2008年09月21日

散歩の「絵」について


 


このブログから「お気に入り」に登録させて頂いております

「トモヤんさん」の「横浜トイカメラ散歩」のブログ、

そのトモヤんさんのもう一つのとても雰囲気の良いブログ、

それは横浜をイラストで描き尽す『横浜イラスト散歩』。

http://tomoyan2.hama1.jp/

そのイラストに触発されまして、

昨日来、更に二枚の画像をイラスト作品風に加工してみました。




フォトショの機能を使っての加工です。

本来の画像では細かいディテールや五月蝿い余計なものも正確に写ってしまい、

主題の焦点がはっきりとしなくなる嫌いがありましたが、

この加工によって、よりイメージに近い雰囲気が表現できる場合があります。



但し、もともとの画像には加工しやすいものと、

加工には適さないものがありますから、

撮影時にそのことを踏まえて撮影する必要があることが勉強できました。



これはこれからの「表現手法」の一形態として面白いと思います。

つまり従来「加工」はある種の邪道の域を含んでいたのですが、

邪道からを作品へと「昇華」させる可能性が見えた・・・

ということかもしれません。


今後、自分の歩幅での表現の幅が広がった思いが致します。






●一枚目は横濱「山手」のフェリス女学院向いの蔦の家です。


散歩の「絵」について


http://fujihige.dyndns.org/2008NEW/20051029_001.jpg





●二枚目は鎌倉「下馬」の江ノ電踏切待ちです。


散歩の「絵」について


http://fujihige.dyndns.org/2008NEW/20051030_001.jpg





Posted by ひげ at 10:15│Comments(6)作品
この記事へのコメント
こんにちは♪ ひげさん

今日は、横浜も雨模様でしょう?!
「画像加工」は、たしかに邪道の域という方もいるかもしれませんね。
こだわりがあって、より完璧さを求めてひとつの作品として仕上げるならば、
それはそれで素晴らしいものです。
逆に、ありのままの自然体を表現したいのであれば、それもまた美しいもの・・・
ひげさんの今回の画像を拝見していると、かつて「ハートカクテル」で
大ブレイクしたエッセイストのわたせ せいぞうさんを思い浮かべます。
ピュアで美しい大人の世界を演出してくれる彼の作品は、
今も私の心に残ってます。
Posted by takakotakako at 2008年09月21日 12:35
お久しぶりです、コメントありがとうございます。

山手のあのお宅は…
誰もいないときは良いのですが…実はファッション雑誌の撮影に使われる場所で、写真を撮っているのを見つかると、ひどく注意をうける場所ですね(笑)

non・no 他 若い子向けのファッション雑誌では良く平日に撮影しているので、遠巻きに見たりしますが、実は私もここは好きな場所で、必ずチェックしています♪
ですが、「私たちが借りてる場所ですから、勝手に撮らないでください」と、お友達ブロガーさんが注意を受けたという話ですから、こっそり(笑)が良さそうです。
でも…ひげさんのお写真の方が雑誌よりずっとずっとすてき♪内緒ですよ(笑)
Posted by Stacie at 2008年09月21日 17:57
おもしろいですね〜。確かにフォトショップを使っての加工は「邪道」という考えもあるかと思うのですが、加工の域を超えて創造・創作となっているものは確かに「表現手法」ですよね。実際、この作品はひげさんの頭の中の景色ですよね。撮影場所のセレクトから構図まで、すごく魅力あります。
Posted by トモヤん at 2008年09月21日 18:21
takakoさん、こんばんは!

「画像加工=邪道」という意味は、自分のコダワリに対して・・
ということを多分に含んでおります。

人それぞれに感じ方・考え方があるので、
あまりそれに左右されてしまうと心の弱いひげは不安になってしまうので、
あくまでも自分のコダワリに対する「潔さ」の点でのお話でございます。

takakoさんのおっしゃられるように、
こだわりの「手法」から作品が生まれ、
一方で、ピュアな感性で感じたままの表現にも深い価値と意味がある・・。

まさにその通りだと常々思っております。


わたせせいぞう氏の「絵」の雰囲気。
昔からひげはとても好きです。
正にハートカクテルな世界・・・。

http://seizo-watase.com/hpgen/HPB/index.html
Posted by ひげひげ at 2008年09月22日 21:54
Stacieさん、どもですっ!!

今日、ひげは仕事でしたが喘息も幾分治まっております。
明日は何をしようかな・・・。笑

あのお家は、休日にひげが通りかかるとホントいつも誰かしらがカメラで
撮影しているくらい被写体として良いロケーションですね。

三十年前には、山手界隈もああいうお家が沢山ありました。
当時、一生懸命バイトして手に入れましたペンタックスという一眼レフで
撮影してまわっておりました。(その多くのネガはカビにやられていまは無いですが・・)

そんな山手界隈でさえ、古い洋館はここ二十年ほどでたくさん消えて行きました。
でもStacieさんが撮影されている画像や多くの方たちが手にされているデジカメの画像。
あと数十年したらまたひとつ貴重なものになるのでしょうね。

このhama1の仲間たちの「思いのこもった画像やイラスト・絵たち」。
これからの膨大な時間の経過を経て将来、
いったいどんな人たちがどんな思いで見つめてくださるのか・・・。

そんな思いでシャッターを押すと、また一つ夢が広がる思いがするのです。
Posted by ひげひげ at 2008年09月22日 22:08
トモヤんさん、こんばんは!

一線で活躍されているプロのトモヤんさんにそうおっしゃっていただくと
ひげはとても励みになります。


テンペラ画や油絵、その絵には主体となるテーマと切り口、
素描・デッサンのもとに感性にトリミングされたレイアウト。
そしてデッサン力と色彩感覚、筆のタッチだけでなく
混ぜ合わせることにより必ずしも中間の色味の出ない絵の具の特性。
そんな数々の技術と知識とセンスに裏打ちされて仕上げられた
画家としての立場からは宝珠と思われる「渾身の絵」。
その全てはその時々の「ツール」をいかに使いこなし、
自己の独自表現を描き表すか・・ということだったのかもしれません。

でも、その絵を観る者にとっては「過程」よりも「仕上がりから受ける印象」が
第一に・・・。そういう絵画の長い永い歴史がありました。


さて現代のPCの世界、アプリの中にあるフィルターとレイヤー、機能を駆使することで、
短時間で先人たちの努力の上前をはねるくらいの「結果」が得られる時代がもうすぐそこに来ている感があります。

そういう意味での「加工」は、はたして「表現手法」と昇華するのであろうか・
・・、という意味での「邪道云々」はいままでも、これからもひとつの懸案にな
るかと思うのです・・。あるいは簡単に加工できるという広がりの中で、
より高度な感性表現が重要となるのかもしれません・・・、・・・。


すいません、ひげは少し疲れているのかもしれませんね。笑
これからもフラフラと漂うような不確かな迷いを繰り返していくとは思いますが、どうぞよろしくでございます。
Posted by ひげひげ at 2008年09月22日 22:38
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