秋空の「蒼」が美しい日曜日でした。




この日は毎月開催されます横浜市の「みなとみらい農家朝市」の日。

http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/nousan/tisantisyo/kau/nouka-asaichi.html



午前九時前から生みたて卵の「平本養鶏場」の「初産卵」を求めて


早起きして朝風呂に浸かり、


丸のままのペコロスのクリームシチューで朝食を急ぎ取りまして


快晴の下、ビーカブの屋根をあけました。


「初産卵」は、卵を産み始めたばかりの若い鶏の卵で


年に数回しか手に入らない新鮮で滋養があるといわれている卵です。


http://www5b.biglobe.ne.jp/~a_aki/




その後、山手のパン屋さん「ブラフベーカリー」で


スパイシーなチキンと新鮮レタスを挟んだピタを初めとして


数種の焼きたてパンを購入しました♪♪




せっかくの晴天ですから、


オープンで山下公園を流します。


すると・・・、えっ・・・・くさい・・・。


こ、これは・・、


あれです、あれ。あれですよ。


雌のイチョウから落ちた「ギンナン」の匂いなのです。


毎年、この季節になると大量に落ちたギンナンを求めて


沢山の人たちが袋を片手に拾い歩く、


そんな姿が山下公園や日本大通り界隈では見られるのですが、


昨日までの台風の影響で人出も少なく、


今日はすんごい量のギンナンが落ちていました。




ギンナンにだいぶ少なくなった後ろ髪を引かれながら、


大桟橋へ移動します。


この大桟橋は快晴の秋空に包まれて


気持ち良い港の風が流れていました。


オープンカーのお楽しみは正にこんなささやかな事にも


見出すことができますね。




そうそう、山手界隈ではオレンジ色や黒い衣装を纏った


可愛らしい子供たちと、それに付き添うそれなりの親たちが


沢山集まっていました。


いつものイタリア山庭園ではハロウィンの仮装コンテスト、


「横浜山手西洋館ハロウィンウォーク2013」が行われていました。


この時期の山手界隈ではハロウィンのイベントが沢山開催されています。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131025-00000034-minkei-l14




先週の軽井沢でのお愉しみの時間も充実していましたし、


地元横濱の歴史ある街並みの景色も格別なものがあります。




たとえ小さな愉しみ、ささやかな時間、


わずか一食の舌鼓であったとしても、


そこに充実と幸せを感じることが


いま、身近にある等身大の満足感なのではないかと


改めて思ったこの休日でありました。











山手の美味しいパン屋さん「Bluff Bakery(ブラフベーカリー)」。

撮影中の私のシルエットが写り込んでいます。

http://www.bluffbakery.com/













ブラフベーカリーには山手の道路にちょいと停車させてもらいます。

色づき前の蔦が秋の太陽を浴びています。














まずは爽やかな甘さの「アーモンドクロワッサン」をひ・と・つ・・・♪♪














ほのかな塩気が黒豆の甘さを引き立てる、ちょいと硬めの「黒豆クリスプス」。














店内の景色。早い時間よりも

お昼近くの方が焼きあがりのパンが多いです♪♪














「スモークチーズ&ディル」は斜め切りして軽くオープンで表面を焼くと・・・、・・・、

もう、たまりまへん。ぷるぷる














秋空のマリンタワー。現在は銀色に塗装されています。

http://www.marinetower.jp/













イチョウの木の根元に生えたアオキの枝にひっかかった「ギンナン」。














地面にたくさん落ちたギンナン。柵の中はもう地面が見えないほどです。














思わず「深呼吸」したくなるミナトの景色です。














秋の潮風がとても爽やかな大桟橋です。

http://www.osanbashi.com/












「日本大通り」のイチョウ並木はまだ色付き前です。

http://www.nihonodori.jp/














山手「十番館」は逆光の柔らかな朝日に染まっていました。

http://www.yokohama-jyubankan.co.jp/yamate/














気持ち良い風の吹く「イタリア山庭園」。

今日はハロウィンの仮装コンテストで人が多いです。

http://www.natsuzora.com/may/park/itariayama.html
















ブラフ18番館の、ブラフとは「断崖・絶壁」 という意味の言葉で、

山手は「切り立った崖」であることから

横浜の居留外国人からは通称「ブラフ」と呼ばれていたそうです。

けっして「ハッタリ」のほうではありまへん。笑
















































冬を待つメタセコイアの並木はまだ葉を落としてはいない。














「みなとみらい農家朝市」で手に入れた新鮮な野菜です。

右上から時計回りで「ロマネスコ」・「黄色いカリフラワー」、「七種のサラダセット」に

http://vegetable.alic.go.jp/panfu/califlower/calijlower.htm

http://matome.naver.jp/odai/2133766433126566301


「葉つき人参」に「トロ葱」。他にもいろいろと購入しました。

自分で料理するから全ては今夜からのオ・モ・テ・ナ・シ・・・・ではなく

オ・タ・ノ・シ・ミ・・・。笑











  


Posted by ひげ at 13:55Comments(2)横濱

2013年10月26日

「海に降る雨」








「 海に降る雨 」





子どもの頃から、


海に降る雨が好きでした。


妙に明るい鈍色の空が


遠い水平線と溶け合って


どこまでが空で


どこからが海であるのか


風の絶えた海に落ちる波紋を


音をなくした海を


あの日眺めていた記憶があります。






秋に降る雨は少し硬い。


落ち葉に降り下りる雨が、


カラリとした葉にあたり


季節を探りながら


弱い硬質な音をたてています。






静かに降る雨が、


外の景色を伝えています。


雨樋からこぼれ落ちる水音、


トタンにあたる雨。


子どもの頃


耳をそばだてて


そんな音を聞いていました。






遠く降りはじめる雨を見たことがあります。


薄く煙るように


空から降りはじめると


雨は表の匂いを連れてくる。


流れる空気が運ぶ土の匂い、


雨がたてる草の香り。


そんな匂いをあの日感じていました。























 


 
 
 


 
  


Posted by ひげ at 09:24Comments(0)雑感

2013年10月25日

また会う日まで。









さて、最終回となりました「軽井沢小話」の第五話目です。

今回は軽井沢の帰りに立寄った二箇所のお話。

パンの「銀亭(しろがねてい)」と地野菜の「羽生田農園直売所」です。












早足で駆け抜けた軽井沢。

前泊の「エスティバンクラブ」で嬉しい出会いがありました。

チェックインのときに「秋軽」に一人で参加された女性オーナーが

エスティバンクラブに宿泊に来ていたのです。



もう薄暗い黄昏時でしたが、

シルバーのボクスターSが停まっていましたので

どちらからともなく受付棟の前で声を掛け合いました。

オープンカーの集まりが解散した後での再会でした。



夕食も同じテーブルで取らさせていただきまして、

クルマのお話で盛り上がったのは言うまでもありません。

とても楽しい時間を過ごすことができました♪♪

ありがとうございました。




さて、翌朝もエスティバンで消化の良いお粥の朝食をご一緒にいただき、

いよいよ軽井沢とも「さようなら」です。



空を見上げれば爽やかな空気と

薄雲の間から青空が広がって

今日になってやっと屋根を開けることができましたね。



チェックアウト後、屋根を開けた二台で

美味しいパンで有名な「銀亭(しろがねてい)」へ向かいます。

気持ち良い風が頬を撫で、雨上がりの秋の匂いが身体を包みます。

やはり軽井沢はオープンで走る気持ち良さが格別ですね。

白樺やブナの林の道を木洩れ陽を浴びながらの移動です。



このパン屋さん「銀亭(しろがねてい)」は、

私のお気に入りのお店、とても「うめぇ!」パンなのです。

以前、中軽井沢にももう一軒、銀亭があったのですが、

昨年12月に閉めてしまいました。

いまは北軽井沢店だけですが、

ネット上ではまだ中軽井沢店が営業しているように見えますから

間違って訪れないように要注意です。



ほらほらパンを選んでいる間にも、

お店には引っ切り無しに焼きたてパンを求める人たちが訪れます。

私は目移りしながらも焼きたてのパンだけでなく、

信州豚のホルモン煮も購入しました。焼豚も売っていましたね。

これ、帰宅後の晩酌用です。笑



このお店は、元コカコーラの保養所でしたので、

駐車場も広く、無料のテニスコートもあり、

軽食コーナーのテラスも用意されています。

お店の隣は前述の「百年文庫」を含む「スウィートグラス」のキャンプ場です。

この日も広い草原でキャンパーを見かけました。

一面に広がる草はまだ少し緑を残していてキャンパーたちは気持ちよさそう。

この辺りはエスティバンクラブから五分圏内の地の利です。



と、またゾロゾロとお客さんが・・・。

それにしてもここで沢山パンを買う人が多いのは

中軽井沢店が閉めてしまったからかな・・。、

パンが良い匂いをさせながら、後から後から焼きあがってきます。



さて、「銀亭」の駐車場でポルシェ・ボクターSさんとはお別れです。

彼女はここから白馬方面を経由して兵庫県までの長い帰路です。

お互いの無事を祈って「さようなら。気をつけて!」そして「また来年!」。




パンの「銀亭(しろがねてい)」

http://www.shiroganetei-shop.jp/



































































































以前、季節により「銀亭」では地の新鮮な野菜を置いていたのですが、

今回はありませんでしたので、

思いついてビーカブは一台で「羽生田農園直売所」へ移動します。

この直売所は昨年、IWANOFUご夫妻と帰路の途中で偶然見つけたお店です。




その時に驚いたのは「キャベツ」の種類が豊富であること。

昨年は四種類のキャベツを試食して幾つか購入しましたが、

今回は鮮度落ちが早いので流通に乗らないけれど味のしっかりとした品種を、

朝取りの新鮮な状態でひとつ購入しました。

これは帰宅後、ザク切りしただけのキャベツをフライパンで蒸し焼きにして、

マヨネーズに少量の岩塩を、そしてレモンをたっぷりと絞り入れて頂きました。

新鮮な野菜はなるべく素材の味そのものを味わうのです。

これはもう最高に美味しかったです。じゅる


ほかには小さな玉葱を二十個ほど、

こちらは週末にポトフかクリームシチューにそのままの形で入れて

トロトロに煮込んで頂くつもりです♪♪

そして枝で完熟した真っ赤なトマト。

これはたまりませんっ!!




「羽生田農園直売所」です。

http://kazeno.info/karuizawa/2-asama/2-asama-6-05.htm

http://kazeno.info/karuizawa/1-kita/1-kita-6-14.htm






























 
 
 
 


さてさて、直売所を後にして横浜にナビをセット。

いよいよ上越道の碓氷軽井沢ICから高速に乗ります。

ここで、最初の横川SAに寄ります。

むふふっ♪♪



勘の良い方はもうお気づきですね。

そうです名物であります「峠の釜飯」の購入です。

ここ数年、帰宅後の料理はしないで「釜飯」で一献。

これが最近のパターンです。ひっく

美味しいんだなぁこの釜飯っ、良いツマミにもなるし・・♪♪

同時に購入したのは、大人の頭ほどもある舞茸(800円)。

そして下仁田葱(800円)。

これも毎回欠かせませんっ。















横川SAで手に入れた舞茸です。










羽生田農園の小さな玉葱「ペコロス」は丸のままシチューにしますっ。

今夜は更にひと手間加えトロトロのミルク・クリームシチューにします!!













ここで嬉しいお知らせ!!

軽井沢を出てから片道おおよそ三時間半程度で帰宅できるのですが、

例の圏央道が東名・海老名ジャンクションから八王子まで

来春に繋がるそうではありませんか!!

待っていたのよーっ!!

八王子から関越の鶴ヶ島ジャンクションまでは既に繋がっていますから、

横浜に住む私は横浜横須賀道路を家近くの狩場ICで乗れば、

東名町田IC経由で、なんと碓氷軽井沢ICまでずっと高速で行けることになるのです!!



いつも町田から先の国道16号が八王子まで混むために、

余計な時間とストレスが掛かっていたのですが、

圏央道が繋がると、たぶん40~50分は短縮できる計算です。

つまり普通に行っても三時間を切ることができるのです。

これは嬉しいっ!!!

遅れていた予定がそろそろ見えてきましたねっ。




圏央道の開通により、軽井沢方面だけでなく、

清里・小淵沢方面へも便利になります。

小淵沢のバーネットヒルという宿や

イゾルデというイタメシ屋さんにも

通いやすくなるのはとても有り難いなぁ。









http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/road/3kanjo/progress/


 
 
 
  
タグ :軽井沢


Posted by ひげ at 21:11Comments(2)軽井沢

2013年10月24日

軽井沢のバリ「エスティバンクラブ」







全五話で完結する「軽井沢小話」の第四話目です。

今回は軽井沢のバリ「エスティバンクラブ」です。






お愉しみの「エスティバンクラブ」のことは、

私のブログで何度か取り上げさせていただいております。



場所は「秋軽」の会場となっている軽井沢グリーンプラザホテルから

クルマでゆっくりと走っても10分弱という近い場所にあり、

たまにしかクルマの通らない道路から更に無舗装の細道を入った

深い林の中にあります。

宿までの林を通る小道は通常のコースを辿れば右に二度ほど入りますが、

曲がり角にはペンション名の小さな看板がありますから、

まず迷うことはないでしょう。



足を止めて周りを見渡せば、このペンションの周りは

膨大な面積のほとんどを樹高のある落葉樹が

木々の間から少し先まで見える密度で生えていて、

その間に別荘や保養所がポツンポツンと散らばっており、

まるでその建物しかないような錯覚をおぼえます。

その雰囲気はとても静かで人工的な音のしない環境なので、

心と身体を癒すのに最適な場所だと思います。




早めにチェックインできた夕方に

ペンションのまわりをゆっくりと散策すると

都会ではなかなか味わえない、

誰も見かけず、誰ともすれ違わないで

秋の落ち葉を踏む音と、

たまに鳴く野鳥の声だけの静寂に包まれます。

これは、とても貴重な体験ですね。




少しだけ歩けば紀州鉄道のホテルがあり、

当時の車両が広い林の中で銀河鉄道の客車のように静かに佇んでいるのが見えます。

http://www.kitetsu-hotel.jp/karuizawa/

秋の散策で綺麗に色づき落ちた葉々を拾ってきて「栞」にするのもよいでしょう。

ここでは、自分なりの穏やかな時間をゆっくりと味わうことができるのです。





さて、お部屋ですが、

いつも吹き抜けのロフトと天蓋つきのデラックスタイプに宿泊するのですが、

部屋の雰囲気がまたエスニックなバリ風で素晴らしく落ち着けます。

吹き抜けの天井にはシーリングファンがクルクルと回り、

バリの調度品が幾つか部屋にレイアウトされています。

備え付けのCDを点ければガムランやバリの香り立つ曲が控えめに流れ、

暖かいセピア色を基調としたエスニックなアースカラーに各部屋は統一されている。

このデラックスタイプの部屋は全部で三部屋あって、広さも十分に取られているから、

伸び伸びとした空間でアジアン・エスニックの雰囲気を味わうことができます。




そして夕食までの間、お気に入りの天蓋付きのベッドで

手足を伸ばして「ぼーっ」としても良いですし、

籐の椅子に座って今日手に入れた「特別な本」を開くのも良いですね。

冷蔵庫にある飲み物につい手を伸ばしたくなるのもこんな瞬間です。

テレビなどは点ける気にすらなりません。笑

勿論、軽井沢の天気予報程度は見ますが・・・。




さて、十月ともなれば軽井沢の最低気温は一桁の5度前後です。

ベランダの照明を点けて戸を開ければ「キン!」と冷えた空気がサッと入ってきます。

そう、だからもう寝るときには暖房が欠かせないのです。

各部屋にはエアコンの他に、暖房用の設備があります。

お風呂は部屋付きのもの以外に受付棟の右手に貸切風呂が二つあり、

各宿泊客は基本的にはチェックイン後の夕方から、

チェックアウト当日の朝まで利用できます。




そろそろお腹が空きだしました。笑

各部屋に「食事ができたよ!」のコールが入ってから

本館のディナースペースにスリッパで移動します。

ここでいただける「バリめし」は、

「15万人が選んだ!最も美味しいお店 全日本ぐるめランキング★2001」の

都道府県別エスニック料理部門で大賞を取っただけあり、

とても美味しいので、いつも楽しみにしているのですが、

毎回、量もたっぷりと出てくるから、

私の小さな胃では食べきれないのが心残りです。

今回は精一杯お腹を空かせて望みましたが

すべて食べることはできませんでした。笑

朝晩の食事はペンションスタイルで、

広いガラス張りのルームで宿泊者がテーブル毎に揃って取ります。

この食堂のディナータイムの照明も強過ぎず好感度が高いです。


今回のメニューは、

・タエちゃんサンバル(エスティバン自家製チリソース)
・クルプック・ウダン(インドネシアの海老煎餅)

・ソト・アヤム(インドネシア風チキン・スパイシー・スープ)
・飲茶3種
・アヤムプララ(鶏ササミの香草和えサラダ)
・クピティン・ゴレン(渡り蟹の甲羅詰め・サンバル醤油添え)
・サユルローディー(野菜のココナッツ煮)
・アヤム・マサラ(鶏肉のスパイシーグリル)
・ナシゴレン(インドネシア風の炒め飯)
・マンゴプリン


でした。


ここで私は約20種類あるビールのうち「333(バーバーバー)」をチョイスしました。

二杯目はカルーアミルクでご機嫌に・・・。笑




食堂から見渡せる庭の左手には「バリ風の東屋」があり、

右手には左右対称の形をした邪気を寄せ付けないと云われる「割れ門」があります。

共にライトアップされていて霧でもかかれば更に幻想的かもしれません。

庭のあちらこちらに火が点けられているトーチがあり、

とても異国情緒あふれるエスニックな雰囲気を醸し出しています。



翌朝のお食事は前夜と同じ場所です。

サンルームのようにガラス面の多い部屋で、

朝の光が沢山入ってきてとても爽やかな中、

お粥にソーセージ、サラダにフルーツ、ヨーグルトも付いて

仕上げは珈琲を選びました。




この「エスティバンクラブ」に泊まったことがない人は、

軽井沢の環境とバリの雰囲気のコラボを想像しにくいかもしれませんが、

もう何度も宿泊している者の視点では違和感はまったくありません。

むしろ、この広大な高原の中のとても静かな環境だからこそ

この雰囲気を作ることができるのではないかと思います。




また、「エスティバンクラブ」は皇族である

秋篠宮文仁親王のご家族のプライベートなお誕生パーティーでありますとか、

静かな環境を求めてミュージッシャンのレコーディングにも

利用されたことがあるそうです。

そして夏にはバリダンスのショー。

リラクゼーション・エステルームもあるから予約したくもなりますね。

ここに宿泊して自分の感性に共感する「何か」を

見つけることができた人のリピート率はきっととても高いでしょう。



私はここでバリ関係のリラクゼーションCDのほとんどを購入しています。

「Bali Dua」とか「Bali Midori」などがそうです。

また、エスニックなバリの小物などもたえず仕入れて補充されていますから、

木製のオープンカーに乗る動物の置物など良いおみやげになるはずです。

私の家のアンティークな食器棚の上にも置いてあります。




もし、軽井沢に「隠れ家的」な宿を知っていますか? と聞かれたら、

あまり教えたくないけれど・・・と前置きして

このペンションを教えてあげることになってしまうなぁ・・と、

つい、そんな心配までしてしまうこのペンションは、

私たちがこうやって過ごしている時間もずっと、

軽井沢の自然の中で静かに佇んでいるはずです。

夏のバリダンスの時期や、冬の雪に閉ざされた白銀の世界も

是非、観てみたいですね。






以下は、今回撮影した幾つかのカットです。

秋の夜にライトアップされた光が、

雨に濡れたデッキや窓ガラスに映り込んで

美しい色合いを出しています。

きっと晴れた夜には漆黒の空に沢山の星々が瞬き

音の絶えた高原に穏やかな時間が流れるでしょう。




雨の日は雨の日なりの、晴れの日は晴れの日なりの良さが軽井沢にはあります。

静かに高原を渡る軽井沢の風に耳を澄まして過ごす時間は

遠い昔に忘れ去ってしまった大切な心持ちを思い出させてくれる

シンプルでいて、とても贅沢な時間と空間なのだと思います。






●「エスティバンクラブ」

http://www.estivant.cc/








































































































































































































































○以前のブログ記事です。

http://fujihige11.hama1.jp/e71467.html

http://fujihige11.hama1.jp/e795919.html

http://fujihige11.hama1.jp/e880310.html

http://fujihige11.hama1.jp/e991048.html

 
 
 






















































 
 
 
 
 
 


軽 井 沢 小 話 ・ つ づ く

 
 
 


  


Posted by ひげ at 21:11Comments(0)軽井沢

2013年10月23日

軽井沢の夢_O.P.E.N.「秋軽2013」







全五話で完結する「軽井沢小話」も第三話目です。

もう少しお付き合いください。












いゃぁ、軽井沢で毎秋開催しています、


オープンカーのイベント「秋軽2013」。


諸般の事情によりまして、


直前まで不参加を覚悟していたのですが、


なんとか当日の午後に駆けつけることができました。


でも当日の軽井沢は十数年ぶりの「雨」。


屋根の開くクルマのイベントで雨天はありません。


しかし流石は、私を含め「妖しい」人たちの集いだけありまして、


意外に参加をリタイヤされた人が少なかったようです。





この集まり、実は驚くべきことに私もスタッフなのですが、


もうスタートから十六年を越えていて見知った人が多いせいか、


某スタッフに言わせますと「ゆるい事、この上ない・・。」


何を血迷ったのかクルマ買い替えで屋根ありクルマを買っちゃう人や


およそ実用的でない怪しいクルマを命をかけて手に入れる人。


宿泊用の部屋へチェックインする時間が待てずに


駐車場で宴会をはじめてしまう私と中里さん。


或いは、オープンはオープンでも二輪で来ちゃうメタボなスタッフや、


クルマなんかどうでも良く、


前日の前夜祭に人生の全てを掛けている人。


あと、温泉にずっと沈んでいて体中の皮膚が豚モツみたいにフヤケちゃった人。





真面目に会話しているな・・と思って近づいてゆくとトランク容量を


女子高生の数で遣り取りしている。


「僕のは2女子高生だよ」とか「負けたよ、こちらは1.5女子高生だ」とか、


その小数点以下の数をめぐって、


「上半身か下半身か」で、彼らの主張は平行線を彷徨っている・・・。





もう、「いったいどんだけユルイ人たちの集まりなのよ」という声も


聞かれないほどあたりまえになった集いなのですが、


冷静になって考えると、


これ「やっぱりオープンカー」の集まりなんですね。笑





で、そんな私たちは「妖しい」だとか「オバカサン」だとか、


中には「おかしいんじゃあない?!」とか言われることに


無上の喜びを覚える人たちばかり・・。


最近ではどれだけ怪しいのかを「競い合う」ような風潮も出てきております。





たとえば、「どれだけ遠くから来たか。」


北海道や九州からニコニコしながら普通に来ます。


あるいは「どれだけ目立つか!」。


オープンのフェラーリやランボもある意味普通。


全塗装やデコ、ドライバーは被り物。


そのうちコスプレなんかを期待しちゃいます。


女装なんかもOKでしょ。笑




中には、なんの手当てもしていないのに、


そのまんま「被り物」を着ているようにしか見えない「背中にチャック」なお方。


もちろん、フェイクなチャカを持たせたら・・、


どこから見ても完璧にカタギに見えないベンツ乗りの保育園のお偉い理事長さん。




また、どんだけ「経歴不詳・職業不定・性格不精・行動不承・性別不明・生活破綻」


なのかのオーラを身体全体に漂わせていたり、


屋根を開けたクルマにいったいどれだけの人が乗れるのかを


ひたすら容積計算をして、それを実践する人。


「左手はここ、そこの右足はそこに入れて!」とか言ってね。


あと、現世に飽きちゃった人とか、


一年に一回だけ鳴く大型犬を抱きかかえながらオープンで走り、


遠目には運転中、犬に襲われているようにしか見えない達人。




更には、前述の前夜祭である呑み会で「金髪や女子高生風三つ編」のズラを被る者。


同時に、これは私のことですが宴会に「付け睫毛」を持参する人。


もう、その全ては「軽井沢伝説」と化しています。





あ、オープンカーの話題でしたね。汗


まあまあ、つまりは大なり小なり、


オープンカー乗りは自己顕示欲が旺盛な人が多い。


だけどココマデ!という「止め」が効かない人も多い。笑





だからオープンカー乗りは「妖しい」とか「オカシイ」とか言われる事を


全て『褒められている』と思っている人ばかりなのです。


ということで決して誤解をしないでください。


オープンカー乗りは「オタク」ではありません。


行き詰まった人類社会の「ブローオフ・バルブ」であり、


正常進化を遂げつつある、プレッシャーを抜く術を体得した


新しい時代の人たちなのです。キッパリ





だからもし、私の書いていることを嘘だと思うのであれば、


ステアリングをそっと握り締めて


来秋の軽井沢の集いを覗きに来てください。


ほら、きっとあなたも・・・、・・・・。ニヤリ





























まあ、「百聞は一見に如かず」と申しますから見てください。

素晴らしいではありませんか。彼はこの雨の中、

屋根はおろかドアもウィンドウもない、こんなクルマで参加されています。

実は来る時に料金所の親父に「あんた何やっているのよぉー!?!?」と

濡れた姿を絶賛されまくったそうな・・・。

メットをかぶっているのは「虫が口に入る」からだそうです。

ちなみに、彼は以前の那須の宴会で袋いっぱいのイナゴを持ってきてくれて

皆で泣きながら「おいしいっす!!」と、いただきました。



































一応、走りましたので動画も貼っておきます。

もうね、皆さん最高の褒め言葉ですょ。

http://youtu.be/Z5veYN11TdE













そうそう、念のため後姿も・・・。

やっぱり虫にしか見えまへん。

ほぼ全身カーボンなので「雷」が天敵だそうな。


















会長である某氏、流石にこの雨で愛知からメイン車では来なかったのですが、

この人のブログから無断で拝借して載せてみますね。

こんなマトモなオープンカーで後ろ指をさされる豊かな生活を送られております。

あ、サーキットではご注意くださいませ。














この屋根の開かない素敵なクルマの女性オーナー、実はスタッフです。

そう、オープンカーの集まりのスタッフなんです。

嗚呼、オープンカーを愛する人たちをまとめるスタッフの鏡。

なんと素晴らしい・・・・。

屋根のオッパイ形状に免じてOKっす。














やはりこのスタッフの事には触れておかなければいけません。

通称「走る活断層・踊る脇腹」。今回はエリーゼではなくドカの単車です。

何故なら単車ならシートに尻が入らないということはないから・・かな。

不思議なことに彼が引っ越す先々で大地震が起きます。

お布団と女性・・、い、いや、お昼寝が大好きという点が私とカブリます。

趣味は箸置きの収集・・・、・・・。謎













今回、この車両を持ち込んだカメラ好きの人。

あえてお名前は伏せて「みやもっちゃん」としておきます。

軽井沢の深夜に一人、クルマの周りを這いつくばって撮影しているのを

毎年、目撃されることが多い人です。

時には「キジを打つ」格好での目撃情報も報告されています。

不審者での職質の回数は、きっと私と良い勝負をするでしょう。

次のクルマはオープンの集いなのにケイマンだとかの噂が・・・、・・。














最後に私なんですが、コンデジをしゃがんだ状態、

地面すれすれにカメラをきめて、

レンズはやや上方に向けて撮影する姿が、

多くの人たちのイメージする私の姿のようです。


最近、明るいカールツァイスレンズを手に入れたので暗い場所もガッツリ写り、

有効画素数、約2020万画素の解像度で細部の再現性も素晴らしく大満足でもッコリ。

レンズ交換できないのでデジイチと違って「塵・ヨゴレ」が入る心配もありません。


もちろん、しゃがんでアオッた感じでクルマの撮影に集中しているのですが、

タイミング良く、短いスカートの女性が通りかかると状況は大きく一変します。



スタッフの中から軽犯罪者を出してはいけまへん。








  
タグ :秋軽2013


Posted by ひげ at 20:34Comments(2)軽井沢

2013年10月22日

ブックカフェ『百年文庫』










ブックカフェ『百年文庫』は、

長野県上田市から栃木県日光市までの全長350kmの高原を通るルートで

「日本ロマンチック街道」沿いの軽井沢の浅間高原北麓にあり、

「百年文庫」を含めたお店たちが

1920年代に建てられた和洋折衷の味わいのある洋館に手を入れた

「ルオムの森」という総称で集合しています。




これは隣接する「スウィートグラス」という

大きなオートキャンプ場がプロデュースするもので、

キャンプ場のバンガローやキャンプサイトなどと、

ルオムの森の各店舗やアトラクションコースとあわせて

大きな自然の中で楽しめるひとつのエリアとして

提案されている活動です。





そのエリアは、いまから約230年前の昔に、

浅間山が大噴火を起こして

その火砕流で軽井沢に多くの被害が出たにも関わらず

ここでは被害を受けなかった幸運な場所にあり、

また以前に私のブログにも記述させて頂きましたが、

ルオムの森の「ルオム」とは、

フィンランドの言葉で『自然に添う生き方』の意味だそうです。




さていつも、この高原に来て思うのですが、

この標高1000メートルにある軽井沢という場所、

その広大な浅間高原の中を走る道の両側は

樹高10メートルを越える林が広がり、

その木々の間から降り下りて来る木漏れ陽を浴びると

来る度にゆっくりと肩の力が抜けてゆき、

心洗われる感覚に包まれます。




晴れた夜には、それこそ満天の星たちが瞬き、

普段、街中で見上げる夜空とは別物の

格別な星たちの世界が空一面に広がります。




そして何よりも美味しい「澄みきった空気」を

胸いっぱいに吸い込んで感じる至福の時間。

それは「環境」などという言葉をあえて使いたくない

本来あるべき自然そのもので、

いささか強引かもしれませんが、

まさにそれは読書という文化的な行為に適した場所だと思います。

何故なら、誰もが都会のコンクリや排気ガスの臭いを感じながら

物語の世界を浮遊したいとは思いませんから・・・。笑




そして、そういう時間を過ごすことが、

なによりもの贅沢であり、

「豊かな時間」の味わいなのであると思います。

それは社会生活の中では無意識のうちに

誰もが犯しているであろう

攻撃的であったり、刹那的であったりという心持ちから離れた

穏やかで静かなニュートラルな気持ちになれることであり、

人間本来が持っている単純で純粋な

鏡のような心境になれる

ひとつの空間への呼び水なのかもしれません。




「百年文庫」には自然環境や草木の本、

軽井沢ゆかりの書籍や写真集などが収録された図書室があり

ブックカフェ利用者には無償で利用できます。

そして、薫り深い珈琲や軽食を取りながら

その数20を越える席にひとり座り、

開いた本から想像力を大きく広げて

静かに自分の世界を旅することができます。





ご自分の住む場所から少し足を伸ばして

時間など忘れて味わう至福の時の有り難さは、

経験した人と、体験しない人では

おそらく考え方が大きく違ってくるでしょう。




知っている人にはたまらないであろう

この静かな雰囲気に包まれた軽井沢の

一風景である「ルオムの森」界隈も、

来月に入れば浅間高原や浅間山と一緒に雪を纏って

永い冬に入ります。

「ルオムの森」は通年営業しているそうですが、

気候の良い季節であるこの晩秋。

雪降る前に足を運んでみては如何でしょうか。









追伸ですが、

先日の軽井沢訪問で丁度、他にお客さんが居なかったこともあり、

「百年文庫」の方と長い時間話し込んでしまいました。

お仕事中でしたので後で申し訳なく思ったのですが、

とても愉しい時間を過ごすことができました。



二階のカフェと図書室に薄く流れていた

ギターとヴォーカルだけのボサノヴァが

あまりにこの雰囲気にあっていたので尋ねますと

気軽に教えて下さいました。ありがとうございます。

「ジョアン・ジルベルト」のCDは早々に、

一枚をネットで注文致しましたので

明日の晩には届きます。うふふっ♪




最近いろいろな事に共通して感じることは、

自分の「趣味」にシンクロしたお店やイベント、

あるいは作家の作り出す世界。

そして、人との出会いもそうですが、

その出会いの中には「大切な情報」が溢れています。

前述のように穏やかでニュートラルな気持ちで

耳を澄ませ、じっと見詰め、

良く咀嚼することによって、

自分の生き方にプラスになる情報が

必ずと言って良いくらい見つけることができるのです。



だから、それに気づかずに急ぎ足で跨いでしまったり、

見えているのに何も感じないような気持ちで訪れることは、

とてももったいないと思います。



たとえば私のこの拙いブログであっても、

眺め・お読み頂く中に

何かしらの愉しみへのヒントを見出して頂ければ

こんなに嬉しいことはないと思い、

ついつい、いつも「長々~っ!!」と書いてしまうのは

今回を含めて、ご覧の方々には

そういう事とご理解いただき、

どうぞお許しいただければと思う今日この頃なのです。(だから長いョ)笑





軽 井 沢 小 話 ・ つ づ く

















現在、文化財登録を申請中の洋館は、
二階に「百年文庫」が入る「ルオムの森」の和洋折衷の建物。














ブックカフェ利用者は無線LANやPC電源が利用できます。
今回は図書室から背取りした「木村伊兵衛」の写真集をめくります。














所謂、その撮影方法を「居合い」と例えられた木村伊兵衛。
左は千人針、右はバスガイドです。














古書コーナーで購入しました「暮らしの手帳 すてきな あなたに 2」。
日本の家庭向け総合生活雑誌に掲載されたコラムを十二ヶ月の章に分けて
再編集された本の一冊です。














利用者は思い思いの席で心とお腹を満たします。














雨の軽井沢も、また楽し♪♪ それは本当に思うことなのです。

窓外の木立の中に停まるビーカブ。
エンジンを切ると幌にあたる雨だれの音が静かに響きます。














窓からは隣接する「自然木を生かしたアトラクションコース」が見えます。
この日は小学生くらいの子供たちが講習を受けながら楽しんでいました。































いずれは、伏流水を引いてビオトープを作る計画もあるそうですが、
図書室の窓辺には「メダカ」を入れた鉢がふたつ。
行く秋を窓から眺めながらメダカたちは尾を振っていました。














滋味豊かな「あのカレー」セット¥1200














「マフィンとドリンクセット」¥1100
りんごジュースもとても美味しい♪♪







●北軽井沢「ルオムの森」

http://sweetgrass.jp/luomu.html

http://luomu-mori.com/
 
 
   
 
  

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





五十年ほど前まで走っていました「草軽電鉄」のポストカードもあります。
 
 
 





 
 
 
 

昨年の「ルオムの森」でのブックニックのときの記事です。

数日前に谷川俊太郎氏のトークが麦小舎でありましたが、

平日のため断念しました。

http://fujihige11.hama1.jp/e991168.html








  


Posted by ひげ at 19:54Comments(2)軽井沢

2013年10月21日

軽井沢にて「丸山珈琲」。






とりあえずの帰宅報告です。



ハルニレテラスの「丸山珈琲」。

軽井沢に多いブックカフェのスタイル。

薫り高い深煎り珈琲のブラックで

雨音の聞こえる軽井沢の時間を

ゆったりとはじめます。





土日のハルニレテラスでは、

いろいろな果物・野菜を並べる日もあり、

店々を包む林の奥には、

澄んだ清流の流れる音が

爽やかに聞こえてきます。

http://www.hoshino-area.jp/shop/












深い珈琲の薫りを味わいながら、軽井沢にゆかりの本を「眺める」空間です。














まるで自分の書斎のようなデカイ顔の・・・わ・・た・・・し・・・。

ぁ、目がイッちゃっていますね。汗














今回は定番ブレンドである丸山珈琲の深煎りです。

http://my.ebook5.net/maruyamacoffee/8a1532858ea517bdf69130946513dac7/
















 











http://www.maruyamacoffee.com/blog/shop/harunire/ 
 














「軽井沢マルシェ」の完熟した「プルーン」はとても美味しかった。

http://www.hoshino-area.jp/marche/

 

  
  
 
 
 


つ づ く 

 


 

 
 
  


Posted by ひげ at 16:01Comments(2)軽井沢

2013年10月14日

夏の忘れ物。

 
 
 











「筒井時正玩具花火製造所」
http://www.tsutsuitokimasa.jp/tokimasa.html
http://www.tsutsuitokimasa.jp/






部屋を片付けていると



この夏に点けてみようと買った「線香花火」が出てきました。



この歳になりますとなかなか大掛かりな花火はやらないのですが、



この儚げで小さな花火は



なぜか気になり夏に手に入れたものです。







線香花火は福岡県みやま市にあります



「筒井時正玩具花火製造所」が手作りする、



いまでは稀有になってしまった国産の線香花火です。



「夏の忘れ物」を来年まで大切に眺めながら、



次に火を灯す季節まで穏やかに過ごしましょうか・・・。

 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 


 
 







 
 
 
 
 
 

  


Posted by ひげ at 19:03Comments(2)雑感

2013年10月13日

深夜二時の旅。

 















つい、読書に夢中になり、

時間を見れば深夜二時を過ぎている。


 
寝室である和室を常夜灯だけにして

横になりながら読書用のLEDを開いた文庫にあてる。



この沢木耕太郎による紀行小説「深夜特急」は、

もう三度読み直しているのです。

「深夜特急」は1986年5月からの書籍化で

それ以前には新聞に連載されていたため、

いまから数十年前の1970代の当時を境にして、

この本に影響されて海外を貧乏旅行する若者が沢山いました。



東京からロンドンまで途方もない距離を

バスだけで乗り継いでゆく・・・、

出会う数々の苦しくも心揺らすイベントは、

いまだ読む者を引き込む時代を超えた魅力に満ちています。

頁をめくれば、読む者を当時の旅の世界に誘ってくれるこの本。

この夜、部屋に居ながら、ひとり旅に浮遊する時間です。




さて、季節はもう秋。

今週は夏の戻りをニュースでは告げていますが、

深夜はやはり10月の深い秋の気温です。



この静かな夜、丘の上での読書時に、

ふと、耳を澄ませると

丘下の平戸桜木道路をバイクが一台走り抜けてゆく排気音が

風に乗り聞こえてまいります。



信号待ちからロー、セカンド、フォースとギアを上げながら、

その集合管のマルチな排気音が

深夜の横濱の町を遠く走り去ってゆく気配に耳を傾けながらも

私の目はしっかりと活字を追っている。

そんな「音」にも秋の気温の響きが感じられるこの秋の夜です。




 
 
 
 
 
 
  
タグ :横濱読書


Posted by ひげ at 14:47Comments(0)雑感