2014年08月03日
久しぶりの野毛の夜

このところの多忙と夏バテで
暫く、おとなしくしていました。
よほどのことがない限り
私は自分で夕食を作るので
最近は地物の胡瓜を塩揉みして
茗荷と大葉、生姜を刻み散らしたりして
夏の野趣を味わったりしていますが、
この夜は久しぶりに野毛の夜といたしました。

まずは「侘助」にてキンと冷えたビール。
侘助は少人数で満員ですが、この雰囲気がまた味わいがあるのです。
http://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140102/14022308/
そして次は、鳥取の山根酒造の「日置桜 夜桜ラベル」。
これは切れとコクと、瑞々しさのバランスの良いウマイ酒。
原料米は玉栄60、強力25に山田錦15で、
冷えてスッキリしながらコクもあるから
男性・女性ともに呑みやすいお酒です。
http://www.fukai-nakano.co.jp/cathand/detail-568518.html
お通し7種は水茄子や生シラスなどでお酒が進みます。
こだわり屋の和牛コンビーフが口の中でとけると共に
http://homepage1.nifty.com/kodawariya/framepage8.htm
ほろ酔いも次第に深みを増して、
野毛のよい時間は過ぎてゆきます。







今宵は最後に「パパジョン」でハイボールを三杯。
タクシーの中ではやっぱり眠くなりました。

2014年04月20日
春の野毛「侘助」

櫻に包まれた花疲れの先日のこと、
野毛の小径をふらりと入り
「侘助」の暖簾を潜りました。
ここ数度は満席だった侘助も
この夜はタイミング良くお客は誰もいなかった。
きっと伊勢佐木方向を流れる大岡川の櫻並木を眺めに
酔客の足は向いていたのかな・・・。
「花疲れ」とは春の季語。
花の美しさに酔いしれた後の疲れを表すだけでなく
艶なるものを秘めた言葉でもあるようです。
さて、この日の女将のお勧めは
「日置桜 先祖帰り強力 純米酒 Ver.内田米」
鳥取の山根酒造場のお酒です。
このお酒をまず冷で、
うん、これは久しぶりに美味しい酒です。
程好く冷えた酒はけっして安易にフルーティなどではなく
瑞々しく、それでいてしっかりとした奥行きのある味わい。
最近呑んだ日本酒の中ではベストです。
女将がお燗も美味しいと薦めるので
チロリにぬる燗でも同じお酒を・・・。
うんうん、これも冷と違った味わいが楽しめます。
「侘助」の名物ともいえる「七種のお通し」をつまみながら
和牛コンビーフ(こだわり家 金子精肉店)や
柚子胡椒でいただくフワフワの卵焼きに酒も進み
野毛の春の夜の時間が過ぎてゆくのです。
■野毛「侘助」
http://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140102/14022308/
http://fujihige11.hama1.jp/e1009954.html
■蔵元・日置桜 蔵だより
http://hioki.exblog.jp/19276933/
■和牛コンビーフ(こだわり家 金子精肉店)
http://homepage1.nifty.com/kodawariya/framepage8.htm

「日置桜 先祖帰り 強力 内田米」の冷、これはうまいっ!!



お猪口をこのお酒のために選びます。

「櫻花 猪口に映した 今宵かな」 詠み人 ひげ

こだわり家 金子精肉店の「和牛コンビーフ」は口の中で融けます。

柚子胡椒がとても合う「侘助の卵焼き」。その場で作ってくれます。
さて次は、5月5日の「はげまるさんのB.B.Q&ライブ」。
JR石川町駅近くのZAIM cafeにだけはやっと時間がとれたので
旧バラ荘の相馬さんに申し込みました。相馬さんも参加です。
http://blog.goo.ne.jp/hagemarupika/e/01971b946935ce52f3469e5883f70af2
BBQ会場の「ZAIM CAFE ANNEX」です。
http://fujihige11.hama1.jp/e107529.html
2014年03月28日
春の夜曲

野毛の「ちぇるる」前の満開に近い桜花は今夜の景色。
早いもので
先日までの寒さで気持ちはまだ少し縮こまっているのに
もう「桜」の季節が足音を立てて近づいてまいりました。
京浜急行の高架から見下ろす
桜の名所である「大岡川プロムナード」にも
数日前から桃色の雪洞(ぼんぼり)が点灯しはじめていて、
青空の日中はポカポカと心緩む日も
多くなってまいりましたね。
私はこの二週間ほど
腰痛が再発してしまい、
少しだけ不自由な毎日を送っておりましたが、
ここ数日の暖かさもありまして
だいぶ回復してまいりました。
別に腰痛を理由にする訳ではありませんが、
私はここ数年は「ゆっくりと歩く」ように心がけています。
面白いものや、楽しいものに向かって
一直線に駆け出すという年齢でもなく、
ゆっくりとマイペースで
周りを見渡しながらひと足づつ・・・。
過去のブログにも書かせて頂いたように、
いままで見落としていたものや
時間を掛けてゆっくりと湧いてくる「晩熟(おくて)な感情」。
若い頃には、そういうものに気づこうとせずに
只々、思い切り目指すものに駆け寄っておりましたが、
「ゆっくり」とした歩みで周りに視野を広げると
新しい発見や、新鮮な感情が
まだまだ存在し生まれてくることに驚きます。
効率だけを優先して「時間を掛けない」のではなく、
あえてゆっくりと「時間を掛ける」ことへの意義がそこに・・・。
人はその齢ごとに「視える景色」が違います。
それを知っているか知らないかによって
自分以外の人たちに対する理解度が
格段に違ってまいります。
それは子供に対しても異性に対しても、
身近な人にたいしてもすべてにわたります。
自分の視点とは異なった考え方や異見(いけん)にも
またひとつ「別の真実」がそこにあるのかもしれない・・・。
そう理解を広げることによって
そこに「齢を重ねる意味」が出てくるのかな・・。
そんなことを思いながら見上げる「この春の桜」は
はたして、これからどんな景色を見せてくれるか
私は、これからの季節を、
とても楽しみにしているのです。

所謂「初鰹」は「横浜すきずき」での今宵の嬉しい一品です。

こちらもたまらない「蛍烏賊」です。

さて、「旧バラ荘」へ。

琥珀の色に深く心が溶け、今宵も浮遊するのです。


今宵はライブです。チャージ¥500にワンショットもワンコイン。
あとは感謝の気持ちの「投げ銭」となります。

今宵は、てづかのぶえさんの「ウクレレ唄会」。
お酒を頂きながらライブを間近で味わう至福に酔う時間です。
※掲載の許可を頂いております。


「蘇州夜曲」や「赤い花 白い花」などの美しいメロディが野毛の夜に流れ出して、
私は今宵も深く静かに酔ってゆくのです。
2014年03月07日
『旧バラ荘』のこと

ネットで野毛の「旧バラ荘」が
モバゲーのCFにワンシーン出ているのは知っていましたが、
こんなにいろいろなシーンで使われているとは思いませんでした。
それ以外にも「まほろ駅前番外地」でBAR ナイトフライとして出ていたり
アラーキーの撮影したJRのポスターとかいろいろと・・・。

http://www.youtube.com/playlist?list=PL7B190DD889705884
モバゲーのCFを「すべて再生」してみて、数えちゃいましょ♪♪♪


あぁ、わたしは最近、こんなBGMでハイボールな世界を浮遊しております。
願わくば素敵な週末を・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=E7lIffL3xaQ&list=PLpBrzig9KuC5ofXMLQHYDpGOI8cWtWoJX&feature=share
http://www.youtube.com/watch?v=k9Hu9F7CiK0&list=PLA6C6CC75E7C3C7F4&feature=share&index=1
http://youtu.be/Cob4v7AHlfw
2014年01月28日
野毛「una casa de gb gb El Nubichinom」

野毛の都橋商店街に「ウナ カサ デ グビグビ エルヌビチノ」という
長い名前のビールを飲ませるお店があります。
私なんかはぜったい素面でも舌を噛んでしまいますね。
だから「ウナカサ」で「グビグビ」と覚えようかな・・・。笑
以前からホロ酔いでこの界隈を歩きながら気になっていたお店です。
あのアド街でも取り上げられていたので
是非、一度入ってみたいと思っていました。
もう、野毛通たちには有名なお店らしく、
ネットで検索しても沢山でてくる「ウナ カサ」は
なんとお燗をしたビールを美味しく飲ませてくれるそうです。
昨年の寒い季節あたりからホットワインにハマッたこともありまして、
先週末、いつもの「すきずき」でトラの鉄砲を刺身でお腹に入れた後、
北風の吹く中、「ウナ カサ」を訪ねてまいりました。
ホントはね、旧バラ荘に行ったのだけれどまだお店が・・・。笑

右がお燗ビールの「アールグレイ」、左が「ワイルド・イン・洗足」です。
さてさて、この都橋商店街はもう説明する必要の無いほど
横濱では有名な飲み屋街ですが、
一応触れておきますね、
ここは今から丁度50年前に開かれた
東京オリンピックの開催に伴う都市環境整備で
それまで散在していました露店や屋台・店舗などを
船の行きかう大岡川沿いの一箇所に集めて
川に沿ったアールの二階建てに集合させたのが
現在の都橋商店街で店舗数は約60軒、地元の通称ハモニカ横丁です。
でも、ここの雰囲気はそれ以前の
戦後の闇市・バラックの風情と匂いがどこからか
まだその当時生まれていない私たちにも
妖しく・懐かしく語りかけてくるかのようです。
そう、膝小僧につぎをあてた年期の入ったズボンをはいて
鼻の頭を汚した子供たちがウロウロする街で、
戦後外地からの引き上げ者たちが目だけをギラギラとさせて
毎日、生きることが最優先されていた時代の空気が
当時の野毛には色濃く在ったと聞きます。
以前、このブログで書きとめましたが、
私の祖母が野毛の伊勢山皇大神宮下に住み
同所近くにBARを開いていました関係で
祖母たちからこの界隈の時代の香りを
口伝えに聞かされたことがあります。
当時、正規にお酒を仕入れることができたので、
家の親たちは食べるものにはまだ恵まれていたようです。
いまから70年近く前の野毛界隈、
1945年5月29日の昼のB29(500機)・P51(100機)によっての
横浜中心地への大空襲と機銃掃射は
この界隈の建物のほとんどを消してしまいました。
その後に雨後のタケノコのように建ったのが野毛の闇市で
そんなハマの深い歴史の上に現在の野毛はあるのです。
http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/housei/sisi/web-air-raid/chapter11.html
(この幾つかの弾幕の中に私の親たち家族がいました。
幸いにしぶとく生きながらえましたが。)
http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/housei/sisi/web-air-raid/photo62.html
祖母たちから聞かされました話の中には、
実は横濱も原爆投下目標都市に加えられていたとの話もありました。
このことは知らない人の方が多いでしょう。
その時に聞いた話では、その原爆を積んだ船だかを
日本の潜水艦が沈めたので
横濱には落とされなかったという話もありました。
聞いたことは事実ですが、
当時の混乱した中での情報統制時代、
どこまでホントかはわかりませんが・・・。
ですから私の育った場所でもある野毛界隈でお酒に酔うとき、
酔いに高ぶった心の片隅に
たとえわずかではありますが、
いつも野毛界隈の過去への思いが過ぎるのです。
ケホケホッ、さてさて、お話を戻しましょう。
この「ウナ カサ」は麦酒専門に飲ませてくれるお店で、
噂の「お燗ビール」を頂きました。
この日はアールグレイという紅茶の香り立つビールをお燗したものをハーフで。
これはね・・、うん、とてもおいしかった・・・。
窓から寒々とした川風が吹き付ける夜の野毛の景色を眺めながら
温かく香り立つビールの「ほんのり」と立ち上る紅茶系の甘い匂いが、
ビールではなく、何か別のモノを身体に入れるが如くに沁みてきました。
とにかく、心穏やかに酔えるお酒でした。

グラスの中に川面のネオンが揺れて、酔いとともに時が過ぎてゆくのです。
ベルギーやドイツなどでは
ビールを温めて飲むことは普通だそうですが、
私は知りませんでした・・・って、
たぶん、以前から気を入れて聞いていないことはすべて忘れてしまう
こんな私ですから、
昔、どなたからか教えてもらったかもしれませんが・・・、
もし、その方が覚えていたとしましたらスイマセン。ペコリ
暗く落ち着く店内お店は立ち飲みのビール専門店で、
「L型」のカウンターに向かって
お客さんが思い思いのビールの世界に浮遊します。
そして一番奥の窓ガラスのすぐ外は大岡川の夜の灯りを映す水面です。
二人連れだけでなく、ひとりブラリとのみに来るお客さんも多く
お互いの間合いを尊重しながらマイペースで呑めることがよいですね。
おいしいビールだけでなく、このお店の雰囲気や
お店のある野毛という街の風情。
それらすべてを併せてのどに流し込んで
私の野毛の夜は静かに更けてゆくのです。
2013年08月02日
雑感「旧バラ荘」



先週末は一週間ぶりの野毛。
「侘助」を後にしてから「旧バラ荘」へ。
この夜の野毛は風も止まり生温い空気が肌を包む。
侘助で流し込んだ酒が歩くほどに回りだして
ちょいと、こう扇子を片手に柳小路の提灯を潜りながら
酔いの回った頭は次の店の酒のことで一杯に・・・。笑
旧バラ荘に入るとなんとカウンターは満席ではないですか。
そして皆さんかなり出来上がっているようで店内で各々の会話が渦巻いている。
まだ開店直後のはずなのに・・・。笑
カウンターではなく、このお店では初めてのテーブル席に着いて
まずはバーボン・ハイボールの炭酸キツ目をオーダー。
どうやら先日の三周年パーティーの私の撮影した動画6本の
「検閲」も終わったようで、
相馬さんは「ボチボチお店でお客さんに見せています。」とのこと。
無事検閲が済んで良かった良かったと、つぎのお酒をオーダー。
二杯目は「アレックス」。
これはラムベースを牛乳でのばしたカクテルで、
相馬さんの思い出深いオリジナル・カクテル。
ラムのコクと牛乳の丸みに爽やかを加えた味で私は好きだな。
夏の夜の蕩けたあたまの中にシミジミ沁みてゆく・・。ひっく
この夜は金曜日でしたが勤め人には給料日直後ということもあり、
私の後からも女性二人だけとか、
ピンの男性が程よい時間間隔で入ってきました。
と、その中のお一人お見かけしたお顔が・・・。
先日のライブのときにご一緒した方でした。
この方はフリーのカメラマンで一週間隣の元町のギャラリーで
展示会を開かれているとのこと。
---カメラマン桑田瑞穂さんのHP---
http://mizuhokuwata.com/
先週は豪州人のカメラマンの人とクルマの話で盛り上がったし
このお店って業界人のお客率がとても高いのですね。
それと同様に多いのが女性のお客さんです。
一説には「そんなことないゾ」と言われる方もいましたが、
私が旧バラ荘を訪ねるときは、ほんと女性が多い。
きっと酔った私が街灯に集まる蛾の如く
フラフラと吸い寄せら・・れ・・・、コホン
この夜も半分は女性でしたよ。
野毛には約600軒の飲食・呑み屋があるそうですが、
きっと旧バラ荘は女性一人でもくぐり易いのでしょうね。





さて、明日の晩は旧バラ荘でまたライブがありますね。
http://homepage1.nifty.com/bluesknk/livesch.html
タグ :旧バラ荘
2013年07月28日
三伏の候、然らば野毛「侘助」へ
「みなさんお元気ですか?」・・・と言っても
1988年の井上陽水の日産セフィーロのCFではありません。
・・・暑い中、失礼いたしました。汗
さて、このところの酷暑に心も身体も頭もヤラレておりますが、
ここ十数年にわたり、
年々夏の気温と暑さが増している温暖化な日本。
昔の夏夜は短パンにランニング(古っ!)では涼しくて
もう一枚羽織りたかったのですが、
あの記憶も今は昔、そんな過去の思い出が懐かしい最近の陽気ですね。
そんな中、この週末には退社後、
久しぶりに野毛の「侘助」の暖簾をくぐり
美味しい日本酒と会話な時間が叶いました。
野毛の名店とも言えますこの「侘助」は、
昨年末のあのテレ東の「出没!アド街ック天国」にも出ました
野毛の通人たちが足蹴く通う、
静かな昭和の歴史と時間が流れるような
味わい深いお店で、
日本酒の拘りはいつも私の舌と心を満足させてくれるお店です。
http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/backnumber/20121201/
http://fujihige11.hama1.jp/e1009954.html
http://fujihige11.hama1.jp/e1011553.html
自宅ではなく、
他所で「お酒を呑もう!」と思わせる雰囲気と
穏やかな時間が約束されるお店。
最近は少なくなりましたよね。
中にはお客がお店に気を遣ったり、
無理に自分を合わせたり・・・。
そんなお店が散在する最近の風潮の中、
「侘助」のようなお店にはついつい足が向かってしまうのですょ。

まずは冷えた静岡の「杉錦」。
春には瑞々しく感じた咽越しがこの酷暑には色気が加わって美味い!!

お通し七品。夏の暑さに負けない味わいです♪♪

二杯目は愛媛「石鎚」。無濾過純米 槽搾り。
2013年IWC純米酒の部、ゴールド受賞した一本。ひっく
http://www.ishizuchi.co.jp/

ツマミは名物「野毛焼き」。ひっく、うぃ~

こちらは赤・・・、・・・、・・・あ、あれれっ・・・ひっくひっく

酔った頭で思わず見上げると天井には昭和な碍子(がいし)が懐かしい♪♪♪

〆の一献はママのお勧め兵庫の「龍力 祇園 2002」。
山田錦100%で精米歩合92%のコクありでフルーティな止めでした。ガクガク
何故か、い、いや、いつもの通り続く・・・、・・・。ニヤリ
2013年07月14日
野毛「旧バラ荘」三周年パーティー・レポート。
例年よりも十五日も早く梅雨があけた関東地方。
この七夕の日、気温35度の猛暑の照返しは
アスファルト上ではきっと50度に近かったのでしょうね。
そんな蒸し暑い日中の太陽が西に少しずつ傾いて
やっとその熱がわずかに緩んだころ、
野毛の「旧バラ荘」には甘くメロウなメロディが流れ出しました。
この日「旧バラ荘」は現在のオーナー相馬氏が
昭和24年から続くBARを引き継いでから
三周年に当たるライブ・パーティーの熱い夜でした。
三々五々集まった浴衣姿の美しい女性たちや
経歴不詳、年齢も仕事も不明、国籍や性別・・は・・・ハハハ・・、
見た通りの妖しい男性たちも集まって、
旧バラ荘の店内には「薔薇」の香りと、
LED蝋燭や七色の淡い光がカウンターに瞬いて、
五十人を軽く超えたライブ・パーティーは
外にまで溢れるなか8時からスタートしました。
ライブは素朴で懐かしく、それでいてパワフルなビトさんと、
甘くメロウでアダルトなメロディーのはげまるさんたちの心に沁みる演奏。
照度を落としてゆく蒼い空の下で、
宵のアルコールを次々と呑み込んで
私たちの「野毛時間」は過ぎて行ったのです。
この年に一回のパーティーは、
たぶん私のお暇した後も延々と続いたのでしょうね。
今年の夏はまだ始まったばかりです。
これからの旧バラ荘では、たぶんキンと冷えた缶ビールが
私たちを待っていてくれることでしょう。
さてさて、今回撮影担当の私としまして、
今回は動画を中心に撮影させていただきましたが、
あまりにも大勢の参加者に
ひとつひとつお顔出しの許可は取ることができませんでしたので、
このブログでのお顔のスナップはすべて動画の方に・・。
そして動画は後日、相馬さんに何枚かDVDに焼いて預けておきたいと思います。
どうぞ「旧バラ荘」にお寄りのときにでもご覧になってみてくださいませ。

夕暮れ時に「旧バラ荘」に集まりだす人・人・人・・・・・。

受付が開始されるころ・・・・・、

店内では準備がもう整っていて・・・、

窓から入ってくる外の光も少しずつ照度を落としてゆく・・・・・・。


「旧バラ荘」を現オーナーが引き継いで三年目のこの日。

野毛の小路に夕闇が近づいて・・・。

この「旧バラ荘」は・・・・もうね、「昭和のBAR」そのものですよ。

旧バラ荘の三周年記念パーティーはスタートしました。

この日のライブバトルの勝者には「旧バラ荘」の年間呑み放題パスが・・。

聞こえ出したメロディーが・・・、

窓から野毛の町に流れ出します。

もう、絵になります昭和24年の「景色」がいまも・・・っ!!

バブル時代の霞町にも赤坂にも六本木にもない雰囲気の世界です。

そんなメロディーを聞きつけて、

店外の受付にも・・・、

続々と人が集まりだします。


リアルなライブの臨場感に・・・、

店内ではもう「浮遊する満足感」に漂う人たちばかり・・・。

甘くメロウでアダルトなメロディーのはげまるさんたちの心震える演奏。

有名人のはげまるさんのブログで野毛を知った人たちも多いのです。
●「はげまるのぶら~り日記 横浜の渋い空間散策日記」
http://blog.goo.ne.jp/hagemarupika/e/502b2817fec42c8085a0255147fb6b4e

素朴で懐かしく、それでいてパワフルなビトさんのライブも圧巻です。

もうね・・・、

店内だけでなく外にも溢れ・騒ぎ・踊る人たちの熱気がすごかった。

みんなそれぞれ健全でいて妖しい人たちばかりの

濃くも愉しいパーティーでした♪♪♪

お客さんの持ち寄ったシャンパン?の蓋で作った呑兵衛椅子。笑

あの「S字」のカウンターでも撮影です。

焼きあがったライブDVDは取りっぱなしですが近々に旧バラ荘にお持ちしますね。

その遊び心は集まる人たちを若々しくしてくれるのです。笑

撮影担当は「カメラはセクシー激写部門担当にブログでは、エロをひた隠すひげさん。」
と、ご紹介いただきましたわたしです。大爆

ライブのある夜は、当日メニューのすべては、ほぼワンショット500円です。
この夜は「酔っ払うことが仕事」だったオーナー相馬さん・・・、・・・・、・・・・。

DVDにも焼きました店主挨拶から、
メインイベントの頂上対決の投げ銭ライブ。
野毛ベスト浴衣コンテストなどなどと、
次々とイベントが進む中、
飛び入り突撃ライブセッションも行われたこの夜。
「旧バラ荘」ではスペシャルな時間が過ぎて行くのでした。

そして、ライブ対決の勝者は僅差ではげまる軍団にっ!!
お酒を只で呑める「旧バラ荘」年間パスポートをゲットしましたっ!!
・・・で、いまあえて「旧バラ荘」とは何だろう・・・と。
何だろうねぇ、
お店が開いていれば(笑)、肩の力抜ける空間だし、
野毛で安い値段で安心して、女性一人でも呑める場所でもあるし、
一人でも自分の親やその前の時代を静かに味わえる雰囲気が約束されているし、
もし、貴方がはじめて野毛に来たおとなしい女性であったとしても、
カウンターの中の相馬さんに自然に気安く一杯頼める店であって、
飲みたいお酒を知らなくても彼に相談すれば・・、
たとえば、アルコール少なめで・・爽やかなオ・サ・ケ・・・・とオーダーすれば、
彼は「ちょっと困ったよう・・」な仕草で何がしかのお酒を作ってくれるでしょう。
あ、パーティーのときに「薔薇のジャム」を手渡しましたから、
或いは、それを入れたカクテルなどを・・・・、・・・・。
兎に角、呑みましょう。
こんな時代にお互い生まれ合わせた「偶然」と、
この野毛という場所を辿る気持ちに対する「必然」に、
只、一歩、その足を前に出すだけで良いのですから。
タグ :旧バラ荘
2013年07月09日
2013年07月08日
2013年06月03日
野毛のシャンソン・ライブ「旧バラ荘」。
古き良き時代の面影をいまだ持つ「野毛」。
ペリー来航による開国の場となった横濱を舞台に、
丘と緑が港まで張り出し
ブラフ云々という名前が今も残る港町の街角。
「野毛」は終戦という苦難の時代に人々が集まり
「野毛に行けば何でも手に入る」と云われた闇市時代を経て
混沌と密集が深く混ざりながら
昭和・平成と続いてきた庶民の町でもあります。
そこは歩いてもさほど時間を要しない、
決して広々とは呼べないエリアに
約600件もの呑み屋などが散在し、
他の地では見られない独特の「風情」を作り出しています。
そんな場所に流れる「音(ね)」には、
先週のバンドネオンの素朴で情緒溢れる音や
シャンソンのような人の機微を
優しく歌い上げるような音楽がとても似合います。
早、五月も過ぎ去り
6月の声を聞くこの2日は
「ローズの日」と云われる日だそうで、
「旧バラ荘」でのシャンソンが生で聴ける機会に恵まれました。
それはライブ形式のパーティー。
「HAPPY ROSE DAY PARTY」です。
http://music.geocities.jp/barairo_no_cafe/schedule/130602.happyrosedayparty.jpg
宵闇が少しずつ野毛の町を包みだし
丁度良い気温のみなと風がそっと吹き出すころ
この歴史深い野毛にシャンソンのメロディーが流れて
言葉では表すことのできない心地よさに
道行く人たちはそっと耳を傾けたのでした。
その素晴らしい臨場感をここに・・・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=SjLqu2FNDc0

http://www.youtube.com/watch?v=-KjfkaBGpdo

http://www.youtube.com/watch?v=FSerCWwauf8&feature=youtu.be












ヨコハマ・カクテル・コンペにもエントリーした
美しい薔薇のカクテル「From YOKOHAMA Tenders」。
そして特に女性に優しい兄貴のような相馬さん。笑

えっ・・・、相馬さん出すぎ・・で・・す・・か・・ね・・。

まぁまぁ、・・・良いじゃあないでぇすかぁ・・・。笑


「旧バラ荘」は女性率がとても高いのは野毛価格だけでなく敷居の低さでしょう。

あらっ、右下の私、だいぶ顔色がイっていますが・・・何か・・・、・・・。笑
2013年04月06日
ビト氏ライブ「旧バラ荘」
「春の嵐」が来るという。
日本海を東進する最強低気圧。
既に桜はその花びらを落としているけれど、
枝先には芽吹いた若葉がチラリホラリ・・・。
そんな週末、金曜日の夜。
少し早めに「旧バラ荘」に灯りが燈りました。
その夜はライブの日、
瞬く間に満席となるスタンドバーに
早めに入れたのは幸運でした。
なにしろこの日は仕事山積みで、
これはかなり遅くなりそうだなという状況の中で、
奇跡的に訪れることができたから。
当夜はビトさんのライブ。
「魂」のほとばしる時間を味わいながら
ハイボール三杯とジントニック一杯を流し込んで
「野毛時間」は深く喧騒を呑み込みながら
静かに心に染み込んでゆくのです。
















野毛は良い。気分も心も軽く徘徊する世界。貴方も、そして私も・・。
2013年03月20日
春の野毛「侘助」
この春は
季節が気持ちを
急ぎ足で追い越してゆく。
まだ心の準備も整わないのに
桜がもう咲き出しています。
二週間も早い桜の開花に
季節は冬の寒さから一気に春。
昨晩は開花を始めた桜をくぐり
野毛の「侘助」でお酒を三杯。
初めてお会いした人たちと弾む話に
最後には握手をかわして
酔い・・い、いや、
良い時間を過ごすことができました。



このコンビーフは口融けがたまらない・・。
■野毛「侘助」
http://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140102/14022308/

昔の野毛町通り。
2013年03月16日
「私立探偵 濱マイク」大回顧展
それは土曜の夜、
いつものように野毛の「旧バラ荘」の止まり木で
マスターのオリジナルのカクテル「アレックス」を
咽に流している時のこと、
丁度、長髪の男性が「第2回横浜みなと映画祭」の催し
“私立探偵 濱マイク” 大回顧展のポスターを店内に貼りに来ました。
公式サイト:http://www.ymff.net/
http://www.ymff.net/event.html
これは、“私立探偵 濱マイク”の映画3作品+TV版12話を
今日からの横浜みなと映画祭で一挙公開するものです!
横浜黄金町の 今は無き映画館・横浜日劇の2階を事務所に設定し
主人公の濱マイクを演じる永瀬正敏が
横濱・昭和の怪しく妖しい「景色」の中で
いろいろな事件に遭遇してゆく・・・、
第一作の舞台は今から約20年前の横濱です。
http://www.jackandbetty.net/cinema/detail/39/
http://www.jackandbetty.net/upload/timesheet/pdf/ymff2013.pdf
こういう「横濱」を色濃く醸したイベントに寄り添いながら
そぞろ歩く濱もまた風情と情緒に満ちています。
どうですか、あなたも横濱と「恋愛」してみませんか?







オリジナルカクテル「アレックス」はラムに牛乳。
最初、オーストラリアでバンダバーグ・ラムで作ったそうです。

2013年03月09日
野毛「侘助」。
肩が触れ合わなければすれ違えない細い路地。
夜の野毛の喧騒から少し離れた場所。
このお店の裏手にはお不動さん、
そしてその山上には横浜の総鎮守の伊勢山皇大神宮があります。
http://www.iseyama.jp/
私の祖母の家が以前そこにあり、
私は小さな頃からこの界隈で育ちました。
まだ市電やトロリーバスが走りまわり、
野毛のネオンがカラフルに夜空に瞬いていた当時、
乳母車に乗せられた私の機嫌がわるくても
そのネオンを見せると泣き止んだそうな・・・。
さて、その極々近所の静かな野毛の闇にそっと包まれた場所に
この酒処「侘助」はあります。
暖簾をくぐると程々の空間にカウンター席が六席ほど
右手には小さな囲炉裏のスペースがひとつ。
その奥の階段上にはふたりほどの場所もあるという。
さて、「侘助」ではお通しに特徴があり
この日は春をイメージされた「七品」が並びました。
このお通しは1500円程度かな・・、
お酒を呑む・・という行為には十分すぎて、
よりお酒に集中できる・・・ということでしょうか。
当日頂いたお酒はサッポロ赤ラベルから入り、
二杯目は静岡の「杉錦(生もと純米ひやおろし)」。
我慢できずに三杯目は「杉錦(生もと純米中取り原酒)」。
「杉錦」は共に絶品でした。
ぁ、ホット青みかん酒も・・・。
それから「旧バラ荘」のカウンターに伏したのは記憶の彼方に・・・。笑


お通し七品。今宵を漂うための肴です。

お通しのひとつ「蛍イカの沖づけ」。

もうね、一瞬でこんな顔になっちゃいます。笑

瑞々しさと淡いコクの「杉錦」は春の夜に美味しい。

「うす明かり」の前には懐かしい「蝿取り紙」です。

マッチも昭和の味わい。

我慢できなかった「杉錦(生もと純米中取り原酒)」。

見上げれば昭和を語る「碍子」が・・・。

炙り「じゃこ天」の香ばしさ・・・。

素朴で優しくてホクホクの卵焼き(柚子胡椒)♪♪

野毛の路地、景色は昭和へと続いているかのようです。
昨年末に放映された野毛を取り上げた「出没!アド街ック天国」。
野毛はいまだその影響を受けて
取り上げられたお店に人々は足を運んでいますが、
見渡せば野毛界隈だけでも約600軒もあるお店たち。
実は、まことに不謹慎な私の考えなのですが、
密かに「取り上げられない」ことにホッとしている場所が幾つもあります。
それは決して私個人の意地悪な気持ちからではなく、
とても勝手なことなのですが、
一週間の疲れを静かに癒してくれる
「心の隠れ家」のようなお店が
カタログ的な好奇心や
勢いと喧騒に包まれてしまうことを恐れ・心配するのです。
とまれ、野毛の夜は深く濃い。
今夜もどこかで私のような人間が、
酒場の片隅でそんな憂いを抱きしめながら酔いに身をまかせているのです・・・。
2013年03月03日
野毛徘徊「旧バラ荘」
桃の花芽がついた枝が幾本も
花屋の店頭に並ぶころ。
春一番の吹いたこの週末の夜。
野毛小路の淡い灯りに誘われて
フラリと日ノ出町の改札を抜けました。
夜風はもう春の湿度と気配を忍ばせて
三月の声を聞いたこの夜
そぞろ歩く酔客たちの足取りが
心持ち軽く見えるのは、
こういう時代にも
春のくる喜びを細(ささ)やかに感じているかのようです。
そんな夜に選んだのはこの「旧バラ荘」。
戦後間もない昭和24年に開店したお店です。
以来、いくつかの変遷を経て
現在のマスターが
その歴史残る「昭和の香り」をそのままに
BARを継承してくれています。
戦後の野毛の闇市の時代も終わり
昭和の昭和たる、
そして横濱という港町の「稀有な香り」を
色濃く残している「野毛界隈」でも
ひときわ目を引くこのお店は
単にレトロだとかノスタルジックだとかの
ひとことでは表すことのできない
心深きところを優しく擽(くすぐ)るような「懐かしさ」に満ちています。
そっとカウンターの椅子に座り
少し春冷えを感じる夜に
メープルシロップをわずかに入れた
「ホットワイン」などを口に含めば、
濱の港に停泊する船たちの霧笛も聞こえてくる。
あの目眩(めくる)めく時代の波に揺られ揺られた
「横濱の夜」がそっと耳元で囁いてくるかのような錯覚に誘われて
ふと、気がつけば「しみじみ」と酔っている
私自身がこの止まり木にいるのです。

かつてサントリーやニッカと並び、
オーシャンは日本の三大ウイスキー会社であり、
トリスバーやオーシャンバーが身近にあった昭和という時代。
あのクライスラーもオーシャンバーですね。

まずはカシスソーダとローゼスのハイボール。
既に酔いは、私を野毛の世界に誘(いざな)いつつあるのです・・。

気さくなマスターのシルエットです。

「ジワリ・・ジワリ・・・」とアルコールが回りつつあるご機嫌なひげ・・・。
まあ、まあまあ、まあ・・・、いいじゃぁないですか。笑

カシスソーダにBARの「琥珀色」が宿り、時間軸は柔らかく記憶に溶けてゆく。

そろそろ昭和との「ほどよい距離」を味わえるこの時代に
私たちはいま、目を向けて、
そこにそれぞれの経験と思いを投影することを「愉しむ人」が増えているのです。

薄暗い空間に寡黙な時間が流れる「至福」。

二杯目はボウモァを・・・。


1962年、セドリックのカタログ。



「帽子と家具のビリジアン」の美しい帽子。
http://www.viridian-shop.com/

三杯目は身と心に沁みる「ホットワイン」。これ最高です。


最寄りの京急日の出町駅ホームを流れる電車。
酔いは程よくほどほどに・・・。笑

気持ちよく酔いが回るほどに
時間は今日という一日の帳を下ろそうとする。
呑み方も、呑む面子もいろいろとあるけれど、
思い返せば基本ひとりの人生。
そのそれぞれの思いを持ち寄り
くゆり残る先客の煙草の香りを
薄く感じながら呑む酒のなんと饒舌な事よ・・・。
野毛「旧バラ荘」は不定休。
営業時間は19時を過ぎた頃~翌2時頃まで。
最寄り駅は京急日ノ出町駅かJR桜木町駅です。
もし、フラリと寄りたいときにはお店への電話をお勧めします。
「旧バラ荘」045-515-7787

2013年01月27日
野毛「旧バラ荘」
かねてより行きたかった野毛のお店、
謎めいた昭和の香り濃い「旧バラ荘」。
前夜は仕事の新年会、シャブシャブでしたたかに酔ったので、、
この夜、野毛の一軒目は久しぶりの沖縄料理の「守礼の邦」で腹を落ち着かせた後、
すぐ並びの「旧バラ荘」へ徒歩5秒。笑
このお店、お仲間の某氏の知り合いのお店で、
前回に訪ねた時はお店がお休みで入れなかったところです。
外観もお店の中も、
どこを見渡しても昭和の落ち着く景色が色濃く漂っている。
野毛の永い時間が育んできた「雰囲気」が
カウンターの薄明かりの中でゆれて
身も心もとけてゆくのです。

ライブも行える「旧バラ荘」。

先日、テレ東「まほろ駅前番外地」のロケも行われたそうです。



アラーキー撮影のJRポスターもこのお店での撮影だそうです。


あ、シメはBar「クライスラー」で・・・。

