2013年12月19日

『優しい気持ちをマ・ナ・ブ・タ・メ』。


















K-TANAKAさんよりご質問を頂きましたので、


これを機会に私自身の頭の中を整理してみます。




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ご質問「本を何処で探すか・・」。


これはあくまでも私の方法なのですが、




1.「解説目録」で探す。------------------------------------------


各出版社では年度毎に自社が出版する「解説目録」を発行しています。
この解説目録は著者別・書名別の索引が必ず付いていて、
各書名にはその本の要旨が簡単にまとめられています。
このアブストラクト(要旨)を読み、共感を覚える作品・作者であれば
心引かれて書店に注文します。
尚、解説目録は書店に常備されていますが、
私は注文量が多いので各出版社の解説目録を書店から貰っております。



2.書籍の投げ込みチラシで探す。----------------------------------

文庫本にはたいてい投げ込みチラシが入っており
そこにその月のお薦めの本が要旨を添えてあります。
これは二つ折りから五つ折りなど様々ですが、
お薦め情報は出版社一押しなので重宝するのです。



3.雑誌の書評・広告などから探す。--------------------------------

男性誌・女性誌などには、数は少ないですが書評欄のようなものがあり、
カバー・表紙の装丁と同時に書名・要旨・書評がまとめられています。
偶々購入した雑誌も本を探す手立てとなります。
また、「ダ・ヴィンチ」など本を紹介する雑誌もあります。
この系統の雑誌は一冊丸々が本の情報です。
当然、間口も広いので気に入った特集などをヒントにします。



4.ネットで探す。------------------------------------------------

アマゾンなどで本を注文する時に最近では必ず、
「この本を注文した人はこんな本も・・・」と、
便乗して本が出てきます。
これ、実はかなり有用な情報です。
同じような読書感の本や、似たような心象を受ける本などが
見つかることが多いのです。
本をネットで注文するときに周りの情報に注意いたします。



5.ネットで「特定の言葉」を使って探す。--------------------------

ネット上で「爽快な読書感 本」など任意のキーワードを使って探します。
大抵、一回の検索では出会いませんから、何度でもしつっこく検索し、
あちらこちらにジャンプしてみます。特にキーワードを複数入れて検索。
これと思う本を見つけたら要旨を確認します。



6.mixなどのコミュニティに入って探す。---------------------------

お気に入りの作家や作品などのコミュに入りますと、
新刊が出た場合、早々に書き込みがあります。
最初に単行本、そして暫くしてから文庫本。
単行本は本としての装丁が良く大きいので飾ることを考えれば単行本。
それに対して文庫本はポケットサイズで価格も安いので
単行本より約一年遅れても安く小さい文庫本もお薦めです。
但し、単行本の後に必ず文庫本が出るとは限りません。
また、文庫本は単行本に加筆・修正されたり、
収録される複数のタイトルが異なる場合もあります。
そして、「第1刷」と「第N刷」のカバーのデザインが
替わることもあります。



7.本屋さんにキープしてもらう。----------------------------------

馴染みの本屋さんに好きな作家の小説を
全て「取り置き」しておいてもらいます。
私の場合たとえば「喜多嶋隆」だとか・・・。
これにより買いもれが防げます。
なぜこの方法を取るかといえば、
作家によりまして刷り部数が少ない作家がいます。
すぐに絶版となってしまうから本屋さんの段階でキープです。



8.知り合いのブログに書かれた情報--------------------------------

ブログは、それを日々書く人の「性格」が現れます。
自分の共感を呼び覚まし、愉しめる人の情報を大切にするのです。
ただ、私のように雑読家の情報は、
皆さんご自分で十二分に吟味してくださいね。



9.本の巻末広告から探す------------------------------------------

文庫本など巻末には同じ作家を含む文庫本の出版社広告があります。
ある程度吟味されている情報で要旨も載っています。
私は必ず読了後、そこに目を通します。



10.書店の地域性を活用する。-------------------------------------

小売の書店は、長年その地域で商売をしていますから、
その土地の歴史などにかかわる少数発行の出版物が並べられて
そのお店の特色をだしていることが多いです。
たとえば私の住む近くの書店では「横浜市の昭和」であるとか、
http://fujihige11.hama1.jp/d2012-03-21.html
南区の70周年を記念した写真集
「写真で見る 南区がたどった70年の軌跡」なども購入しました。
http://www.city.yokohama.lg.jp/minami/kusei70th/70th0107.html
他の場所では手に取ることが出来ないことが多いので
中を確認してから買いたい種類の本はこういう買い方もあります。






http://www.city.yokohama.lg.jp/minami/kusei70th/upimg/syashinntenn-1.pdf


11.謎のデータベースを活用する。---------------------------------

これは、私の勤める会社のDB。
大抵のネットにはその情報を仕事として提供しているので、
皆さんは知らないうちに利用しています。笑
それを利用します。
あえて名前は出しませんが必ずご利用されています。



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ざっとですが、思いつくままに順不同に書いてみました。

上記は全て「書籍」を探すことについての

私成りの手立ての一部分です。

改めて書きとめますと本屋さんの店頭で目に付いて購入・・・

というパターンは私の場合には少ないことがわかります。



本来、本屋さんには全ての書籍があるわけではなく

刊行してから数ヶ月~半年程度で店頭から一度消えます。

これは版元が取次ぎを通して本屋さんに委託販売の形をとっていて

その委託期間で一度清算する制度のためです。

ですから、いつでも購入できるわけではなく

寧ろ「本」は生ものと思った方がわかりやすいかもしれません。



例外として「永遠の0」など刊行から数年かかって売れ出して

版を重ねてベストセラーになるものなどは

書店も売れ筋として常に店頭に長期間並びます。

それも目立つよう本棚ではなく「平積み」することもあります。



私たちが「本」に何かを求めて探すと同時に、

本の方でも私たちに出合うタイミングを待っています。

上記の複数の方法は、その出会いのチャンスを

なるべく多くの機会として捕まえるための知恵だと思います。



尚、本を書店で取り寄せる場合に必要な情報ですが、

書名・著者名・出版社名は最低必要です。

ISBNナンバーを告げればまず間違いは起こりません。

オーダー前に時間を掛けて探し、注文はスマートにが理想です。笑



さて上記は紙媒体ですが、他にネット小説というものがあります。

無料で読めるものもあれば、有料のネット小説もあります。

こちらの情報は機会があればアップさせていただきます。






  

Posted by ひげ at 20:01Comments(2)読書