2013年08月25日
「倍返し」
いま手元に三冊の同一著者の本があります。
いま話題のタイトル「半沢直樹」のシリーズです。
テレビドラマ化されたものを先日観て、
そのテンポの良さと
ビジネスの世界で本人が受ける理不尽なことに対する挑戦が
ある意味、小気味良くて
原作を読みたくなったのです。
バブル終了の頃に架空大手都市銀行に入行した
主人公である半沢直樹が
数々の難関といえるビジネスと人間関係に正面から立ち向かい、
そして、それを乗り越えてゆくというシリーズ・ストーリー。
マスコミは「水戸黄門的」と書くけれど
これは全然立ち位置が違うと思う。
むしろ、下から這い上がってゆく過程において
やってはならない事と
ここまではやって良いという
時と場合により変動する線引きと
内外の圧力や置かれてしまった自身の逆境からの向上を
描いている作品だと思います。
現在、文庫として二冊、
単行本として一冊、
そして第四冊目は
いま、週刊ダイヤモンドに「銀翼のイカルス」というタイトルで
掲載中のこのシリーズ。
実は、一冊目が単行本として出たのは2004年のことです。
得てして、最初はあまり売れ行きが良いとは言えなかった本が
あるときを境にベストセラーとなってゆく・・・。
これは結構、巷に存在するお話かとは思いますが、
「半沢直樹シリーズ」は、公証累計150万部突破という
いまとても読まれている本。
既に、各界では「なぜ売れているのか・・」という分析に
忙しく動いているようです。
http://hon.bunshun.jp/sp/hanzawa
書籍タイトルはテレビドラマの「半沢直樹」ではなく以下です。
①「オレたちバブル入行組
②「オレたち花のバブル組」
③「ロスジェネの逆襲」
④「銀翼のイカルス」(週刊ダイヤモンド掲載中)
さて、手元にある重松清の「きみ去りしのち」と、
どちらを先に読もうかなぁ・・。
Posted by ひげ at 11:01│Comments(0)
│読書
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