2010年01月12日

「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン」




愉しみにしている写真展。

『木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン』が

東京都写真美術館で開催中です。

仕事柄、招待券を貰いましたので

以前より木村伊兵衛のコミュに席を置いているため、

これは外せないっ!!と、

思いながらもあとひと月を切ってしまいました。

期間は2009年11月28日から、

2010年2月7日の日曜まで・・。

木村伊兵衛のスナップ撮影は、

撮影される者が気づかないうちに何気なく撮影して、

それがとても素晴らしい芸術性と時代考証に優れる

戦前から戦後にまたがり活躍しました稀有な写真家で、

以前から気になっていた写真家のひとりでもあります。





「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン」



http://fujihige.dyndns.org/2009NEW/20100112_001.jpg





木村伊兵衛の「秋田おばこ」はその傑作のひとつ。

昭和28年8月のお盆の頃に撮影されたこのフォトグラフは、

今尚、写真の素晴らしさ・・・、

それは機材や派手な演出、

そしてデジタル的処理よりも

根源的に大切なことがあることを

素朴で意志をもった被写体をもって

強く私達に強く教えてくれます。





「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン」









写真とは、今この瞬間を写しとめるだけでなく、

その時刻、その天候、

その場所の雰囲気や

その季節、その時代を知らず知らずの間に記録している・・。

それは自身の記憶の収納である一方で、

「意識の範囲を超えて」、

もっと広い意味での「何か」を切り取っているのかもしれません。







●『木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン』

http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/091223/art0912230846001-n1.htm











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Posted by ひげ at 22:25│Comments(4)写真展
この記事へのコメント
僕も早く行かなければと、思ったまま、本当にもう1ヶ月しかないですね、今月中に行きたいと思っています。
Posted by yosio at 2010年01月13日 00:09
”ガラスが割れたり、人が倒れたりする、物理的な瞬間を指すわけではない。外界の現実と写真家の内面が出合う瞬間がある、何の変哲もないものにもそういう瞬間が見つかる。”私はこの記事の言葉に深く共感しました。スナップ写真の名手が国境を越えてこの写真展に集ったのですね。私も見に行きたいと思います。
Posted by kaneda at 2010年01月13日 12:38
yosioさん、こんばんは。

このお正月は穏やかな晴天が多かったですが、
このところ数日、ありがたいことに湿気を含むお天気ですね。
そう、インフルの繁殖は湿度に押さえられるそうですから・・。


「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン」展。
この写真展、いつ行けるのかまだ調整中ですが、
もし、会場でひげを見かけましたら、
お声をかけてください!!笑

今年はいままで以上に写真撮影を初心に戻って
愉しみながら入れ込んでみたいと思っております。
どうぞよろしくお願い致しますっ!
Posted by ひげひげ at 2010年01月13日 21:18
kanedaさん、こんばんは。

アートな分野や文学だけでなく、
多方面にわたり「解釈」は自由だと昔からの謂がありますから、
この写真展を味わってきたいと思っておるのです。

さて、どんな感動に出会えるのでしょうか。ワクワク
Posted by ひげひげ at 2010年01月13日 21:46
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