2013年03月20日

「BAR 探偵」








永い時間の経年変化によって


人の生活や歩みの「証」を留(とど)める建物たちがあります。









新しく建て直したり


すべてを取り払って改装したりすれば


見た目は綺麗な家やお店ができます。


でも、時代の波を乗り越えてきた「風情」は


短時間では到底作ることはできません。




そんな味わいある建物たち


時間に磨かれてきた家たちが


最近ではどんどんと取り壊されています。


横濱の地でとても、


とても永い時間を


耐えて磨かれてきた味わいのある建築物たちは、


確かにそのままでは


現代の耐震基準などを満たすことはできないかもしれないけれど、


あまりにも建築時点の「今」が綺麗で美しいことにのみ価値の多くを置き


住む人の心も、


それを優先・納得されているようにも思えます。


結果、日本のどこの街もどんどんと同じ景色になっているのです。






うまく言葉にはできませんが、


たとえば「クルマ」なども同様で、


新しいことが最優先され


永い間使われ、磨かれることを顧みないように思うのです。


出来上がった時点ではまだ「完成形」ではない。


使い込まれ、あたりがつき、


人の生活や趣味との程好いバランスが継承されて


はじめてその人色に味わいが出てくる。


そんなクルマが走る町並みは「景色」がきっと違うはず。








短期間に建て替えたり買い換えたりすることに


最初からその価値基準を置いて


それを人は産業の活性化と言い産業構造もそれに伴って構築して


少しでも大切に永く使おうとすると


事業者は「仕事がない。不況だ。」と云う・・。


はたして、そういうことがバランスのとれた


理想的な社会なのか最近とても疑問に思うのです。





さて、横濱では横浜市空き店舗活用認定事業として


空いている古い建築物をなるべく既存状態のままに


再生活用する制度があるようです。


http://www.city.yokohama.lg.jp/keizai/shogyo/syouten/akiten.html






その制度を活用したアートユニット「nitehi works」(中区若葉町)に今回、


ひげのブログに前述しました「私立探偵 濱マイク」大回顧展の


イベントのひとつ『BAR 探偵』が京都から出張展開していました。




当初は月曜夜に訪ねる予定でしたが、


生憎の春の嵐のために


火曜夜に「野毛の侘助」経由で足を運んでみました。



http://www.jackandbetty.net/upload/timesheet/pdf/ymff2013.pdf











































































































































































■「nitehi works」
http://www.nitehi.jp/


■『BAR 探偵』
http://bartantei.blogspot.jp/
http://tabelog.com/kyoto/A2603/A260302/26007641/



















































 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
  


Posted by ひげ at 09:52Comments(0)横濱

2013年03月20日

春の野毛「侘助」









この春は


季節が気持ちを


急ぎ足で追い越してゆく。





 
 


まだ心の準備も整わないのに




桜がもう咲き出しています。




二週間も早い桜の開花に




季節は冬の寒さから一気に春。





昨晩は開花を始めた桜をくぐり




野毛の「侘助」でお酒を三杯。




初めてお会いした人たちと弾む話に




最後には握手をかわして




酔い・・い、いや、




良い時間を過ごすことができました。















































このコンビーフは口融けがたまらない・・。














■野毛「侘助」
http://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140102/14022308/

















昔の野毛町通り。










 
 
 
  


Posted by ひげ at 08:07Comments(0)野毛