2014年09月08日
秋風
「秋の椀」は、湯葉とオクラにしめじのお吸い物。
しっかりと出汁をとり、別に火を通した食材を盛り
三つ葉を添えます。
アップ用ではなく、早く食べたいので流しに置いての撮影です。笑
気の早い秋色の葉が枝から落ちるように
耳慣れた蝉の大合唱から
ひとつ、またひとつと、鳴き声が減ってゆきます。
まだ時々に陽射しは強い日はあっても
その風はどこか涼しさを感じさせてくれます。
今年の秋は、早く訪れるのかな・・。
それにしても、もう九月を幾日か経って、
時間の過ぎ去るのがとても速く感じるのは
重ねてきた齢のせいだろうか。
家の周りの秋の虫の寂しげな音(ね)も
ひとつ週を跨ぐごとに増えてゆき
日没の時間もだいぶ早くなりました。
綿帽子を纏った種たちが風に舞いはじめるのももうすぐ。
足早に去ってゆく今年の夏。
雨も多く、緑繁茂したこの夏。
汗を落としながら毎日通勤した夏。
ひどい風邪にやられてしまったこの夏。
そんな夏が今年の思い出とともに南に去り
涼しく爽やかな空気に包まれる
あの待ち望んでいた秋が近づいております。
これから来る季節は「澄んだ空」の季節。
空高く雲が流れ
汗もわずかな気持ち良い季節です。
もう初物の秋刀魚は頂いてしまいましたが、
秋はいろいろと食材を選ぶ愉しみがあります。
じっくりと出汁をとった温かな吸椀に何を浮かべるか
蟋蟀の鳴き声を聞きながら
迷う季節でもあるのです。
そして来月の軽井沢・・・、
仕事などの都合の関係で、まだまだ未定です。
Posted by ひげ at 20:36│Comments(0)
│横濱
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