2014年05月17日

濱の夜の匂い

 


 

















ライトアップされた横濱・山手の十番館は夜空に美しい。























十番館前の道は午後八時を過ぎれば静かで車もまばらです。












GWも遠く記憶を過ぎて、



もう春ではない陽射しも一段と力強くなり



若葉も伸び伸びとしながら新緑の緑を増してまいりました。





その初々しい季節も



やがて酷暑の夏へと移ろってゆくわけですが、



その束の間の爽やかな季節を



身体に十分に吸い込んで



最近はリフレッシュしたいと強く思うようになりました。






先日までの寒さの季節。



この冬はいつもは細部までハッキリと観える



「南大田四丁目公園」からの富士山が



何故かずっと霞んでおりました。



ですからこの冬は富士山を撮影した画像はありません。







さて、このところ、あまり出歩かずに



パターン化した毎日を過ごすことが多いのですが、



齢によるせいか、アレをしたいコレが欲しいとか・・、



最近の私は、すっかりと「欲」が消えてしまったように思います。



まあ、精々、料理にひと工夫して舌鼓を打つくらいかな・・。



それでもまあ、その程度でもすごく満足感いっぱいになってしまうのです。



お酒の量も減り、ビーカブの走行距離も伸びず



只、新緑の木々の木漏れ陽の下でニコニコしている・・。



それが良いことなのか何なのかはわかりませんが、



このまま消えてしまっても何の不思議も違和感もない・・。笑







無理も無茶もせずに、



休日の午睡を友として



寝室である和室の窓を少しだけ開けて



部屋に降りて来る新緑越しの光に目を瞬かせ



枕元にある読書中の本に



眠気を感じたら栞を挟み、



テレビを点けるでもなく予定を入れるでもなく



実に穏やかに、そして静かに暮らす。



そういう人に、私は成りつつあるようです。



賢治のように下に畑は持っておりませんが・・・。笑






さて、最近考えるのですが、人の欲って何だろう・・・。



周りと比べられないもの、



比べるべきでないものを無理に比較したり、



物質的に不可能なものを追い求めたり、



そこに無理と無茶が生まれて自身のストレスや破綻を誘ったり



体調を崩して立ち直れなくなったり・・・。



そんな遠方にある事柄を求めて無理をするよりは、



誰にでも可能な「精神的」な安定と向上を求め、



いや、言葉が適切ではないな・・・。



言い直せば、



『そのモノの価値を等倍に理解できる』ようになり、



そこに幸福感を味わえるようになったほうが、



遥かに間口も広いですし、ペースも自由に確保できるように思います。



心の中なんて他人のモノと比較も出来ないし、



身体ひとつあれば持ち歩けるし・・(マジであの世まで持っていける)、



こんなにいま、私に必要とされているものは無いのではないだろうか・・。



何かに遭遇したときにも



欲に惑わされずにしっかりと判断できるであろうし、



それこそ使い古された言葉だけれどお金で買えないものだし・・・。






まぁ、あまり難しいことは考えずに、



極力、プレッシャーから距離をおけるように、



そこに愉しみを見つけられるように



明日の朝をストレスなく迎えられるように眠る・・・。



そのことに尽きるように思うのです。

























大桟橋の明かりは海外に多いセピア色です。











海外のとっても大きな客船で入港する人たちに配慮しているのかな・・・。











赤煉瓦前の道路も同じ街灯色です。































それにしましても、夜の散歩に良い季節になってまいりましたね。













  

Posted by ひげ at 22:30Comments(0)横浜夜景