2011年04月02日
『この春・・』について、
この大災害からまだ三週間。
巡る季節は変らぬ春を告げているかのようです。
こんなに・・・、
こんなに心の重い「春」が来るとは思いませんでした。
それはけっして「対岸の火事」でも
「自分とは関係の無い」ことでもありません。
何人もの知り合いや親類が現地や近隣にいて、
いまだ災害は継続しているし、
原発の危機的状況は関係者の方達の努力を越えて
依然、タイトロープのようです。
麗らかな春を受け止めながら、
この未曾有の災難に対して、
心をくだき、思いをつなげ続けること、
それがいま私たちにできることなのかもしれません。
災害はいまも直接的に、そしてこれからも間接的に、
私たちにいろいろな意味で降りかかって来ることなのですから・・・。
「からっぽの木」のすぐ脇のソメイヨシノも開花が始まりました。
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南側の坂道の桜も開花が始まりました。
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清水ヶ丘公園プール前のヨコハマヒザクラ(横浜緋桜)も咲き始めました。
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なんと今日(4月2日)はナミアゲハの雌が羽を休めていました。
春型なのでギフチョウほどの小ささ・・・。
まだ早春の気温、その羽に陽射しの暖かさをしっかりと受け止めるかのようです。
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モンシロチョウだけでなくキタテハも羽を休めていました。
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学名:Eurema hecabe、キチョウも三頭ほど見かけました。
でも、今年ほど心に影を落とす春は、
いまだ経験しておりません・・・。
それでも大自然の営みは巡ってまいります。
いままで当たり前に何事も意識せず、
不安も感じずに過ごしてきた毎日。
あの有り難さをいま噛みしめている
今日この頃なのです。
Posted by ひげ at 14:36│Comments(0)
│からっぽの木
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