2014年02月22日
私の好きな横濱(その3)
春近き横濱・山手の「外交官の家」。
この建物は渋谷の南平台に明治43年に建てられた
明治政府の外交官を務めた人の西洋館を
1997年に、この丘に移築復元したものですが、
もうすっかりと横濱の景色に馴染んでおります。
きっと「あの時代」という共通の雰囲気を纏っているからかな・・。
あのジブリ映画「コクリコ坂から」の主題歌を歌っている
手嶌葵さんのPVもここで撮影されています。
この西洋館には駐車場はなく、
正面側(JR石川町駅)は急坂なので
私はいつも裏側に停めて撮影します。
本日は「外交官の家」ではなく、
New Beetle Cabrioletメインの撮影となっちゃいました。笑
http://www2.yamate-seiyoukan.org/seiyoukan_details/Gaikoukan/
http://kokurikozaka.jp/index.html
2014年02月22日
私の好きな横濱(その2)
続けて週末の大雪となった横濱・山手も、
この週末にやっといつもの時間が流れ出しました。
まだ、港に吹く風は冷たいけれど、
きっと春はもうすぐそこにまで来ているはず・・・。
そして「休日は自分のイメージ」から・・・。
朝起きた気分と、冬の陽射しに本日を組み立てます。
今日は久しぶりの麗らかな青空に誘われて
カブリオレの屋根を開けて
過ぎ行く「冬の風」を味わいました。
わずか半日で顔を日焼けしてしまいました。笑
まずは「えの木てい」の画像から・・・。
ここでは宝石のような小さなケーキと
大好物の薔薇のメレンゲを購入。
メレンゲは口の中で薔薇の香りを放ちながら
シュゥーと消えてゆきます♪♪♪
http://www.enokitei.jp/
↑ これ、大好物です私。
2014年02月12日
『僕とおじいちゃんと魔法の塔』
「僕とおじいちゃんと魔法の塔」
先日、香月日輪さんの
「妖怪アパートの幽雅な日常(この春10巻目刊行)」のことを
このブログで少し触れさせて頂きましたが、
読了した主観を書き留めてみます。
一言で表現すれば「面白く楽しめた」に尽きると思います。
この作家さんの本はそのほかに、
「僕とおじいちゃんと魔法の塔(現在5巻刊行)」や
「完全版 地獄堂霊界通信(現在8巻刊行)」、
「大江戸妖怪かわら版」などなど
今年に入ってから26冊ほど読んでいます。
この作家さんの本はどちらかというと「児童書」に分類される
わかりやすく読みやすいストーリーで、
若い人たちが希望を持ちながら経験を積んでゆく姿が
異界の者とのやり取りを添えて書かれています。
同じタイトルでコミックになっているシリーズもあり、
活字である書籍に対する書評や感想は圧倒的に女性が多く
若い人たちからご年配まで読まれている小説です。
その中で私的には『僕とおじいちゃんと魔法の塔』がお薦めかな・・。
海に面した見晴らしのよい場所に建っている秘密の塔。
その塔は、実は主人公の
今は亡きおじいさんが仲間と建てたものでありました。
いまは閉鎖されている、その秘密基地のような誰もいないはずの塔に
導かれるように入ったことにより
幼い主人公の世界観が大きく変わってゆく・・・。
そんな読む者に対するメッセージ性のある物語です。
犬なんかしゃべっちゃうし、美形も出てくるし・・・。笑
古典や純文学も読み込むと深く楽しいのですが、
それらが執筆された当時の時代と社会的背景が
現代とはかけ離れているために、
読者は、なかなか感情移入し始めるまでに時間が掛かります。
そういう意味では、この作家の本はライノベ系であるし、
自分が通過してきた世代のお話であり、
現代のファンタジーでありますから
最初から肩の力を抜いて入ってゆけると思います。
いずれの作品にも共通しているのが
まず主人公の「まっすぐな気持ち」。
主人公の足りない部分を補う仲間たち。
そして異界のものたち。
とかく混沌とした現在の中で
一筋の光を見出して成長してゆく幼い主人公に読者は導かれて
読者は著者の術中にハマってゆくことが心地よい・・・。
今年に入ってから他の作家さんの本も含めて30冊強を読みましたが、
『僕とおじいちゃんと魔法の塔』は私のお薦めです。
実際に太平洋に面した海辺の岬に
こんな塔を建てて老後を過ごせたら
それは愉しいでしょうねっ。
その時は五階建ての屋上に野天風呂を作ろうっと。
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僕とおじいちゃんと魔法の塔(1) (角川文庫) [文庫]
香月 日輪
ISBN-13: 978-4043943319
価格: ¥ 460
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僕とおじいちゃんと魔法の塔(2) (角川文庫) [文庫]
香月 日輪
ISBN-13: 978-4043943562
価格: ¥ 460
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僕とおじいちゃんと魔法の塔(3) (角川文庫) [文庫]
香月 日輪
ISBN-13: 978-4043943784
価格: ¥ 460
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僕とおじいちゃんと魔法の塔(4) (角川文庫) [文庫]
香月 日輪
ISBN-13: 978-4043944385
価格: ¥ 460
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僕とおじいちゃんと魔法の塔(5) (角川文庫) [文庫]
香月 日輪
ISBN-13: 978-4041001318
価格: ¥ 460
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※「ISBN-13:」の「13」は10桁から移行した最新の13桁コードの意味です。
書店などでの注文の場合のISBNは「ISBN-978-4041001318」などとなります。
2014年02月09日
朝雪の「からっぽの木」
朝雪の「からっぽの木」
早朝の雪に包まれた「からっぽの木」。
四十数年ぶりと報道された大雪の横濱では、
深夜に暴風が北から吹き付けて
積もった雪を吹き飛ばしてしまい
北側に面している場所では土が露出しています。
そして吹き溜まりでは膝ほどの深さの
残雪が積もっていました。
丘に登る急坂はどこも深い轍(わだち)で
スリップの跡が残っています。
日中の横濱は10度の予報で、
気持ち良い青空が広がりだしていますから
雪はどんどんと消えてゆくでしょう。
撮影の頃にはまだ南側に深い雪が残っていますが、
これから子供たちがソリ遊びをする頃には
雪原は縞模様になってしまうでしょうね。
いま、「からっぽの木」は青空と朝日に照らされた
爽やかな空気と光に包まれています。
丘の頂の雪は強い北風に飛ばされ、階段は雪に埋もれています。
トイレの屋根に積もった雪も青空に美しく光っています。
土や冬草がのぞく丘の頂きです。
南東側は吹き寄せた雪が深く溜まっています。
こちら側の斜面は雪が美しく景色を作っています。
柵側の斜面は、これからソリで遊ぶ子供たちが集まるでしょう。
轍が残る坂は凍結しないでほしいものです。
氷点下の朝方、まだ暗いうちに若者たちの声が聞こえてきました場所には
可愛い雪ダルマが・・・。
朝日が清々しく雪景色を照らしています。
桜の木やニセアカシアの木が寒そうです。
昨晩、私の枕元から1メートルのハウスで寝ていた子が朝のご挨拶です。
ぐっすり眠れたようで、さっぱりとしたお顔ですね。笑
昼食の買出しへ青空の下、雪路の中へ・・・、
228段の階段は、各家の人が雪かきをしてくれていて
普段通りのお買い物の往復で歩行に支障はありませんでした。
皆がいつの間にか好意でしてくれている雪かき。
気がつかなければ、それだけのことですが、
各々が誰に頼まれるのでもなく歩く足元を思いやる気持ち・・・、
もちろん、自分たちが通りやすくするためでもあるのですが、
こういうことはとても有難いことでもあり
通行する人たちにとって嬉しいことでもあります。
特に私のように膝が良くない者や
この丘に住むご高齢の人たちにとっては
とても有難いことです。
きっと、まだまだいろいろな世の中の事柄にも、
同じようなことが潜んでいるのでしょうね。
それらの、ひとつひとつに気づくことも、ある意味大切なことかもしれません。
四十数年ぶりの大雪に見舞われた関東のこの週末、
でも、こんな見えないところにも各自の配慮が潜んでおります・・・。
それはとっても感謝したいことであり、
そういうことに気づく毎に
改めて嬉しくなる今日この頃なのです。
さて、そろそろ、そんな気持ちを胸にヌクヌクと、
いつものお昼寝に入るといたしましょうか・・・。
2014年02月08日
雪景色の「からっぽの木」
雪景色の「からっぽの木」
今日は関東では二十年ぶりと言われるほどの雪が
「からっぽの木」に静かに静かに降り積もりだしています。
深夜に降りはじめた柔らかな粉雪は、
明日朝まで雪を積もらせそう。
子供の頃から、
すべてを綺麗に白く包んでくれる
この雪景色が好きでした。
とりあえず、今の「からっぽの木」を
ご報告いたします。
そして午前10時現在は、もう画像の倍は積もっています。
昨晩は、野毛のすきずきで蟹雑炊にトラフグの握り。
そして旧バラ荘でアコギなライブを愉しみました。
今日はお出かけを控えて、
ゆっくりとお風呂につかり、
読書とお昼寝でも・・・。
まずは、フレッシュなミントを熱々のお湯で入れる
「ミントティー」で身体を温めましょう。
このカットは午後12時を過ぎた頃です。
「からっぽの木」からは子供たちの歓声が聞こえてきます・・・。
もう、いまは吹雪きだしております。
寒いので和室のサッシからの撮影です。ブルブル
この子は庭に宿泊している男の子です。
背中に雪を抱いて「営業」から戻りました。
さあ、煮干しを食べたら右上に用意したハウス(防水・内装タオル)でおやすみなさい・・。
19時現在の横浜。私の手の指先の幅が丁度20センチだから
もう25センチになって更に吹雪いています。電車も軒並みとまっています。
明日の朝はいったい・・・。
2014年02月07日
清水ヶ丘公園のタヌキさん。
先日の夜、
帰宅する時にご近所のIさんが
「タヌキがいるよ!」と声を掛けてくれました。
「・・・えっ・・!?!?」と、わたし。
いやぁ、ここでは初めて見ました。
確かにタヌキさんでした。
清水ヶ丘公園ではハクビシンや台湾リスなど
いろいろな動物を見ましたが
タヌキは初めてです。
以前、インドから来た珍しいハッカチョウという鳥や
猛禽類などは清水ヶ丘公園で見かけましたが、
タヌキですよタヌキ!!
気になっていろいろとネットで調べますと、
なんと東京23区や横浜市でも
多くのタヌキが目撃されているのですね。
これは知りませんでした。笑
2014年02月05日
オープンカーのある暮らし。
「冬の海」・「湘南」・「オープンカー」とKEY WORDが揃ったら、
それはきっと私たちへの特集ではないかな・・・・笑、
と、思いたくもなるような特集を
現在発売中の「LEON 3月号」でやっています。
特集タイトルは
チャラい小僧にはわかるまい
「冬のドライブデートは街から、海へ」
http://www.leon.jp/
所謂、大人がオープンカーを「粋」に乗りこなすには・・・という、
ひとつの切り口をまとめた特集です。
オープンカーで向かう湘南の海、
洒落たBGMや訪ねたいお店、そして拘りのポイント等々・・・。
振り返れば、いま三十歳以上の人たちの世代は
「クルマ」は自身の生活の中で
とても重要な位置を心に占めていました。
親までの時代にクルマが必須アイテムであった時を
あたりまえに過ごしてきたわけです。
その中でも「屋根が無いクルマ」ということは、
屋根を開けた、そのAピラー越しの開放感の向こう側に、
待ち焦がれていた映画のシーンを観たり、
雑誌で見た海外のカットに憧れたりした
何らかの夢のようなモノを受け取っていた時代でありました。
そう、オープンカーを通じて観ることの出来る夢があったのです。
実際、私が自動車免許を取った頃は、
国産のオープンカーなど新車で買えるものは一台も無かったから
余計にそういうイメージを重ねていたのでしょうね。
さてさて、現在の横濱の港界隈や湘南では
休日にはもう驚くほどの数の屋根なしクルマが
嬉々として走っているのを見かけます。
もちろん、こういうオープンカーという個性的なアイテムは
利用する人間側にもそれに見合うような
際立ったアイデンティティーを求められますから、
「粋」な生活を普段使いとするための刺激役としては
もとても重要なサプリメントです。
ドライバの個性に見合うウェアやシューズだけでなく、
ちょっとした小物にまで「気」をつかって
嫌味を越えない一歩手前の領域でセンスを主張する・・・。
その基準ラインは路行く人(他人)の「共感」です。
自己満足ではなくて、
評価の確認は、あくまでも第三者のあたたかい眼差しです。
気を抜いてはいけません。笑
そんなオープンカーライフへのヒントが
この本には特集されています。
ま、書店で見かけましたら
是非、手にとってパラパラとめくってみてください。
気に入ったらご自分の本棚にでも・・・。笑
そしてお互い「粋」にステアリングを握りましょう。
2014年02月02日
フラリと「横浜すきずき」
今日の横濱は朝は霧雨のお天気でしたね。
昨日、ピカピカに磨き上げた「New Beetle Cabriolet」を
濡らすに忍びないためにお出かけは徒歩で・・。
http://allabout.co.jp/brandsite/volkswagen/closeup/CU20080714B/
有隣堂で百田尚樹の「モンスター」を一冊購入してからフラフラと歩き・・、
ザキの外れの「丸亀製麺 関内店」でとろ玉うどん(冷)に
結び昆布天・海老天などをトッピングしてかき込んだ後
いつもの鮮魚居酒屋「横浜すきずき」へ・・・へへへ。
さ、明日からまた頑張りましょうっ!!
す、すみません・・・昼間から・・・、・・・。
なんたって、タラの白子なんかでちゃいまして・・・もうね・・・。
もう貸切状態でボスの福田さんと掛け合い漫才なんかを・・・、・・・。ひっく
先日はSiOさん、昨晩はゴールドさんが来たので本日は私が・・・。
ま、このお店は野毛で鮮魚を安く呑み食いできる、
私が自信をもってお勧めできる呑み処だから兎に角、呑みまひょ!!
http://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140102/14002735/
2014年02月01日
通い「えの木てい」
ビーカブにワックスをかけてホイールやタイヤまで
綺麗にしたあとに、いつもの山手をオープンでゆっくりと流します。
そして三週続けて「えの木てい」のケーキを求めました。
春を間近にした横濱・山手の桜の枝先には
桜花のつぼみが形を成してきて、
まだ寒の戻りはありますが「春遠からじ」。
降りてくる陽射しにも春の予感が感じられる今日この頃です。
http://www.enokitei.jp/
白く柔らかな光が窓から入り、電燈の灯りが温かみをくわえていた・・・。
窓外には冬の山手の静かな時間がながれている・・・。
ケーキのテイクアウトは二階の階段を上がりくぐり戸のような戸を引きます。
1927年に建築された建物が山手の朝日を浴びている。
爽やかなオープンカフェはこれから春の季節に人で賑わいます。
向こう側は「エリスマン邸」。
たまらなく濃く美味しいこの塊。もう、・・・、・・・・、・・・
二階のSweet Salonから望む景色は窓硝子の塵によりソフトに見えます。
2014年01月29日
「妖怪アパートの幽雅な日常」
先日、香月日輪という作家さんの書いた本を一冊手に入れて
その薄い本が思いのほか面白かったので
早々に同じ作家さんの「妖怪アパートの幽雅な日常」というタイトルシリーズを
現在刊行されている9冊まとめて、書店にオーダーしました。
で、昨日受け取りに行きますと・・・、・・・、
第一巻だけオーダー漏れしていました・・・。涙
いっそのこと第一巻分はネットであらすじを読み取り
第二巻目から読んでしまおうかと、
いろいろ迷ったのですが、
ここはやはり第一巻が来るまで待ちましょう。
最近の「気分」として、
「待つこと」を極力なくす仕組みが多いこの社会。
効率良く、無駄な時間をうまく省くことが重要な事となっていて、
我々は、レジや販売機だけでなく何事におきましても
「待たされる」ということに対して
すぐに不快感・不愉快感を抱いてしまうよう
知らないうちに心へ負の教育がされています。
これって、キレやすい人を増やしている
そんな原因のひとつと言ってよいでしょうね。
でも、知らなければ待てるけれど、
知ってしまったら待ち辛いとかありますから
理由によっては、なお辛い・・・。笑
しかし、待つという行為は果たして
それほど無意味なものなのでしょうか・・。
いやいや、そんなことはないはずです。
余裕なく待つことは確かにキツイですが、
もしいろいろな余裕を持ち合わせていた場合の待つという行為は、
心に新たな「考える時間」を与えてくれます。
そしてそこから「何かが生まれる」ことも多々あるのです。
たとえば、見落としていた重要な何かを発見したり、
理解していなかったり誤解していた
相手の気持ちがわかったり・・・、
でも、一番大切なのは待っている対象に対しての精度が上がり
思い違いや見落とし、そして解釈の間違いが
好転するということかもしれません。
私の若い頃の失敗は、大方こんな
待つことを嫌った「早とちり」から来ていました。
今はね、その反省から待つことに遭遇した場合は、
これは、今はそういうタイミングが必要なんだと思うようにしています。
そう、極力努力してね・・・・。笑
あぁ、でも第一巻、早く来ないかなぁ・・・・。ボソ
なんて言っていたら本日ゲット!! 笑
2014年01月28日
野毛「una casa de gb gb El Nubichinom」
野毛の都橋商店街に「ウナ カサ デ グビグビ エルヌビチノ」という
長い名前のビールを飲ませるお店があります。
私なんかはぜったい素面でも舌を噛んでしまいますね。
だから「ウナカサ」で「グビグビ」と覚えようかな・・・。笑
以前からホロ酔いでこの界隈を歩きながら気になっていたお店です。
あのアド街でも取り上げられていたので
是非、一度入ってみたいと思っていました。
もう、野毛通たちには有名なお店らしく、
ネットで検索しても沢山でてくる「ウナ カサ」は
なんとお燗をしたビールを美味しく飲ませてくれるそうです。
昨年の寒い季節あたりからホットワインにハマッたこともありまして、
先週末、いつもの「すきずき」でトラの鉄砲を刺身でお腹に入れた後、
北風の吹く中、「ウナ カサ」を訪ねてまいりました。
ホントはね、旧バラ荘に行ったのだけれどまだお店が・・・。笑
右がお燗ビールの「アールグレイ」、左が「ワイルド・イン・洗足」です。
さてさて、この都橋商店街はもう説明する必要の無いほど
横濱では有名な飲み屋街ですが、
一応触れておきますね、
ここは今から丁度50年前に開かれた
東京オリンピックの開催に伴う都市環境整備で
それまで散在していました露店や屋台・店舗などを
船の行きかう大岡川沿いの一箇所に集めて
川に沿ったアールの二階建てに集合させたのが
現在の都橋商店街で店舗数は約60軒、地元の通称ハモニカ横丁です。
でも、ここの雰囲気はそれ以前の
戦後の闇市・バラックの風情と匂いがどこからか
まだその当時生まれていない私たちにも
妖しく・懐かしく語りかけてくるかのようです。
そう、膝小僧につぎをあてた年期の入ったズボンをはいて
鼻の頭を汚した子供たちがウロウロする街で、
戦後外地からの引き上げ者たちが目だけをギラギラとさせて
毎日、生きることが最優先されていた時代の空気が
当時の野毛には色濃く在ったと聞きます。
以前、このブログで書きとめましたが、
私の祖母が野毛の伊勢山皇大神宮下に住み
同所近くにBARを開いていました関係で
祖母たちからこの界隈の時代の香りを
口伝えに聞かされたことがあります。
当時、正規にお酒を仕入れることができたので、
家の親たちは食べるものにはまだ恵まれていたようです。
いまから70年近く前の野毛界隈、
1945年5月29日の昼のB29(500機)・P51(100機)によっての
横浜中心地への大空襲と機銃掃射は
この界隈の建物のほとんどを消してしまいました。
その後に雨後のタケノコのように建ったのが野毛の闇市で
そんなハマの深い歴史の上に現在の野毛はあるのです。
http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/housei/sisi/web-air-raid/chapter11.html
(この幾つかの弾幕の中に私の親たち家族がいました。
幸いにしぶとく生きながらえましたが。)
http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/housei/sisi/web-air-raid/photo62.html
祖母たちから聞かされました話の中には、
実は横濱も原爆投下目標都市に加えられていたとの話もありました。
このことは知らない人の方が多いでしょう。
その時に聞いた話では、その原爆を積んだ船だかを
日本の潜水艦が沈めたので
横濱には落とされなかったという話もありました。
聞いたことは事実ですが、
当時の混乱した中での情報統制時代、
どこまでホントかはわかりませんが・・・。
ですから私の育った場所でもある野毛界隈でお酒に酔うとき、
酔いに高ぶった心の片隅に
たとえわずかではありますが、
いつも野毛界隈の過去への思いが過ぎるのです。
ケホケホッ、さてさて、お話を戻しましょう。
この「ウナ カサ」は麦酒専門に飲ませてくれるお店で、
噂の「お燗ビール」を頂きました。
この日はアールグレイという紅茶の香り立つビールをお燗したものをハーフで。
これはね・・、うん、とてもおいしかった・・・。
窓から寒々とした川風が吹き付ける夜の野毛の景色を眺めながら
温かく香り立つビールの「ほんのり」と立ち上る紅茶系の甘い匂いが、
ビールではなく、何か別のモノを身体に入れるが如くに沁みてきました。
とにかく、心穏やかに酔えるお酒でした。
グラスの中に川面のネオンが揺れて、酔いとともに時が過ぎてゆくのです。
ベルギーやドイツなどでは
ビールを温めて飲むことは普通だそうですが、
私は知りませんでした・・・って、
たぶん、以前から気を入れて聞いていないことはすべて忘れてしまう
こんな私ですから、
昔、どなたからか教えてもらったかもしれませんが・・・、
もし、その方が覚えていたとしましたらスイマセン。ペコリ
暗く落ち着く店内お店は立ち飲みのビール専門店で、
「L型」のカウンターに向かって
お客さんが思い思いのビールの世界に浮遊します。
そして一番奥の窓ガラスのすぐ外は大岡川の夜の灯りを映す水面です。
二人連れだけでなく、ひとりブラリとのみに来るお客さんも多く
お互いの間合いを尊重しながらマイペースで呑めることがよいですね。
おいしいビールだけでなく、このお店の雰囲気や
お店のある野毛という街の風情。
それらすべてを併せてのどに流し込んで
私の野毛の夜は静かに更けてゆくのです。
2014年01月21日
すまない・・・
今夜は、北海道でとれた
新鮮な「ナメタガレイ」を軽く煮付けて
長崎産の鯵と共に舌鼓です。
新鮮な食材は何よりものご馳走、
生でも食せる鮮魚を煮るには
ササッと煮付けて大葉を添えれば
それだけで「割烹な一品」です。
新年を迎えた北海道物は
身が最高に美味しいと言われるナメタガレイ。
美味しいものを少しだけ頂くことが、
その有難さを同時に噛み締めて
味わう至福にも繋がるのです。
う、うわっ、
・・・、す、すまない・・、・・・。
下の画像とのギャップ・・、・・・あ・・り・・すぎ・・・、・・か・・な・・
タグ :料理
2014年01月18日
山手「えの木てい」
今日は山手「えの木てい」にビーカブを停めてケーキを購入。
http://www.enokitei.jp/
http://www.enokitei.jp/history/
今朝は雪の予報でしたが、
お昼くらいから太陽が出て
屋根を開けて走りまわったから
きっと顔が日焼けしたかもしれません。
この建物は昭和2(1927)年当時のもので
当時、同じ形の建物が複数並んで建っていたそうです。
向かいに見えるのは「エリスマン邸」です。
2014年01月17日
海の香り
昨年は一度も湘南の海に行けませんでした。
ふっと、海の香りが懐かしくなって
手持ちがなくなっていましたココナッツのルームスプレーを
10本ほど注文していたものが届けられました。
この香りで夏の海のイメージを先取りします。
もちろん、ビーカブにも使用いたします。
屋根を開けてゆっくりと流すと
ココナッツの香りが漂って
気分はR134の湘南道路を走っているかのようです。
http://www.youtube.com/watch?v=TLVtHXj-VSQ
「GONESH SPRAY WATER COCONUT」
2014年01月16日
見上げてごらん。
凍てつく真冬の夜空は四季の中で透明感が一番あります。
帰り道に襟を立て上る階段で
足をとめて見上げる夜空は冴え冴えとして美しい。
気づかなければわからないけれど、
私たちは、こんな美しい空の下で暮らしているんだな・・・。
それにしてもこのコンデジは使い勝手が良いです。
SONY サイバーショット DSC-RX100、
なにせ手撮りでこれだけの画像が簡単に写せるのですから、
普段遣いとしては申し分ありません。
http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX100/
2014年01月12日
穏やかな一年を希望して
2014年のはじまった先日、
今年も浅間神社に・・・。
http://www.tesshow.jp/yokohama/nishi/shrine_sengen_sengen.html
浅間神社の祭神は「木花咲耶姫命」、
木花咲耶姫命は、日本神話に登場する女神で、
一般的には木花咲耶姫と表記されます。
また『古事記』では木花之佐久夜毘売、
『日本書紀』では木花開耶姫と記されるそうです。
例大祭であります6月のお祭りの露店には
このところご無沙汰ですが、
静かな一年のはじまりです。
http://fujihige11.hama1.jp/e48491.html
浅間神社は富士山信仰を民間に伝承したものと聞きます。
遠くから眺める富士山は美しく
近くで眺める富士は荒々しく逞しい。
それは人間にも「からっぽの木」にも当てはまるように思います。
そして、
わたしが富士山に拘るのは自分の名にも入っているから・・。
横浜市西区浅間町にある浅間神社
祭神は木花咲耶姫命、相殿に天照大神と武甕槌命を祀ります。
徳川家光が好んで舁いだと言われていた御輿は戦災で消失。
現在の浅間神社御輿は昭和二十年代後半につくられました。
同日の「からっぽの木」です。
近くで見る「からっぽの木」は意外に逞しい。
初春に向かう「からっぽの木」は・・・
ま・・る・・で・・・、
一幅の日本画のようです。
昨年の夏の蝉の抜け殻がしっかりと木の高みにつかまっていました。
2014年01月07日
「思い出」は振り返るのではなく、誘い出すものです。
ぁ・・・ぁ・・・・ぁぁ・・・・、
あぁ~ぁ、もう・・・、
新たな年の出勤の朝は、この休日に慣れた身体に対しまして
布団から抜け出る勇気と多大な決断を要求してくるよね・・・。ぶつぶつ
これはね、年齢や性別なんかには「まるで関係」ないのですよぉ。
誰しも辛いものはつらく、寒いものはさむいっ!!
なにせ私、午前五時起きじゃぁまだ暗いし凍てつくしぃ。ブルブル
でも、ほらほら所詮、
前夜、寝る前の「決意」なんか放り出しちゃって
いつも気持ちの弱い私ですから、
毎朝ね、自分を励ましてしてさ、
とりあえず、私の身体がいつものお仕事モードに戻るまで・・・、
そう、戻るまで、自分の尻をパチパチ叩いて押し出して
明日の朝はもう少しだけ頑張って勢いをつけて起きましょうか・・・って。
で、私には元気回復には幾つかのお約束があるのですょ。
さてさて、なんだかわかる人はいますかぁ??!"!??
あ、そこにいるあなた、どうぞ!!
えっ、ああ、それっひとつの正解です。
ほかには・・、
ハイ、そこの人!!
えっ??
すいません、もう少し大きな声でお願いします。
・・・、
はいはい、そ、それもある意味正解ですねっ♪
もうお一人・・、・・・、
あ、あれっ、
あなた、以前に私と○△□×な、
あの思い出を共有される方ではないですか・・、・・・。ぁ ァァ
ど、どっ、どうぞ・・・、・・・。
ひ、お久でごじゃりますね。こそこそ
えっ? は、ハイ?!?!
勿論、あなたのおっしゃることは、
す、すべてご正解でございます。(土下座並みの深々!!!!!)
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
えっ・・?? なんですか、そちらの壁際に寝返りをうってるお方??
あっ、ご質問・・、はいはい、うん、
い、いやいや、
この方が私と以前、あぁ~んな深い関係があったことは認めますが、
それと、この、今日のご質問への回答には
手心を加えるわけはないじゃぁありませんから・・・(表向き)、
みなさん、ご理解ーくださーいぃ。
・・・ちょっとだけ・・、・・・。懐かしくもドキドキな汗・・・・。
えっ???
そっ、そうですょ・・・。
モチのロン(わからないボクは検索してねっ)、やっと、「本題」なのですよぅ。滝汗
このお正月明けの身体に
ひとつの良い刺激と栄養を身体に取り入れるために、
(注:過去のことではない・・・。)
今夜は私の初めてトライした一品。
イメージしていましたけれどね。
そのアバウトな「レシピ」でございます。
そ、私も気づいていましたよ前置きがとても長いって・・・ネ。ガクガク
まずは、国産豚さんの厚みのあるお肉をブツ切りにしてカタクリをまぶしてから
オリーブオイルで「くぬやろぅ」程度に揚げますです。(芯までは熱を入れず外は狐色)
そして、一旦、お肉の油を落としてから甘い赤パブリカとピーマン、
それに厚いシイタケとマイタケをお肉と合わせ炒めます。
あ、炒める前にオリープオイルに青森産のニンニクを軽く火通しします♪
次に、ハーパー4、ウィルキンソンの炭酸6を大きめなコップに入れて、
料理人にまず二口、そして三口、そして、そして、五口まで一気に身体に落とします。笑
あ、すいません、レシピですねっ。
大きめの完熟トメィトゥを二つ、ザク切りにして放り込みまつ♪♪
もちろん、湯むきはしまへん。
それを「今日の不満」に対する過激な恨みを忘れて
ひたすら「食材の力」が抜けるまで強火で「こんにゃろ」します。ふぅ
最後に、サヨウナラ・・ではなく、「しおしおのぱー」でもなく、滝汗
塩胡椒してフィニッシュッその一であります。
あ、市販のトマトケチャップでお味をお好みに整えまつ!!
勿論、この味付け、濃すぎないように途中で「アタリ」しますです。
最後に、お気に入りの安い器に盛り付けて完成ですぅ♪♪♪♪♪
酢豚風ですが、お酢は使っておりません。
でも、トマトの酸味が適度なすっぱさを誘いまして
食欲を誘惑しまくります。
もちろん、玉葱を加えてもオケっ!!
ま、ご参考に・・・と、言うことで、
酢を使わなくても酢豚のようで
そしてフレッシュでござんす♪♪♪
もし、よろしければ、お試しくださいなっ。
あぁ、そろそろ、このブログの容量が限りなくリミットに
近づいてきてしまいました。
書きたいことはまだまだ、膨大にはあるのですが、
昨年の後半から利用容量の上限が近づいてまいりましたので、
毎回の使用を絞りながらアップしてまいりました。
あと少し、適度にアップすれば今月中は大丈夫・・・かもしれません。
でも突然、書き込めなくなったら・・・ごめんなさい。
このブログの最大利用容量は500MBです。
その時が、とりあえずこのブログでのお別れだと思います。ぶつぶつ
2014年01月01日
2014年、元旦「からっぽの木」の初日の出。
先ほどの「からっぽの木」の日の出です。
たくさんの人たちが集まってご来光を眺めていました。
YouTubeにアップしましたのでご覧くださいませ。
公開日が何故か昨日になっています・・・?!?
http://youtu.be/6adI0QHvCg8
美しい朝の横濱の空気。
静かで穏やかな今年はじめての一日が
この丘で今、ゆっくりと流れ出しています。
先程まで御来光の僅かな前兆を目の前に望んで、
元旦の日の出は神々しいほどの光が広がりだして
東の空を染めていました「からっぽの木」の丘も、
今は、お正月の冴え冴えとした澄んだ空気が「そより・・」と流れて、
この場所で「初日の出」を迎える人たちがたくさん訪れています。
初日の出を迎える人たちがここ数年増えているのは、
この丘が東西南北を望める標高五十Mを越える見晴らしの良さと
遠く海越しに日の出を眺められて
新年の爽快な気分を身近に味わえるからだと思います。
夜明け前には午前零時の新たな年をもって
横濱港から新年を祝い告げる船々の霧笛の音が
この丘にも聞こえてまいりました。
現在、この丘の気温は約5度、
昼間には15度近くまで上がる予報です。
本日これからも沢山の人がこの丘に登ると思います。
「からっぽの木」には自然に人が集まります。
今年はじめての朝日が上がりだしました。
それぞれの心に、それぞれの思いが浮かびます。
さあ、今年も一歩ずつ歩き出しましょう。
ここでの景色をいつも心に携えながら・・・。
今年は、自分の心を
流れるせせらぎの如く
穏やかな自然体に置いて、
そして己を適度に律しながら
この一年を愉しく
味わい生きたいと希望しております。
そして本年、この国が穏やかでありますように。
どうぞ皆様、今年もよろしくお願いいたします。
最近の新顔です。ちなみにウーチャンは
私の居るマンションに住み着いていますよshuさん。
実は「からっぽの木」がある横濱の清水ヶ丘公園に響く、
新年を祝う港の船舶からの霧笛と花火の音もとってあります。
寒いので寝室の窓からとりました。音だけですが・・・。
からっぽの木までは約50Mくらいです。
毎年、新年になった瞬間から停泊中の船たちが一斉に霧笛を鳴らします。
http://youtu.be/NAbMGU1pj2Q
2013年12月28日
この年を僅かにして・・・。
あと数日で本年が去ろうとしています。
今年もいろいろなことがありました。
いつものお顔、いつもの場所でお会いした人たち。
いつかお会いいたしましょうと約束したにも関わらず
今年もお会いすることが叶わなかった方たち。
また、少し離れた場所から、
いつもこの拙い私のブログをお読みくださっている皆様・・・。
そして、私よりひと足先にこの世界から去ってしまった友人たち。
いくつもの偶然が重なり
幾つかの必然に導かれて
ワン・ウェイか相互通行かは別として、
この一年、私とふれあって下さってた全ての方たちに、
いままでの感謝と新しい年への希望を込めさせていただきまして
新しい年が良き年でありますよう
心から祈らせていただきます。
私を含めて今年、幾つかの壁に立ち止まることがあった方々。
複数の問題を携えながらなんとかここまで歩いて来られた人たち。
「今年も良いことなんて何も無かった・・」という思いを胸に、
いまも頑張っている人たち。
巷では、勝ち組だとか、なんだとか、
良い思いをしている人の話題ばかりが目に付きます昨今ではありますが、
案外と人は同じ悩みを抱え、
彼らも似たような事に見えないところで涙しているものです。
あまり分相応でないものをあえて望まず、
自分の手のひらに乗る程度の事にも幸せを見いだして、
気持ちをニュートラルに保つときに、
心穏やかな時間が向こうからやって来てくれるはず・・・。
誰もが空から落ちてくる雨粒を数えることはないけれど、
残された今年の、ほんのわずかな「ひとしずくな時間」。
まあ、難しいことはこの際に考えずに、
穏やかで暖かな時間を過ごしましょう。
そう、暖かなお風呂で手足を伸ばすように・・・。
今年も皆様にはいろいろとお世話になりました。
ささやかではありますが、こんな私のメーセージが
皆様の心に届きますように・・・。
2013年12月23日
「永遠の0」
その日、朝陽射す雲海を望む空は美しかった。
クリスマスのメロディが流れる先週末、
その休日に一本の映画を見ました。
題名は「永遠の0」、作家の百田尚樹が2006年に書いて
ミリオンヒットとなった、あの小説が映画化されたものです。
この物語は今から約七十年前、
資源の無い日本の国が
戦争という大きな世界の渦の中で
当時、アジア圏で唯一
西洋の列強国と戦い、敗れた当時の物語です。
最初に書き記しておきます。
この物語は決して戦争を美化したり、
いろいろな物語を模倣したものではありません。
戦争という、国家間の過酷な流れの中で
戦いの矢面に立つ男が
「ひとりの人間」として妻や子を思い、
戦場という自分の置かれている立場の限られた範囲の中で
大きな時代のうねりに翻弄されながら、
自己の思いを信じて生き抜くことの難しさを
ひとつのテーマとして書き記している物語です。
それは限りなく史実に近いフィクションでありますが、
あの揺れ動いた時代の「ひとりのリアルな調べ」です。
その時代の大きな流れの中に身を置いた人たちの経験を考えますと
「同じ思い」を持つ人がいたとしても、
同様の視点を活字にしようとした人がいたとしても、
それは模倣や真似ではありません。
むしろ人の思いが重なる深い部分が大きいからこそ、
多くの既観感や共感が心に生まれるのであり
惹いてはベストセラーも生まれるのだと思います。
あの時代を生きてゆく道筋には
物語を構成するプロットも筋書きもありません。
そんなものが合い入れない時代だったと思います。
あの素直に生きることに不自由な時代に、
ごく限られた自分の心と時間の中で、
精一杯に燃焼し、限りなく心を触れ合わせた・・・。
そのことは誰も、誰にも触れられない
大切な「その人だけの思い」だからこそ、
あの時代を経験した人たちは
今もずっと口を閉ざしているのだと思います。
その個人的な思いからくる「純粋な輝き」は、
国家レベルで見れば、まるで一瞬の儚い線香花火のようです。
だから、この作品が遺作となった名優、
夏八木勲の最後のシーンでのセリフを咀嚼すれば、
あの時代を生きた人たちはあと十年もすれば皆居なくなる。
でもいま残されて生きているあの時代を経験した人たちは
各々が、それぞれの同じように辛く苦しく
いや、その中でこそ美しい瞬間を生きたことを、
誰にも語らずに自分の腹に呑みこんで
今を静かに生きているんだ・・というような意味にとれました。
そう、戦争という過酷な体験だけでなく、
おそらくは、戦後もいろいろな苦労を味わいながら
家族にも、誰にも告げることなく生きているひとたちは多い。
そして去りつつあるのです。
そして言葉にして語られないから、
或いは、形に表されてはいないから、
私たちはその過去の事柄が無かったと思うのではなく、
むしろ「語られないその意味」が
あまりにも大切なものが消えていった体験として存在していて
それを理解するひとつの機会として
「永遠の0」という物語があるのだと私は思うのです。
■映画「永遠の0」
http://www.eienno-zero.jp/index.html
■「永遠の0」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E9%81%A0%E3%81%AE0
2013年12月22日
私の好きな横濱(その1)
私の好きな場所「神奈川県立歴史博物館」。
その独特のドームを入れた表側の景色は
皆さん良く撮影されるのですが、
私はこの側面、一方通行の壁面の雰囲気が好きです。
プライベートなクルマの撮影なんかにも
良く利用する場所です。
港を背にして瓦斯灯が並ぶ馬車道を入り
すぐに右に入ったエリアです。
特に午前中は反対側のビルからバウンズした
朝の陽射しが補助光として入り
まるで大きなレフ板を当てているように良い反射光。
1904年(明治37年)に建設されたその歴史ある外観。
百年以上も前からの、
この壁のキズや石の模様ひとつひとつが
私たちを見つめているかのようで
この場所に立つと何かわかりませんが、
特別な思いが湧き上がります。
ご自慢のお車の撮影場所にお勧めですよ。
その独特のルスティカ積みと言われる荒い石面が味わい深い。
昔のコトバで言えば「ハイカラ」な景色。歴史の気配が一面に・・。
「神奈川県立歴史博物館」
http://ch.kanagawa-museum.jp/
関東大震災時の画像です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yokohama_shokin_bank_Kanto_Daishinsai.jpg
フルカラーも良いですが、
モノクロームの画像もこの場所にはお勧めです。
2013年12月20日
「The Beetle Cabriolet 50's / 60's / 70's」
http://web.volkswagen.co.jp/information/promotion/2013/1218/?cm_mmc=yahoo-_-tbc506070_20131218-_-banner-_-y_network1&vgj_campaign_cd=tbc20131218_01&506070_campaign_cd=tbc20131218_01
ちょっと面白いプレゼンですね。
「The Beetle Cabriolet 50's / 60's / 70's」が各50台ずつ。
見てみたいかもしれません。
いまの技術なら見た目はクラシックで
内容は最新のコラボは十分可能なはずです。
それを成さない障壁に
むしろ私は興味があります。
ねっ!
2013年12月19日
『優しい気持ちをマ・ナ・ブ・タ・メ』。
K-TANAKAさんよりご質問を頂きましたので、
これを機会に私自身の頭の中を整理してみます。
----------------------------------------------------------------
ご質問「本を何処で探すか・・」。
これはあくまでも私の方法なのですが、
1.「解説目録」で探す。------------------------------------------
各出版社では年度毎に自社が出版する「解説目録」を発行しています。
この解説目録は著者別・書名別の索引が必ず付いていて、
各書名にはその本の要旨が簡単にまとめられています。
このアブストラクト(要旨)を読み、共感を覚える作品・作者であれば
心引かれて書店に注文します。
尚、解説目録は書店に常備されていますが、
私は注文量が多いので各出版社の解説目録を書店から貰っております。
2.書籍の投げ込みチラシで探す。----------------------------------
文庫本にはたいてい投げ込みチラシが入っており
そこにその月のお薦めの本が要旨を添えてあります。
これは二つ折りから五つ折りなど様々ですが、
お薦め情報は出版社一押しなので重宝するのです。
3.雑誌の書評・広告などから探す。--------------------------------
男性誌・女性誌などには、数は少ないですが書評欄のようなものがあり、
カバー・表紙の装丁と同時に書名・要旨・書評がまとめられています。
偶々購入した雑誌も本を探す手立てとなります。
また、「ダ・ヴィンチ」など本を紹介する雑誌もあります。
この系統の雑誌は一冊丸々が本の情報です。
当然、間口も広いので気に入った特集などをヒントにします。
4.ネットで探す。------------------------------------------------
アマゾンなどで本を注文する時に最近では必ず、
「この本を注文した人はこんな本も・・・」と、
便乗して本が出てきます。
これ、実はかなり有用な情報です。
同じような読書感の本や、似たような心象を受ける本などが
見つかることが多いのです。
本をネットで注文するときに周りの情報に注意いたします。
5.ネットで「特定の言葉」を使って探す。--------------------------
ネット上で「爽快な読書感 本」など任意のキーワードを使って探します。
大抵、一回の検索では出会いませんから、何度でもしつっこく検索し、
あちらこちらにジャンプしてみます。特にキーワードを複数入れて検索。
これと思う本を見つけたら要旨を確認します。
6.mixなどのコミュニティに入って探す。---------------------------
お気に入りの作家や作品などのコミュに入りますと、
新刊が出た場合、早々に書き込みがあります。
最初に単行本、そして暫くしてから文庫本。
単行本は本としての装丁が良く大きいので飾ることを考えれば単行本。
それに対して文庫本はポケットサイズで価格も安いので
単行本より約一年遅れても安く小さい文庫本もお薦めです。
但し、単行本の後に必ず文庫本が出るとは限りません。
また、文庫本は単行本に加筆・修正されたり、
収録される複数のタイトルが異なる場合もあります。
そして、「第1刷」と「第N刷」のカバーのデザインが
替わることもあります。
7.本屋さんにキープしてもらう。----------------------------------
馴染みの本屋さんに好きな作家の小説を
全て「取り置き」しておいてもらいます。
私の場合たとえば「喜多嶋隆」だとか・・・。
これにより買いもれが防げます。
なぜこの方法を取るかといえば、
作家によりまして刷り部数が少ない作家がいます。
すぐに絶版となってしまうから本屋さんの段階でキープです。
8.知り合いのブログに書かれた情報--------------------------------
ブログは、それを日々書く人の「性格」が現れます。
自分の共感を呼び覚まし、愉しめる人の情報を大切にするのです。
ただ、私のように雑読家の情報は、
皆さんご自分で十二分に吟味してくださいね。
9.本の巻末広告から探す------------------------------------------
文庫本など巻末には同じ作家を含む文庫本の出版社広告があります。
ある程度吟味されている情報で要旨も載っています。
私は必ず読了後、そこに目を通します。
10.書店の地域性を活用する。-------------------------------------
小売の書店は、長年その地域で商売をしていますから、
その土地の歴史などにかかわる少数発行の出版物が並べられて
そのお店の特色をだしていることが多いです。
たとえば私の住む近くの書店では「横浜市の昭和」であるとか、
http://fujihige11.hama1.jp/d2012-03-21.html
南区の70周年を記念した写真集
「写真で見る 南区がたどった70年の軌跡」なども購入しました。
http://www.city.yokohama.lg.jp/minami/kusei70th/70th0107.html
他の場所では手に取ることが出来ないことが多いので
中を確認してから買いたい種類の本はこういう買い方もあります。
http://www.city.yokohama.lg.jp/minami/kusei70th/upimg/syashinntenn-1.pdf
11.謎のデータベースを活用する。---------------------------------
これは、私の勤める会社のDB。
大抵のネットにはその情報を仕事として提供しているので、
皆さんは知らないうちに利用しています。笑
それを利用します。
あえて名前は出しませんが必ずご利用されています。
----------------------------------------------------------------
ざっとですが、思いつくままに順不同に書いてみました。
上記は全て「書籍」を探すことについての
私成りの手立ての一部分です。
改めて書きとめますと本屋さんの店頭で目に付いて購入・・・
というパターンは私の場合には少ないことがわかります。
本来、本屋さんには全ての書籍があるわけではなく
刊行してから数ヶ月~半年程度で店頭から一度消えます。
これは版元が取次ぎを通して本屋さんに委託販売の形をとっていて
その委託期間で一度清算する制度のためです。
ですから、いつでも購入できるわけではなく
寧ろ「本」は生ものと思った方がわかりやすいかもしれません。
例外として「永遠の0」など刊行から数年かかって売れ出して
版を重ねてベストセラーになるものなどは
書店も売れ筋として常に店頭に長期間並びます。
それも目立つよう本棚ではなく「平積み」することもあります。
私たちが「本」に何かを求めて探すと同時に、
本の方でも私たちに出合うタイミングを待っています。
上記の複数の方法は、その出会いのチャンスを
なるべく多くの機会として捕まえるための知恵だと思います。
尚、本を書店で取り寄せる場合に必要な情報ですが、
書名・著者名・出版社名は最低必要です。
ISBNナンバーを告げればまず間違いは起こりません。
オーダー前に時間を掛けて探し、注文はスマートにが理想です。笑
さて上記は紙媒体ですが、他にネット小説というものがあります。
無料で読めるものもあれば、有料のネット小説もあります。
こちらの情報は機会があればアップさせていただきます。
2013年12月18日
「凪のような穏やかな休日のはじまり」
私には毎年、
年末年始にひとりだけで過ごす数日があります。
それは凪のような穏やかな休日のはじまり、
東京湾越しに太陽が静かに昇りだすと
寝室である和室の障子に
冬の枝や、赤い山茶花がシルエットとなって揺れ映り
部屋の中が少しずつ明るくなってゆく・・。
その光が瞼をそっと刺激して私のまどろみを浅くします。
そしてヌクヌクとした寝床の中でやっと目を覚まし
枕元にある昨晩途中まで読んでいた本を再び開くのです。
そんな冬の休日は
割高感からいままで購入を控えていました単行本の翻訳ものを
何冊か読むつもりなのです。
でも、この単行本たちは重いので、
読みながら二度寝しないように注意が必要です。
でないと、本をモロに顔へ落としてしまいます。
もう幾度、本に襲われたことやら・・・。汗
さて、注文した下記の本たち、
私をそれぞれの世界で愉しませてくれるかなぁ・・・。
いや、年末年始までに待てずに読んでしまいそう・・・。笑
---------------------------------------------
※以下のアブストは出版社のものから転載です。
■「黙祷の時間」-------------------------------------
ジークフリート・バンヴィル著/松永美穂訳 1680円
ギムナジウムで開かれた追悼式。遺影を見つめる少年の胸に甦る、
美しい教師とのひと夏の思い出。
ドイツ文学の巨匠による大ベストセラー、海に彩られた純愛小説。
■「いちばんここに似合う人」-------------------------
ミランダ・ジュライ著/岸本佐知子訳 1995円
孤独な魂たちが束の間放つ生の花火を、
切なく鮮やかに写し取った16の物語。
カンヌ新人賞受賞の女性映画監督による初短篇集。
フランク・オコナー賞受賞。
■「密会」-------------------------------------------
ウィリアム・トレヴァー著/中野恵津子訳 1995円
早朝のオフィスで、カフェの片隅で、
つかの間の逢瀬を重ねる男女の愛と逡巡を描く表題作など、
英国圏最高の短篇作家による12編。
■「朗読者」-----------------------------------------
ベルンハルト・シュリンク著/松永美穂訳 1890円
彼女はなぜ彼に朗読をせがんだのか。
十五歳の少年と二十一歳年上の女性との切なくて残酷な愛の記録。
上記は全て新潮社です。
こちらは和書ですが、お口直し・・ということで別注文です。
■「香夜」-----------------------------------------
高樹のぶ子 1575円 集英社
月が満ち、香りたつ夜、
流奈が思いを馳せるのは「どうしても会わなければ」と
願う人々との逢瀬。
死への道程を鮮やかに描く長編。
■「思い出のとき修理します」-----------------------------------------
谷瑞穂 630円 集英社
過去には戻れない、
だからこそ「今」を生きることの大切さを教えてくれる1冊。
2013年12月15日
「旧バラ荘」ライブ
----- その薄明かりに宿る昭和 -----
お誘いを頂きまして、
久しぶりに訪れた野毛のBAR「旧バラ荘」。
当夜は私の大好きなバンドネオンの大久保かおりさんと
ギターの小沢あきさんのライブでした♪
酔客がそぞろ歩く
暗さを増し始めた野毛の街角に
心温まる懐かしいメロディがそっと流れ出して
この野毛の夜は更けてゆく・・・。
ああ、良い時間・・・、
肩の力を柔らかく抜いて
心穏やかに浮遊する「野毛時間」です。
以前に、このブログで「旧バラ荘」のことは
幾つか書かせて頂きましたが、
終戦後まもなく建ったというこのBARは、
昭和の匂いと風情を色濃く残している
野毛界隈では稀有なBARのひとつです。
このBARの中には昭和という時代が密やかに息づいていて、
「あの時代」に思いを残してきた人たちには、
たまらない場所。
ひとつひとつBARに置かれているモノから醸し出される
かつて私たちの身近にあったモノたちが
静かに酔った心に語りかけてまいります。
その懐かしさに目を潤ませてしまうのを隠すために
今夜はバーボンハイボールをダブルで・・・二杯・・。す、すまない
もうね、言葉や文字にすると
自ずと伝えたい雰囲気に限界が生じてしまいますから、
何枚かの画像でその雰囲気を味わってくださいませ。
----- 人の心打つ懐かしい音が・・・ -----
大久保かおりさんの「kao-note」です。
http://www.kaoneon.com/kao-note.html
----- 少しだけ・・、少しだけ酔ってしまいました -----
2013年12月11日
「朝の小径」
乾燥注意報も一休みした、
雨上がりの朝、
いつもの階段をゆっくりと下りる。
この秋は高い空に浮かぶ「鰯雲」を見た記憶がありません。
ゆっくりと秋を味わった思いもないなぁ。
ここ数年は夏と冬の間に束の間の春と秋があるような
いや、春は比較的味わえたから、
やはり「秋」だけが三つの季節に押されている感じです。
まるで昼と夜の間の短い時間帯のようですね。
それでも空は季節の節目に
いつもとは違う表情を見せてくれます。
通勤の朝、丘の上から眺める東の空は
本牧方面越しに遠く東京湾を望み
湿度を含んだ雲が朝日に輝いています。
今年ももうあと半月あまりで去ろうとしています。
さて、もうひと頑張りいたしますか
明日への希望に向けて・・・。
2013年12月08日
「木枯らしの頃」
めっきりと寒くなってまいりましたね。
つい三・四ヶ月前までは夏の酷暑に閉口していたのに、
寒い朝に布団から出るのが億劫な季節です。
週末、横濱港界隈の銀杏並木もだいぶ葉を落として
細い枝だけを冬空に向けて静かに伸ばしています。
冬の薄い太陽光が曇り空から柔らかく降りて
ふわりと吹いた風に乗り
ほら、どこからかクリスマスのメロディが流れてきます。
いろいろな事がありました今年も残す日々はあとわずか、
港街を歩く恋人たちもその寒さに襟を立て
早足で通り過ぎて行く。
皆、穏やかに・・・、今年を穏やかに終えることを希望して・・。
2013年12月06日
「ひと足遅れの紅葉」
帰り道の階段の中ほどに
やっと色づきはじめた「モミジ」があります。
その枝先の方から美しい色に染まってまいりました。
そのモミジって漢字で「紅葉」と書くのですね。
「こうよう」と書いて「もみじ」とも読みます。
だからこのタイトルは「ひと足遅れの紅葉(もみじ)」と読んでください。笑
以前にも書きましたが、
同じ仲間の「楓(かえで)」の由来は、
その形から、なんと「カエルの手」という説があるそうで、
カエルの手が短く省略・簡略化されて「かえで」になった・・。笑
昔々の日本人はおちゃめで面白いことを考えたものです。
最初にそれを読んだとき、思わずニヤリ笑ってしまいました。
ちなみに「楓」の花言葉は、「大切な思い出」。
小さな蛙の手に乗るくらいの可愛らしい大切な思い出なのかな。
それとも、内緒にしている「大切な思い出」なのでしょうか・・。
だから紅葉したモミジや楓を眺めて
シンミリと季節や時の移ろいを味わうときに、
ついでにカエルのお顔も思い浮かべて
大切な思い出にも笑顔を添えよう。笑
2013年12月04日
「まかないこすめ」
木枯らしの吹くこの季節。
仕事柄、紙を扱うことが多いので
指先の乾燥がとても気になります。
何年にもわたりまして
いろいろとハンドクリームを試しているのですが、
なかなか「これっ!!」といったものがありません。
多いときは紙を一日数千ページを越えて捲ることもあるので、
あまり指先にクリームの油分が残るものはNG。
かといって、指先や手が乾燥していると
指先が紙に「スッ」と擦れた時に
草で切ったような傷になってしまいます。
あれってとても「痛痒い」んですよねぇ。
仕方なく、従来のハンドクリームを塗った手を
石鹸で洗って油分を軽く落として適度にバランスを取っていました。
そんな時に見つけましたハンドクリームは、
「まかないこすめ」という会社が出しています。
使用してみると、これはなかなか良いようです。
まずミューズなどの薬用石鹸で手を洗ってもしっとり感が残ります。
また塗り込んだままでも余分な油は浮き出てきません。
ちょっと感激して、
オープンカーのステアリングを握る時にも使用しています。
アレってほら、ステアリングに手の油分などが着くと
運転していて気になるし、ベトツクと嫌ですし・・・。
これは良いものを見つけたと思います。
難点は私のような庶民には、ちょいと高めのお値段。
まあ、その分のお酒をちょっとだけ我慢して良しとしております。笑
http://e-makanai.com/shop/goods/$/item_id/120863/
ついでに、屋根を開けてのオープンドライブも、
陽射しや乾燥した空気に晒されて
思いの外、唇が荒れてしまいます。
カッコ良く笑おうとすると唇がピッ!と切れるし、
そこから血が出ちゃうと、いくら決めポーズを取っても
女性はただ一目散に逃げますね・・・。汗
そこで以前に教えて頂いたDHCのリップクリームの登場です。
http://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=13
これは長時間クリームが唇の表面に残ってくれて
他の市販リップクリームよりも長持ちします。
これも庶民の私には、少しだけ高めのお値段ですが、
お酒のツマミを一回分だけ我慢して、良しとしています。爆
更についでですが、笑
ビーカブには前席にだけシートヒーターが付いていて
初期型は五段階ある設定が「ほとんど三段階弱かよっ!!」
と、いうくらい「ドッカン熱々設定」で
シートの触れているお尻がいきなり熱くなり閉口していましたが、
現在では部品取替えで「ちゃんとした五段階」になります。
これ、ヒーターと併せて使用すれば、
冬は「動く露天風呂」状態なので気に入っています。
さて、お話しのポイントは、そこではなく、笑
冬にオープンカーはどうしても身体が冷える・・・ということ。
初めてオープンカーを購入した人が嬉しくて
最初の真冬に屋根を開けて走り回り
重い風邪を引いて寝込むのは誰しも陥るトラップなのですが、
この冷えた身体はシートヒーターを強くしてもお尻と腰だけが熱々。
肩や首の周りから上はヒーターの熱も散り易く
帰宅時には結構、身体の芯が冷えていることが多いです。
特に興奮して運転するドライバー以外にその傾向が強い。
例えば、信号待ちのときに「後ろから襲う風」。
これはとても堪えます。
で、入浴剤のお話。笑
わたし「まかないこすめ」に怨みも贔屓も関係もありませんが、
先日併せて購入した同社の入浴剤にヤラレてしまいました。
湯上り後の時間が経っても冷えず「まるで温泉みたいにホカホカ・・」。
そうねぇ、大昔に水道水を沸かしだだけの風呂から、
初めて入浴剤を経験したときの驚き・・・とでも言えば伝わりますかね。
兎に角、これは良いものを見つけてしまいました。
ただ、難点は私のような庶民に・・・・、・・・・。クドィョ(爆)
私はChristmas限定の足袋型きんちゃくの中のバスソルトにホレタ!!
http://e-makanai.com/shop/goods/$/item_id/350949/
まあ、人それぞれ体質も違いますから、
あくまでもひとつの目安ということでご留意ください。
ネットでも買えますし、横濱のマークイズのB4にも
「まかないこすめ」のお店があります。
オープンカー乗りだけでなく、いろいろとオイシイ情報だと思います。
http://e-makanai.com/
http://e-makanai.com/all_goods/
http://e-makanai.com/shop/goods/$/item_id/350919/
あ、爪切りと爪やすりに手袋も試しに購入してみましたゾ。
http://e-makanai.com/shop/goods/$/item_id/275444/
http://e-makanai.com/shop/goods/$/item_id/274803/
http://e-makanai.com/shop/goods/$/item_id/274777/
このお店は神楽坂店だけでなく、マークイズみなとみらいB4Fにも入っています。
http://e-makanai.com/store/mm/
タグ :まかないこすめ
2013年12月02日
「My Christmas Song♪」
晴れの続いた週末が明けたと思ったら
いきなりの師走。もう12月に入ってしまいましたね。
今年も、もうあとひと月ですか。
今月はいつもの倍も、出版予定があるので
走るどころか飛びまくらないと
仕事がこなせないかもしれません。汗
まあ、お仕事の話は脇に置いて、
街はもう何処もクリスマス色に染まっています。
これからの約三週間は
何処も彼処もクリスマスの景色一色ですね。
そこで私も先週末に山手の「TOYS CLUB」に行ってきました。
http://www.toysclub.co.jp/shop/toysclub.html
ここはご存知の方も多い、
年代モノのブリキの玩具の展示と販売で有名な所です。
でもね、私が好きなのはその左奥にある小さなお店。
クリスマスグッズを一年中、
たくさん並べているお店「Christmas Toys」なのです。
http://www.toysclub.co.jp/shop/xmastoys.html
お車で行くときには目印でもあります赤いコブラと
白いサンダーバードの入る車庫前に
二台ほど駐車できるスペースがあります。
私はいつもここに停めます。
お店の入り口には朽ちたタイプ2、
所謂、指で押せば穴の開きそうなワーゲンバスが展示されていて、
お店のドアを開ければ圧倒的な数の
クリスマスグッズが並べられています。
何度訪ねても童心に帰るような感覚に心がつかまれますから、
初めて訪れたらきっと圧巻でしょうね。
子供も大人もクリスマス好きにはたまらない空間です。
私が子供の頃、
実家の庭にモミの木が植えられていて
クリスマスのときだけ掘り起こして
大切に大鉢に移して洋間に置き、
家族皆で飾りつけをするのが
我が家流のいつものクリスマスでした。
昔の「鉄の針」を落としたレコードから流れる
アチラ物のメロウなクリスマスソングに耳を傾け、
キラキラといろいろな色に輝く飾りたちに
私の幼い子供心はとても弾みました。
部屋の明かりをすべて消して、
当時の素朴な電飾のタドタドしい瞬きや
暖かい部屋に広がる甘いケーキの匂い・・・。
そんなモノたちに包まれて
私はいつまでも、いつまでも魅入るようにツリーを眺めていました。
当時は今ほど派手な飾りや電飾ではありませんでしたが、
むしろ、あの頃の記憶の世界の方が
幸せというものを噛み締めていたように思います。
飾りつけを仕舞っておいた箱を
その年はじめて開けるのもワクワクしましたね。
近くにあります現在は大手スーパーのサミットがある場所には
その頃、「百万弗(ドル)」という映画館があり、
当時まだ全盛期でありましたウォルト・ディズニーのアニメ
ピーターパンなども掛かっていました。
まだ日本が貧しいあの時代は周りを見渡しても
どの家も同じような素朴でシンプルな感じで楽しんでいたようですが、
でも穏やかな満足感だけは今以上に味わっていたかもしれません。
最近の私はクリスマスカードを会社のデスクに立てかけたり
小さなサンタを置いたりする程度ですが、
そんな小さなものを呼び水にして
想像を広げ記憶の糸を辿りながら「ふっ」と仕事の手を止めると
頭の中でリフレインする当時のクリスマスソングが、
あの頃のあたたかくささやかな幸せを
私の元に連れてきてくれるような気がするのです。